旅レポ
幻想的な光の祭典や地元の人気観光地、グルメを満喫。初めての台南、台北旅(その2)
癒しの緑のトンネルと、絶品豆花に舌鼓 編
2018年3月31日 00:00
3月1日~3日にかけて、台湾観光局が主催した台南と台北を紹介するプレスツアーに参加して、台湾で有名な光の祭典「台湾ランタンフェスティバル」や地元でも人気の観光地を巡った、初めての台湾旅。
今回は、台南中心部から少し離れた自然豊かな癒しスポットや、地元の人にも人気のグルメを紹介したい。
幻想的な光の祭典や地元の人気観光地、グルメを満喫。初めての台南、台北旅 記事一覧
台北から台南へ、緑のトンネルと豆花に癒されて!
まずは台南までの道のりをおさらいしたい。そもそも台南は、台湾の南部に位置する都市で、歴史的建造物や古い町並みが残る「台湾の京都」ともいわれている場所だ。
日本から台南へは直行便も飛んでいるが、記者はチャイナエアラインが運航する羽田空港発、台北松山空港行きを利用して台湾に入ったので、台北から台湾高速鉄道(台湾新幹線)を使って台南を目指した。
台北駅から台南駅までは普通車で1350台湾元(約4860円、1台湾元=約3.6円換算)、約1時間45分の電車旅だ。記者が駅に着いたときはちょうど昼時だったので、台北駅で駅弁といえばこれ! という台鐵便當本舖の「八角排骨便當」(80台湾元、約288円)を購入。快適な車内で弁当箱いっぱいに詰められた骨付き肉とおかずを頬張っているうちに、あっという間に台南に到着した。
台湾のアマゾン、四草生態文化園区でのんびりクルーズ
台南で最初に訪れたのは、台江國家公園のなかにある「四草生態文化園区」。ここは湿地になっていて、マングローブが作り出す「緑のトンネル」のなかを進むクルーズを楽しめる。
大人200台湾元(約720円)のチケットを買ったら、笠とライフジャケットを付けてクルーズがスタート。ここは台湾で国家風景区にも選ばれているほど、生態豊かな場所。クルーズ中は鳥の鳴き声が聞こえたり、心地よい風が吹いたり、ゆったりとした時間が流れていた。
座る場所によっては、目の前が笠だらけになってしまうので少しだけ注意が必要。美しい景色を楽しむならば、一番前に座って鑑賞するのがポイントだ。台湾のアマゾンとも言われる「緑のトンネル」で自然風景に癒されてみてはいかがだろう。
四草生態文化園区
所在地: 台南市安平区城平路2号
Webサイト: 中華民國 台江國家公園(英語)
台南・安平でしか味わえない、滑らかな豆花
クルーズ船で自然風景に癒されたあとは、四草生態文化園区から少し足を延ばして台南発祥の地である「安平」へ。ここでは、台南でしか味わえない滑らかな豆花(トウファ)を作る専門店「同記安平豆花」を訪れた。
豆花とは、大豆を使った台湾の伝統的なスイーツ。「同記安平豆花」は地元でも人気の店だ。伝統白豆花(35台湾元、約126円)/竹炭黒豆花(35台湾元、約126円)/香濃鮮奶豆花(40台湾元、約144円)の3種類の豆花に、タピオカや赤豆、レモンなどをトッピングしていただく。
この日の台南はとても暑かったので、滑らかでさっぱりとした豆花が気分を爽やかにしてくれた。濃厚な大豆の風味と滑らかな舌触り、すっきりとした甘さの豆花のあまりの美味しさに、おかわりをしたくなったほど。台南に行く友人がいたら、「同記安平豆花美味しいよ!」と声を大にしてお勧めしたい、台湾の伝統的スイーツだった。
同記安平豆花
所在地: 台南市安平区安北路433号
Webサイト: 同記安平豆花(中国語)