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京急、羽田第3ターミナルの駅名標・看板交換を公開。終電~始発の5時間に一斉作業

2020年3月14日 実施

京浜急行が6駅で名称変更を実施。羽田空港国際線ターミナル駅は羽田空港第3ターミナル駅に

 京急(京浜急行電鉄)は3月14日、同線内の6駅において名称変更を実施した。

 これは、羽田空港国際線旅客ターミナルビルなどの名称変更に合わせて「羽田空港国内線ターミナル駅」と「羽田空港国際線ターミナル駅」の2駅を変更するほか、「産業道路駅」など4駅については創業120周年記念事業の一環としての実施となる。

京浜急行電鉄の駅名変更

羽田空港国内線ターミナル駅→ (新) 羽田空港第1・第2ターミナル駅
羽田空港国際線ターミナル駅→ (新) 羽田空港第3ターミナル駅
産業道路駅 → (新) 大師橋(だいしばし)駅
花月園前駅 → (新) 花月総持寺(かげつそうじじ)駅
仲木戸駅 → (新) 京急東神奈川(けいきゅうひがしかながわ)駅
新逗子駅 → (新) 逗子・葉山(ずし・はやま)駅

 同日、羽田空港国際線ターミナル駅において、今回の変更に伴う工事が報道向けに公開された。

 同駅の工事においては線路内に立ち入る作業を伴うことから、羽田空港国内線ターミナル駅行き最終(24時26分発)を見送ってからのスタートとなった。大型の駅名標など透過式のサイン(看板)は新駅名のものが用意されており、差し替えるだけとあって作業はスムーズ。業者の手によってテキパキと交換が進んでいく。柱などに貼られているステッカータイプは手間が掛かりそうなイメージだったが、実はすでに交換されており、旧駅名が上に貼られている状態。旧駅名のステッカーをはがすだけ、とこちらもあっという間だった。

 こうした工夫が行なわれているのは、作業時間が限られているため。というのも同駅の場合、6駅のなかで交換を要する場所がもっと多く、合計でおよそ150か所にもおよぶ。その半面、前述したように最終が24時26分発、印旛日本医大行きの始発が5時26分発(土曜ダイヤ)と、最大でも5時間足らずの作業時間しか確保することができない。そのため2月中旬からおよそ1か月ほどの期間を設け、スピーディな作業を行なうための準備が進められてきたという。

 なお、京急では3月14日から5月10日までを「アニバーサリー期間」と位置付け、沿線出身のフラワーアーティスト前田有紀氏による装飾を実施する。また、名称変更を実施した6駅で記念乗車券を発売するほか、スタンプラリーやInstagram投稿キャンペーン、記念グッズの販売なども行なわれる。

最終の到着を前に閑散とした改札口
羽田空港方面の最終が到着
出発を見送る
さまざまなタイプの駅名標が存在
交換用のサイン
埋め込みタイプの大型駅名票
交換作業がスタート
アニバーサリー期間内、駅名標には花の装飾が行なわれる
固定枠を緩めて古いサインを取り外す
新しいサインが登場
枠内に収めていく
枠を固定して終了
古いサインは撤去されていった
吊り下げタイプのサイン交換
番線表示
柱のステッカーをはがすと新駅名に
線路内の柱もはがすだけ
出口側と入口側で表示が異なる改札口上の大型サイン。こちらは両面交換となる
切符売り場の案内
構内案内図など交換を要するサインは数多く存在する
エレベーター上の文字も変更
1番線まわりは1時間ほどで作業が完了した