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JALフラグシップ機A350-1000がついにロンドン就航。個室型ファースト/ビジネス搭載機が欧州へ

2024年10月24日 就航

JALのA350-1000がついに欧州路線に投入

 JALは10月24日、エアバス A350-1000型機をロンドン線に投入し、その初便を記念する式典を行なった。

 A350-1000は同社が1月24日に羽田~ニューヨーク線(JL05/06便)へ初号機を投入した最新フラグシップ機で、既存のボーイング 777-300ERを置き換えるもの。

 同社初の個室型シートを採用するファーストクラス6席、ビジネスクラス54席のほか、電動リクライニングのプレミアムエコノミークラス24席、あらかじめ背もたれを寝かせたエコノミークラス155席の、計239席を搭載している。また、全席で個人用モニターが4K解像度になっており、手持ちのBluetoothヘッドフォン/イヤフォンの接続にも対応する。

 初便就航後、ニューヨーク線(JL04/03便)、ダラス・フォートワース線(JL11/12便)へ順次就航しており、本日待望の欧州路線への就航となった。なお、当面は777-300ERと隔日で運航する。

JALの羽田~ロンドン線(2024年10月24日~)

JL43便: 羽田(09時45分)発~ロンドン(15時50分)着、毎日運航
JL44便: ロンドン(19時20分)発~羽田(翌17時20分)着、毎日運航
※当面はA350-1000と777-300ERの隔日運航

 就航を記念して、羽田空港 第3ターミナルのJALファーストクラスラウンジでは、フィッシュ&チップスやイングリッシュスコーン、Tyrrell's(ティレル)のポテトチップスといった英国ゆかりのメニューを提供したほか、作家のイアン・フレミングが考案して「007 カジノ・ロワイヤル」にも登場したヴェスパー・マティーニや、クラフトビールのBREWDOG PUNK IPAなどを振る舞った。

 ゲート前では、搭乗開始に先立ち式典を実施。登壇した東京空港支店 副支店長の余宮一郎氏はA350-1000について、組み立ては仏トゥルーズのエアバス工場で行なっているものの、エンジンはイギリスのロールスロイス製、シートも(レカロ製エコノミークラスを除き)イギリス製で、「ヨーロッパの粋を集めて作られた飛行機」と表現した。

日本航空株式会社 東京空港支店 副支店長 余宮一郎氏
ロンドン行きJL43便は112番ゲートから
搭乗者には記念品を配布した
記念品のストラップ(白黒どちらか)、ステッカーなど
ファーストクラスラウンジで振る舞った英国ゆかりのメニュー
出発を待つA350-1000。この日は日本に到着まもない6号機(JA06WJ)で運航した
多くのスタッフが横断幕で見送った
ブロックアウトしていよいよ出発
プッシュバックしていく機体
滑走路へ