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台風19号、甲信越と東北の交通機関に大きな被害

2019年10月15日5時 発表

令和元年台風第19号による被害状況等について(第9報)

 国土交通省は、台風19号によって影響が出ている交通機関の現況をまとめて公表している。

 10月15日4時時点で通行止めとなっている高速道路は、上信越自動車道の松井田妙義IC(インターチェンジ)~佐久IC間、中央自動車道の八王子JCT(ジャンクション)~大月IC間、東北中央自動車道の相馬山上IC~霊山IC間、三陸沿岸道路の三滝堂IC~小泉海岸IC間、国道1号西湘バイパスの大磯東IC~石橋・箱根口間。有料道路では、三才山トンネル有料道路の上田市鹿教湯温泉~松本市大字三才山トンネル間が通行止めとなっている。

 国道についても、18号、20号、45号、49号、52号、113号、114号、140号、141号、143号、144号、145号、146号、152号、252号、254号、292号、294号、289号、299号、346号、347号、349号、352号、355号、398号、399号、400号、403号、406号、407号、410号、413号、418号、456号、457号、461号の複数区間で通行止めが発生。都道府県道・政令市道でも369区間が通行止めとなっている。

 鉄道(15日3時時点)では、北陸新幹線(JR西日本)の長野駅~上越妙高駅間が長野車両センター付近の浸水の影響で運休となっている。JR東日本管内では、東北線の新白河駅~岩沼駅間、小牛田駅~一ノ関駅間、八戸線の階上駅~久慈駅間、山田線の上米内駅~宮古駅間、釜石線の遠野駅~釜石駅間、石巻線全線、磐越西線の郡山駅~野沢駅間、磐越東線全線、只見線の会津若松駅~会津川口駅間、越後線の柏崎駅~吉田駅間、中央線の高尾駅~大月駅間、両毛線の足利駅~小山駅間、吾妻線の中之条駅~大前駅間、水郡線の常陸大宮駅~郡山駅間、久留里線全線、飯山線全線、篠ノ井線の明科駅~篠ノ井駅間、小海線全線が運休している。

 東武鉄道では佐野線全線、日光線の栗橋駅~栃木駅間、新鹿沼駅~下今市駅間、京王電鉄では動物園線全線、小田急電鉄では小田急線の新松田駅~秦野駅間、三陸鉄道ではリアス線の釜石駅~久慈駅間、山形鉄道ではフラワー長井線全線、阿武隈急行では阿武隈急行線全線、秩父鉄道では秩父本線の影森駅~三峰口駅間、小湊鐵道では小湊鐵道本線の五井駅~上総中野駅間、箱根登山鉄道では鉄道線の箱根湯本駅~強羅駅間、えちごトキめき鉄道では妙高はねうまラインの妙高高原駅~二本木駅間、しなの鉄道では北しなの線全線、しなの鉄道線の篠ノ井駅~小諸駅間、上田電鉄では別所線全線が運休している。

 JR中央線や中央道、国道20号が被災していることから、同省では首都圏と山梨県・松本市方面との代替ルートを案内している。

 鉄道では、東海道新幹線と特急ふじかわを静岡駅経由で利用することで山梨方面に、東海道新幹線と特急しなのを名古屋駅経由で利用することで松本方面にアクセスする方法を案内。

 道路では、新東名高速や東名高速と東富士五湖道路を利用することで山梨方面に抜けるルートを案内している。