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JAL新社長・鳥取三津子氏「女性だから、ではなく自分らしく。仲間たちと議論しながら突破口を見つけるスタイル」

2024年1月17日 実施

JALが社長定例会見を実施した。写真は会見に登壇した赤坂祐二氏と鳥取三津子氏

 JALは1月17日、東京・品川の本社で定例会見を実施、代表取締役社長の赤坂祐二氏と、新社長への昇格が発表された代表取締役 専務の鳥取三津子氏が取り組みなどについて説明した。

 そのなかで鳥取氏は、123便墜落事故のあった1985年入社であること、そのキャリアのほとんどを安全とサービス分野で費やしたという経歴を振り返り、2023年4月からはカスタマー・エクスペリエンス本部長、ブランドコミュニケーション担当を努めてきたことを紹介した。同6月には代表取締役専務執行役員 カスタマー・エクスペリエンス本部長、グループCCO(最高顧客責任者)の職に就いている。

 鳥取氏は社長就任にあたり、自分でよいものかと悩んだが、信頼できる仲間とともにこれまでも困難を乗り越えてきたことを踏まえて受けることにしたと述べ、「JALという会社は社会の役にやっている、先進的で楽しそうな会社だと思ってもらえるように力を尽くす。そのためにも、ここで働きたいと思える、社員1人1人の力を発揮できる会社になれば、お客さまに選んでいただける航空会社になれる」と話す。

 女性ならではの視点について問われると、「男性だから女性だからとは思っていない。自分らしくやっていきたい。仲間たちと議論しながら突破口を見つけるというスタイルでやってきた。自分のいいところは、自分にないものを持った人たちの力を引き出すこと」と自身の資質について紹介した。

鳥取三津子(とっとりみつこ)

1985年4月: 入社
2005年10月: 客室本部客室乗員部第1乗務室客室マネジャー
2013年5月: 安全推進本部 統括マネジャー
2015年5月: 成田第1客室乗員部第2客室乗員室室長
2016年5月: 成田第2客室乗員部部長
2019年4月: 客室安全推進部部長
2020年4月: 執行役員 客室本部長
2022年4月: 常務執行役員 客室本部長
2023年4月: 専務執行役員 カスタマー・エクスペリエンス本部長
2023年6月: 代表取締役専務執行役員 カスタマー・エクスペリエンス本部長、グループCCO(最高顧客責任者)
2024年4月: 代表取締役社長