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羽田空港第2ターミナルの国際線エリアにオープンした出発ラウンジ3か所を紹介
出国後エリアに「ANA SUITE LOUNGE」「ANA LOUNGE」「POWER LOUNGE PREMIUM」
2020年3月30日 07:30
- 2020年3月29日 供用開始
3月29日に供用を開始した羽田空港第2ターミナルの国際線エリア。初日にはANAが8便を出発に利用していることは別記事「ANA、羽田空港第2ターミナルでの国際線発着をスタート。初日は8便が出発」でもお伝えしたとおりだ。この国際線エリアの供用開始と同時に、ANAと空港を運営するTIAT(東京国際空港ターミナル)が出発ラウンジをオープンしている。本稿ではそのラウンジ内を紹介する。
第2ターミナル国際線エリアの出国審査場を抜け、左方向へ進むと免税店や搭乗口へと向かう。逆に右に向かったところにラウンジがある。3階にはTIATの有料ラウンジ「POWER LOUNGE PREMIUM」、1つ上の4階に「ANA SUITE LOUNGE」「ANA LOUNGE」がある。
ANAが提供するANA SUITE LOUNGEとANA LOUNGEのサービス内容については、別記事「ANA、羽田空港第2ターミナル国際線サービス発表。自動手荷物預け機や隈研吾監修ラウンジなど提供。到着ラウンジには足湯も」でも紹介しているので、併せて参照してほしい。
ただし、先般からの新型コロナウイルスの影響により、いずれのラウンジでも一部サービスの縮小や変更などを行なっている対応している点があることを注記しておく。
ANA SUITE LOUNGE
ANA SUITE LOUNGEとANA LOUNGEは、入口こそ同じだが、ANA SUITE LOUNGEは竹林風のエントランスの先に専用のレセプションが設けられている。4階にソファが並ぶ一般的なラウンジエリアがあり、奥に進むにつれてライティングや利用ソファの違う、よりプライベート感の高い空間へと移り変わっていく。
また、1席ごとに壁で仕切られた「プライバシーエリア」や、横になれるリクライニングチェアを備える「ナッピングエリア」も用意。ナッピングエリアにはセルフサービスで利用できるブランケットも用意されている。
この4階ではセルフサービスでの食事やドリンクなどを提供するが、新たに対面式の「BARカウンター」も設置。朝時間帯はバリスタによるコーヒーメニュー、昼~夜時間帯にはバーテンダーによるバーメニューを提供する。
ANA SUITE LOUNGEは、4階のほか、3階にダイニング、2階にシャワーコーナーを設ける。3階のダイニングでは「LIVEキッチン」という新サービスを展開しており、シェフが利用者の前で調理したての料理を提供。また、従来からANA SUITE LOUNGEで展開しているレストランスタイルの「DINING h」も3階奥に用意されている。
ANA LOUNGE
受付から左手に進むとANA LOUNGEがある。900席という非常に広いラウンジで、窓を多く備える開放感と、柔らかい電灯の光による落ち着きとを合わせ持った印象を受けるデザイン。さまざまなスタイルのソファ/椅子を用いており、思い思いのスタイルでくつろぐことができそうだ。
食事はビュッフェスタイルが基本となるが、そのビュッフェで提供する食事をシェフが目の前で調理する「LIVEキッチン」コーナーを新設。おなじみのヌードルバーも用意されており、タッチパネルで注文できるようになっている。
有料ラウンジ「POWER LOUNGE PREMIUM」
TIATが提供する有料ラウンジ「POWER LOUNGE PREMIUM」は、出国審査場を抜けて、すぐ左側に位置する。国内線では日本空港ビルデングが「POWER LOUNGE」を展開しているが、今回新たに国際線向けの“PREMIUM”なラウンジをオープンした。そのため、無料対応するカードの種類も異なっているので注意が必要となる。
70席を備えるラウンジで、ビュッフェスタイルの食事、アルコールを含むドリンクなどを提供。なお、現在は新型コロナウイルスの影響によりビュッフェスタイルではなく、個食で提供しているが、料理は国内線のPOWER LOUNGEよりも充実し、温かい食事も豊富に用意される。