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沖縄の交通系ICカード「OKICA」新デザイン発表会。花笠マハエ、マハ朗を採用

6月1日発売。ゆいレール、路線バスで利用可能

2018年6月1日 発売

ゆいレールなどで使える沖縄の交通系ICカードの新デザインが登場

 沖縄ICカードとOCVB(沖縄観光コンベンションビューロー)は、沖縄の交通系ICカード「OKICA(オキカ)」の新デザインカードを6月1日より発売する。その発売に先立ち、5月23日に両者合同で記者発表を行なった。

 OKICAは、2014年10月20日に沖縄都市モノレール(愛称:ゆいレール)で利用を開始し、2015年4月27日からは県内の路線バスでも使えるようになった沖縄県独自のICカード。2018年3月末までに25万7000枚を発行しておるり、2020年3月末には45万枚の発行を目標としている。

記者発表には、沖縄ICカード、沖縄観光コンベンションビューローの各代表とともに、沖縄観光PRキャラクターの花笠マハエ、マハ朗も出席した

 沖縄ICカード 代表取締役社長の仲吉良次氏は、「ゆいレールでは50%、路線バスでは60%の乗客にOKICAを利用していただいている。沖縄独自のICカードということで、人気キャラクターの花笠マハエちゃん、マハ朗くんとのコラボによって、より多くのお客さまに利用していただきたいと思っている」とあいさつした。

 また、デザインリニューアルの経緯について、「利用開始から4年あまりが経った。OKICAの利用ガイドにマハエちゃんを起用しており人気が高いことから、さらに認知度を上げていきたいという思いでカード自体にもマハエちゃんを、また新キャラクターのマハ朗くんとコンビでOKICAを盛り上げていきたいと、採用させていただいた」と説明。

沖縄ICカード株式会社 代表取締役社長 仲吉良次氏

 OCVB 会長の平良朝敬氏は、「OKICAは沖縄県民はもとより、国内外からのお客さまからのニーズも高まっている。沖縄県は、来県者の二次交通の利便性向上、利用促進が課題となっていることから、マハエ、マハ朗が起用されることで沖縄観光の普及に貢献できればと期待する」とあいさつした。

一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー 会長 平良朝敬氏

 新デザインは、花笠マハエちゃんが披露。デザインを手掛けた旭堂 企画デザイン部の嘉陽田ひろこ氏は、「沖縄の太陽のもとで、ハイビスカスと遊ぶマハエちゃんとマハ朗くんをイメージした。おみやげとして買ってもらえる機会が増えることも期待したい」とデザインについて説明した。

 太陽部分が大きく取られているのは、定期券として利用する場合の印字が見えやすくするためだという。

新デザインOKICAの拡大版をお披露目する花笠マハエちゃん
デザインコンセプトを説明する株式会社旭堂 企画デザイン部の嘉陽田ひろこ氏
デザインはコンペで決定したため、デザイン採用の表彰式も行なわれた

 新デザインOKICAは、6月1日にゆいレール各駅、各バス営業所で発売し、6月中旬には県内ファミリーマートでも発売する予定。現行のOKICAも引き続き利用可能。新デザインカードに切り替えたい場合は、現行カードを払い戻ししたのち、新カードを新規購入することとなる(払い戻しには交通機関の手数料がかかる)。

 今後の展望について仲吉社長は、「沖縄県はリピーターが多く、OKICAを利用していただいている方も多い。今後は買い物の決済などにも利用範囲を拡大していきたい。沖縄ではOKICAを持っていれば小銭がいらないという場面を広げていきたい」とインタビューに答えてくれた。

全員揃って記念撮影