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エアバス A350-900型機が12月からルフトハンザの羽田~ミュンヘン線に就航
最新仕様のビジネスクラスなど機内を公開
2017年12月3日 00:00
- 2017年12月1日(日本発便は12月2日) 就航
ルフトハンザ ドイツ航空は12月1日、羽田~ミュンヘン線にエアバス A350-900型機を導入。ミュンヘンを出発した初便、LH714便が12月2日に羽田空港へ到着した。
折り返しの日本初便、LH715便の出発前には就航記念セレモニーが国際線ターミナル106番ゲート前で開催されたほか、報道向けにエアバス A350-900型機の機内が公開された。
ルフトハンザ ドイツ航空のエアバス A350-900型機
全長: 66.8m
全幅: 64.75m
全高: 17.05m
翼面: 443m 2
離陸重量: 268トン
巡航速度: 850km/h
搭載エンジン: ロールスロイス「Trent XWB-84」×2基
ルフトハンザ ドイツ航空が運航する羽田~ミュンヘン直行便
LH715便: 羽田(12時45分)発~ミュンヘン(16時55分)着、毎日運航
LH714便: ミュンヘン(15時15分)発~羽田(翌10時55分)着、毎日運航
ルフトハンザのエアバス A350-900型機は、ビジネスクラス48席、プレミアムエコノミークラス21席、エコノミークラス224席の計293席という構成。同社にとってエアバス A350-900型機の導入は、この東京路線が世界で6番目、北アジアでは北京に続く2番目の就航となる。
セレモニーでルフトハンザ ドイツ航空 日本・韓国支社長兼スイス インターナショナル エアラインズ 日本・韓国地区社長のドナルド・ブンケンブルク氏は、「欧州系エアラインのなかで初めてルフトハンザが、エアバス A350-900型機を羽田空港に就航する記念すべき日です」と挨拶。
エアバス A350-900型機はこれまで同路線で運航していたA340型機と比較して、ジェット燃料(ケロシン)の消費量と二酸化炭素排出量を約25%削減。騒音レベルも約50%低減しており、「これから搭乗される皆さんも、この静粛性の素晴らしさをお分かりいただけると思います」と新型機の性能を紹介した。
続いて来賓を代表して、国土交通省 東京航空局 東京国際空港長 今込毅氏が登壇し、「エアバス A350-900型機の日本における最初の就航地に羽田空港を選んでくださったことを光栄に思います」と挨拶。
そして自身が航空管制官出身であることに触れ、航空管制官の目で見ると、「エアバス A350-900型機は離陸時の上昇性能が高く感じられ、着陸時のブレーキの利きがよく、管制官からしたら非常にありがたい機材」と新型機を称賛。現在110便を超える国際定期便が発着し、2020年に向けてはさらに50便が増える計画があるなかで、「狭い空域の羽田空港に、この高性能な機材が就航することは大変ありがたいことです」と語り、祝辞を終えた。
続いて就航を記念したケーキカットが行なわれ、LH715便の乗客には記念品としてエコバッグが配られた。満席となったLH715便は12時44分にミュンヘンへ向けて出発した。