旅レポ
幻想的な光の祭典や地元の人気観光地、グルメを満喫。初めての台南、台北旅(その1)
「2018 台湾フェスティバル in 嘉義」編
2018年3月30日 00:00
3月1日~3日にかけて、台湾観光局が主催した台南と台北を紹介するプレスツアーに参加した。台湾でも最多の参観者数を誇るイベントや地元でも人気の観光地を、初めての台湾旅となる記者が巡ってきたので、紹介したい。
今回は、台湾が国を挙げて開催する光の祭典「2018 台湾フェスティバル in 嘉義」をレポートしていく。
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まるで巨大なテーマパーク「台湾ランタンフェスティバル」
数ある台湾のイベントのなかでも、最大規模の祭りとして知られる「台湾ランタンフェスティバル」。毎年、元宵節(げんしょうせつ:旧暦の1月15日)の時期に台湾国内の選定地で行なわれており、2018年は嘉義県で3月2日~11日まで開催した。
嘉義県は台湾南部に位置する県で、北回帰線(北緯23.5度)が通るエリアとして有名だ。29回目となった今回は展示エリアも50ヘクタールと過去最大規模で、隣接する国立故宮博物館南部院も会場となっていた。
2018年は「水、陸、空」をテーマに、地元の小学生が作ったものから、伝統を受け継ぐ専門のランタン職人が作ったものまで、大小合わせて5000個以上を展示。最新のハイテク技術を取り入れレーザー照射の演出を行なうなど、会場はカラフルな光に包まれた巨大なテーマパークのようだった。
なかでも、台湾ランタンフェスティバルのシンボルであるメインランタン「忠義天成」やサブランタンは、目を引く存在感だ。メインランタンは毎年干支にちなんだものが作られており、2018年は、阿里山の山頂に立つ子供と台湾犬のデザインが採用されている。
5つのエリアに分かれた会場では、宗教的なものや、アニメのキャラクターなど多彩なテーマのランタンが並ぶなか、日本をPRするランタンも展示されていたので、写真で紹介する。
国立故宮博物館南部院周辺では、岐阜県美濃市の和紙を使って繊細に作られたランタンを展示。和紙の柔らかな光がとても印象的な作品の数々をお届けする。
前述のとおり、会場はとても広いので、訪れる際は最初に地図を確認してから回るのがお勧め。毎年異なる都市で開催するため2度と同じ展示はなく、毎回新しい感動が得られるのも魅力の一つだ。なお、毎年日本語の特設Webサイトが開設されるので、そこで情報を手に入れることができる。
30回目を迎える2019年は、台湾南部の屏東県大鵬湾で開催する。