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エミレーツ航空、ファーストクラスと機内ラウンジもやっぱり豪華！　超長距離フライトがより快適になった新・A380型機

成田～ドバイ線の全4クラスを見てきた

編集部：白江ちなみ

2024年1月19日 12:00

2024年1月17日公開

エミレーツ航空が成田～ドバイ線に導入した新しいエアバス A380型機のお披露目イベントを実施。画像は機内ラウンジ

　エミレーツ航空は1月17日、成田空港でプレスイベントを開き、昨年12月から成田～ドバイ線（週7往復）に導入した新しいエアバス A380型機の「プレミアム・エコノミークラス」内部を日本で初公開した。

　改修されたA380型機には、最新のキャビンクラス「プレミアム・エコノミー」が搭載されたほか、ファーストクラスとビジネスクラスのある2階席も、充実した機能・サービスはそのままに従来より明るい色調を取り入れるなど、内装が全面的に刷新されている。

最新のキャビンクラス「プレミアム・エコノミー」を搭載した新しいA380型機。ファーストクラスやビジネスクラスも、充実の機能はそのままに明るいデザインに刷新された

搭乗口で迎えてくれるエミレーツ航空のCA。女性CAの制服は、砂漠をイメージしたベージュ色と赤い帽子にかかる白いベールのようなスカーフが特徴

ファーストクラスは2階に全14席。最高峰の機内サービスと完全プライベート空間で寛げる

搭乗口から階段を上がっていくと、和を感じるインテリアとポットサービスのお茶コーナー。この先に、14席だけのファーストクラスが広がる

　ファーストクラスは、搭乗口から階段で上った2階席の前方に全14席。1-2-1の配置で贅沢にレイアウトされている。

　新しいA380型機は、最新のボーイング 777型機と同様にクリーム色と木目調がアクセントにあしらわれた明るい空間へリニューアルしており、壁やシートなどにデザインされているアラブ首長国連邦の国樹「ケジリの木」のモチーフもポイント。

　各座席はスイッチ1つで開閉するドア付きで、まるでプライベートジェットに乗っているかのような完全個室の空間となる。

　高級感のあるクリーム・レザー・シートは、777型機の新型シート「ゲーム・チェンジャー」と同じ仕様にアップグレードしたもの。ゼロ・グラビティ（無重力）モードを使って自然に寛げる体勢を見つけやすい。もちろんフルフラットにもなり、就寝時にはCAがマットレスを敷き、ベッドメイキングをしてくれる。

　シートまわりには輝くインテリアが配され、木目調のテーブルにポップ・アップ・ミニバー、温度調整、ムード照明、専用のスキンケアやフレグランスといった豪華アメニティが用意されている。

　機内食は、その土地ならではの食材や季節の食材で作る本格料理のフルコース。厳選ワインや豊富なドリンクサービスはもちろん、フライト中はいつでもキャビアと7種類の付け合わせが味わえるというのもファーストクラスの特権。

　また完全プライベート空間では大型モニターの機内エンタメとともに、ミニバーガーやナチョスなどの軽食やスナック、高級チョコレートや焼き菓子も楽しめる。

　菜食志向には、ズッキーニのタルト、ジャックフルーツのビリヤニ、麻婆豆腐、ヘーゼルナッツのチョコレートケーキといったヴィーガンメニューがある。

コースのアペタイザー

好きなだけ楽しめる高級キャビアと7種類の付け合わせ

ファーストクラス搭乗客だけが利用できる「シャワースパ」。上質なスキンケア製品も揃う

　シャワースパは、2階の機内前方（ファーストクラス側）に2室。ファーストクラスの搭乗客だけが利用できるサービス。

　室内は飛行機のなかとは思えないほど広々していて、明るい照明の洗面台と大きな鏡、シャワーブース、トイレ、VOYAがエミレーツだけのために作った高級オーガニック・シーウィードのスキンケア製品、歯みがきセットやカミソリ、ヘアブラシなどのアメニティ類が完備されている。

これぞエミレーツ！　気分転換に自席を離れて「機内ラウンジ」の社交場も楽しめる

　機内ラウンジは、機体後方（ビジネスクラス側）に設けられており、ファーストクラスとビジネスクラスの搭乗客だけが利用できる。

　バーカウンターではCAが出迎え、サンドウィッチやマカロニ＆チーズなどの軽食、季節のフルーツ、ケーキやタルト、ブラウニーなどのデザート、ドリンクにはシャンパンやブランデー、ウォッカなどを用意してくれる。

　気分転換に自分の席を離れ、ソファー席やスタンドテーブルで飲食や会話を楽しめる。

ビジネスクラスは2階に全76席。機能性と快適性のバランスに優れ、機内食も豪華

　ビジネスクラスは、2階席の中間～後方に全76席。1-2-1の配列でレイアウトされ、すべての座席が通路に面しているため、トイレやラウンジに離席する際も不自由ない。

　クリーム色のレザーシートはフルフラットになるほか、就寝時にはCAがビジネス専用のマットレスと大きな毛布、枕をセットしてベッド仕様にしてくれる。

　ビジネスクラスのシートまわりには大きなサイドテーブルが備わる。これが隣席とのパーティションとなって半個室感をつくり出している。

　サイドテーブルの棚には、オリジナルのミニバー、ゲーム機、タブレット、AC電源、USBポート、ブックライトといった充実の機能がまとめられ、全クラスに導入されている最大6500のコンテンツも、20インチの高画質モニターで楽しめる。

　また、男女それぞれの需要に合わせて内容を揃えたアメニティポーチが提供される。

　ビジネスクラスでは、機内食とドリンクメニューも豪華。たとえばドバイ発成田行き（取材時）には、軽食に「寿司盛り合わせ」「鶏肉とキノコの蒸し煮」「エビ餃子（焼）」、朝食には「懐石弁当（うなぎ、うどんと海老の芝煮、ほうれん草の卵焼き、味噌汁ほか）」「チーズとチャイブのオムレツ」「パンケーキ」といった選べるメニューがラインアップされていた。

　ドリンクは厳選ワインリストに加え、多彩なカクテル、ビール、スコッチウイスキー、コニャックなどを自由に楽しめる。