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ゆいレール、改札機で直接「Alipay」を利用できるサービスの実証実験。6月22日から

オリックスやTISら6社が共同実施

2018年6月22日 実施

ゆいレールで中国の決済サービス「Alipay」を、改札機で直接利用する実証実験が行なわれる(ゆいレールのWebサイトより)

 那覇市でゆいレールを運行する沖縄都市モノレールほか6社は、中国の電子決済サービス「Alipay」を、鉄道改札機で直接利用できるサービス実現に向けた実証実験を6月22日に開始する。

 参画するのは、ゆいレールの運行会社である沖縄都市モノレールのほか、国内でAlipayのアクワイアラ(加盟店の獲得を担う企業)であるオリックス、決済中継センターの構築などを担うTIS、決済サービスを含む日本法人としての管理業務を担うアント フィナンシャル ジャパン、改札機ベンダーの日本信号、サーバーと決済アプリケーションのソフトウェアフレームワークの提供/運用を行なうQUADRACの6社。

 鉄道改札機で海外の電子決済サービスを直接利用するのは日本で初めての試み。中国人の訪日観光客数増加を受けてのもので、中国人の利用者が多いAlipayを改札機で直接利用できる体制を整えることで、中国人旅客の交通利便性向上を目指す。

「Alipay」を利用した鉄道改札機決済の流れ