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ついに今月就航だ！ JALの最新鋭機エアバス A350-1000、世界最速公開まとめ。初の個室型ファースト/ビジネスクラスは劇的進化！
2024年1月1日 00:00
- 2024年1月24日 就航
JALは、国際線の新フラグシップ機であるエアバス A350-1000型機を1月24日に就航する。
初号機の就航路線は羽田～ニューヨーク線（JL005/006便）で、年度内に2号機を投入予定。さらに3号機投入後は羽田～ダラス・フォートワース線への就航も決まっている。
機内は、すでに国内線に就航しているA350-900型機や国内線仕様のボーイング 787-8型機の内装を踏襲し、日本の伝統美を意識したデザインを採用。座席は全クラスを一新しており、ファーストクラス6席、ビジネスクラス54席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー155席の計239席を搭載する。
同社は就航に先がけて、エアバス本社のある仏トゥルーズで機体とその機内を世界初公開しており、すでにトラベル Watchでもお伝えしているが、営業運航開始まで1か月を切った今、改めてその詳細をここでまとめておく。
もう家じゃん！ JAL初の個室型ファーストクラスは43インチ4Kモニターにダブルベッド
機内にわずか6席のファーストクラスは、157cmの壁に囲われたJAL初の個室型で、座席幅は最大約123cm、ベッド長は最大約203cm。
個室内は「ソファ」「シート＆シングルベッド」「ダブルベッド」の3モードを選択できる仕組みのため、シート形態にして機内で過ごす・フラットにして寝るという状態のほかに、シート＆ベッドの半々にして、寝起きですぐ食事を取るといった、まるで自宅のようなくつろぎ空間に組み換えることもできてしまう。
他社機より壁が高いビジネスクラスは包まれ感がすごいぞ
ビジネスクラスもファーストクラス同様、JAL初の個室型を採用しており、壁の高さは「他社より高い」という約132cm。
座席幅は約56cm、ベッド長は最大約198cm。壁を設けた一方で中央列の荷物棚を撤去して開放感のあるキャビンになっているほか、個室内の収納と電源まわりが充実。機内で仕事したり小物を取り出したりといったシーンでも、席を立たずに過ごせるよう仕上がっている。
寝返りしてもOK！ 世界初のヘッドレスト内蔵スピーカーってなんだ？
JALのA350-1000は、ファーストからエコノミーまで全クラスで4K解像度の個人用モニターを採用し、手持ちのヘッドフォン/イヤフォンを利用するためのBluetooth接続にも対応している。
そのうえで、ファーストクラスとビジネスクラスのシートのヘッドレストには、内蔵型スピーカーを世界で初めて搭載。ヘッドフォン/イヤフォンを着けていると横を向きづらかったり、寝返りを打った際に外れてしまったりするが、そうした心配が要らない点が画期的だ。
プレミアムエコノミーは世界初の電動リクライニング機能を搭載！ プライバシー性を高めた大型パーティションも
引き出し式の大型パーティションで隣の席と視線が合わないうえ、逆三角形のウイングで通路からの視線を遮るなど、個室型にはおよばないもののプライバシー性を高めているプレミアムエコノミークラス。
世界初の電動リクライニングや水平まで上がるレッグレスト、16インチ4Kモニター、1枚式のがっしりした大型テーブルなど、これまでのプレエコを超える過ごしやすさを備えた仕様が魅力だ。
「4Kモニター＋寝かせた背もたれ」でクラスを超えた快適さのエコノミークラス
13インチ4Kモニターの存在感で、座った瞬間から旅のテンションが高まるエコノミークラス（ちなみに国内線A350-900型機は10インチ）。スカイトラックスのワールド・ベスト・エコノミークラスで評価され続けるコンセプトは引き継ぎつつ、あらかじめ背もたれを寝かせてあるため、身の回りの空間に余裕を感じられる作りに仕上がっている。
