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渋谷駅東口エリアに空港・高速バスターミナルやホテルを計画。ヒカリエの隣

渋谷二丁目西地区の再開発「Shibuya REGENERATION Project」

2023年1月31日 発表

渋谷二丁目西地区で再開発プロジェクト「Shibuya REGENERATION Project」を進める

 渋谷二丁目西地区市街地再開発組合と東京建物、都市再生機構は、渋谷二丁目西地区第1種市街地再開発事業について、東京都知事から組合設立の認可を受け市街地再開発組合を設立した。

 同再開発事業は、東京建物などを事業主体とする任意の共同建て替え事業とともに、再開発プロジェクト「Shibuya REGENERATION Project」を構成している。同プロジェクトは、東京圏の国家戦略特別区域の特定事業として内閣総理大臣による認定がなされ、2022年3月に都市計画決定の告示を受けた。プロジェクト全体の敷地面積は約1万8800m2、延床面積の合計は約32万2200m2となっており、渋谷エリア最大規模の計画となる。

整備方針

 渋谷の広域交通機能の強化と、東口エリアの都市基盤の整備を図る。大規模バスターミナルのほか、駅から広がる歩行者ネットワーク、にぎわいの中心となる広場を整備。バスターミナルには、空港リムジンバスや高速乗合バス、観光バスも受け入れる。各街区をつなぐ広い幅員のデッキも整備し、渋谷駅からのスムースな歩行者の回遊を促す。

 敷地内には、STEAM人材育成拠点や外国人などの多様なニーズに対応する居住・滞在施設を設ける。中定階層に短期滞在の需要を満たす施設を配置するのに加え、中長期滞在の需要を満たす居住施設も用意する。

六本木通りから見たB街区
青山通りから見たA街区

 また、災害発生時は、帰宅困難者に対して屋内の一時滞在施設や屋外の一時滞留スペースを確保したり、バスターミナルを活用した物資輸送や代替輸送の対応を行なうなど、防災対応力を強化する。さらに、コンジェネレーションシステムの導入や地域冷暖房施設の整備により、環境負荷の低減を目指す。

計画概要

所在地: 東京都渋谷区渋谷2丁目12・13・14・16番地
地域地区: 商業地域、防火地域、(一部)第2種文教地区
区域面積: 約2.9ha
敷地面積: 約1万8800m2
延床面積: 約32万2200m2
スケジュール: 市街地再開発組合設立2023年、権利変換計画認可2024年度、本体工事着工2025年度~、竣工2029年度

位置図