若林直樹のトラベルフォトギャラリー

春を待つ戦場ヶ原(栃木県)

 戦場ヶ原は奥日光に広がる400haもの面積がある湿原だ。大昔は湖だったところが湿原になり、隣接する小田代ヶ原とともに乾燥化が進み、草原への遷移期でもある。しかしながら現在も湿原や森、川、そして湧水と、自然豊かな場所で多くの水鳥の生息地にもなっており、国際的にも重要な湿地としてラムサール条約に登録されている。

 今回は戦場ヶ原玄関口でもある赤沼から小田代ヶ原、戦場ヶ原の遊歩道を散策してみた。ここはいくつものコースがあるので自分に合ったコースを歩ける。

 標高は1400mあるため、春は遅くまだ雪が残っている。整備されている道や木道にも雪や凍った場所もあり、スノートレーニングシューズや簡易アイゼンなどの滑り止めが必要だ。アップダウンも緩やかなのでのんびり歩いて行ける。

 途中には動物の足跡や糞もあり、遠くに鹿を見ることもある。川には水鳥がいたりとのんびり癒される場所だ。春になれば多種多様な高山植物が芽吹き花をつけるという。その時期に行くのも楽しそうだ。

 アクセスは、クルマなら日光宇都宮道路 清滝ICから約35分。赤沼駐車場のすぐ目の前が山道の入口だ。

 電車ではJR日光線・東武日光線の日光駅からバスで約65分。トレッキングの場合は赤沼バス停でおり、赤沼自然情報センターでコースや情報を仕入れてから出発するとよい。

 ここは四季を通して楽しめる場所だ。雄大な自然にどっぷり浸かってから近くの湯元温泉に入る。そんな至福のひとときをぜひ味わってみてはいかがだろうか。

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若林直樹(STUDIO海童)

元雑誌や広告などのカメラマンだが、現在は風景や動物などを被写体にしている。海外は25か国、国内はほとんどの都道府県を回ったが、まだまだ訪れたい場所はたくさんある。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在歴代11匹目になる子と暮らしている。
Webサイトはhttp://kaido.sub.jp/