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1954年2月2日の本邦初国際線から70年。JALの羽田~ホノルル線で赤坂社長「これからも安全運航が第一」

2024年2月2日 実施

JALが国際線就航70周年を祝うゲート前式典を実施

 JALは2月2日、国際線就航から70周年を迎えたことを記念する式典を羽田空港で実施した。

 1954年2月2日に羽田~ウェーキ島(給油)~ホノルル~サンフランシスコを運航したのがその初便で、当時は乗り継ぎを含めてサンフランシスコまで31時間を要していた(現在は直行便で9時間半ほど)。なお、当時の初便と同様のルートをたどる特別チャーターツアーを1月27日に運航しており、その模様は別記事で紹介している。

 式典の対象になったのは、21時00分羽田発のホノルル行きJL74便。機材はボーイング 787-9型機(239席)。

 第3ターミナル114番ゲート前で登壇した代表取締役社長の赤坂祐二氏は、「日本航空は1951年に創業、その3年後の1954年に戦後初めて日本の航空会社として国際線を運航しました」と当時を振り返り、「70年前の本日、ダグラス DC-6B(愛称:City of Tokyo)でサンフランシスコに向けて国際線を始めましたが、今では世界各国にネットワークを広げることができました。これからも航空輸送を発展させていくために、安全運航を第一に、地球に優しいフライトを続けて、そして我が国のホスピタリティでお客さまを迎えます」として、さらなる飛躍を誓った。

 ゲート前ではJAL客室乗務員も所属するチームがフラを披露したほか、搭乗が始まると70周年の記念品を赤坂氏自ら乗客に手渡していた。

日本航空株式会社 代表取締役社長執行役員 赤坂祐二氏
国土交通省 航空局 次長 大沼俊之氏
日本空港ビルデング株式会社 代表取締役社長 執行役員 兼 COO 横田信秋氏
東京国際空港ターミナル株式会社 代表取締役社長 赤堀正俊氏
来賓の挨拶に続いて、JALの客室乗務員1名を含むチームでフラを披露した
ゲート前には当時を振り返る記念品を展示していた。写真は客室乗務員制服(左から2代目、5代目、4代目)
1960年代の機内サービスで着用していた着物
国際線就航当時のダグラス DC-6B型機
当時のパンフレット
当時の写真など
就航70周年を記念したグッズ
テーブルの右端は今回配布した記念品(不織布バッグ、サコッシュ、ミサンガ、ステッカー、キーホルダー、付箋)
第3ターミナル114番ゲートで21時発のJL74便
搭乗客に赤坂社長自ら記念品を配布した
出発を待つJL74便
スタッフが横断幕とペンライトで見送った

 JL74便は208名(+幼児6名)の乗客を乗せ、21時2分に出発、21時23分にホノルルへ向けて離陸した。