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虎ノ門ヒルズ ステーションタワー、秋開業決定。11~14階に205室の「ホテル虎ノ門ヒルズ」

東京初進出「アンバウンドコレクション by Hyatt」

2023年秋 開業予定

森ビルは「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」を秋に開業する

 森ビルは、虎ノ門1・2丁目地区市街地再開発組合が推進する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」を秋に開業する。

 地上49階、地下4階、高さ266mの多用途複合超高層タワーで、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅と一体的な開発を行なっている。地下鉄駅前広場を創出するほか、桜田通り上にはオーバル広場へと接続する幅員20mの大規模歩行者デッキを整備する。施設内にはオフィスや商業施設、ホテルなどを設け、最上部にはホールやギャラリー、プール、レストランなどを有する拠点「TOKYO NODE」を開設する。

 ステーションタワーの開業により、虎ノ門ヒルズは区域面積約7.5ha、延床面積約80万m2となり、六本木ヒルズに匹敵するスケールになるという。

全景イメージ

地下鉄駅前広場「ステーションアトリウム」

 東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅と街の一体的な開発により、駅前広場「ステーションアトリウム」が誕生する。3層吹き抜けで地下に位置する全天候型ながら自然光が注ぎ込み、イベントスペースや商業ゾーンとも直結する。

駅前広場「ステーションアトリウム」

大規模歩行者デッキ「T-デッキ」

 幹線道路である桜田通り上には、森タワーのオーバル広場へと接続する幅員20mの大規模歩行者デッキ「T-デッキ」を整備する。ステーションタワーを貫通するように通り、歩車分離によって安全・安心な街づくりを実現するだけでなく、東西のメインストリートとしての役割も果たす。

 またこれにより、虎ノ門ヒルズの各施設はバリアフリーで接続する。銀座線「虎ノ門」駅や日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅、空港リムジンバスや都心と臨海部を結ぶ東京BRTが発着するバスターミナルともバリアフリーでつながる。

歩行者デッキ「T-デッキ」

TOKYO NODE

 ステーションタワーの最上部となる45階~49階と8階には、約1万m2の情報発信拠点「TOKYO NODE」が誕生する。メインホールや3つのギャラリーなどは、単体のほか連結した回遊型の会場として利用することも可能。フォーマルからカジュアルまで4つの飲食施設も有し、ケータリングやコラボカフェなどイベントと連動することもできる。

 屋上には、スカイガーデンやプール、2つのレストランがオープン。そのうち1つは、パリでアジア人初となるミシュランフレンチ3つ星を獲得した小林圭氏が監修する。

 さらに8階には、未来の都市体験の共同研究などを行なうラボも併設する。

TOKYO NODE

オフィス空間

 ステーションタワーのオフィスは、9階、10階、15~44階、総貸室面積約10万7000m2で、コアから窓面までの距離約18.5mの無柱空間を有する。各バンク上層2フロアの東西面2か所、計8か所には、ワーカー同士のコミュニケーションやコラボレーションを目的とした吹き抜け空間や、上下階を繋ぐ階段をあらかじめ設けた「マグネットゾーン」も整備する。

オフィス空間

商業施設

 地下2階~地上7階には、約80店舗を有する商業空間が誕生する。ステーションアトリウムと直結するマーケット「T-マーケット」のほか、大型セレクトショップや総合ウェルビーイング施設がオープン。T-マーケットの中央部には約130席の共通席も設置し、店舗を横断してさまざまな食事を楽しめる。

ホテル虎ノ門ヒルズ

 1階と11~14階には、「ホテル虎ノ門ヒルズ」が誕生する。客室数は全205室で、東京初進出となる「アンバウンドコレクション by Hyatt」の1つとしてオープンする。

 ラウンジはワーキングスペースとして利用できるほか、シャワーブースやリラクゼーションルーム、ミーティングルームも備える。インテリアデザインは、デンマークのスペース・コペンハーゲンが日本で初めて手がけた。

 ホテル内のカフェやレストランで提供する料理は、セルジオ・ハーマン氏が監修する。長年ミシュランの星に輝くシェフとして知られ、今回が日本h夏進出となる。1階の路面店となるレストランとカフェ&バーでは、モダンカジュアルなヨーロピアンテイストの食事が楽しめる。

ホテル虎ノ門ヒルズ