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台風19号で被災した宮城県内の国道349号、12月13日から通行可能に

2019年12月13日 再開通

台風19号で被災した国道349号、宮城県丸森町内の区間で応急復旧が完了し、12月13日に通行を再開する

 国土交通省 東北地方整備局は12月11日、台風19号で被災した宮城県丸森町内の国道349号(約14km)について、12月13日に一般通行を再開することを発表した。宮城県管理の区間だが、大規模災害復興法に基づく権限代行により国の直轄で応急復旧を進めてきた。

 通行を再開するのは宮城県伊具郡丸森町耕野不動~丸森町舘矢間山田の区間。全線で土砂が堆積したほか、29か所で法面の崩落や路肩流出などの被害が発生した。

 13日以降の通行再開後も、被災の大きかった丸森町耕野不動~大張川張間の約8kmについては幅員が狭く、片側交互通行区間が約8km残る。また、区間内の事前通行規制区間(約5.3km)については、異常気象時通行規制基準を下記のとおり暫定的に変更。夜間に通行規制されるほか、大型車は通行禁止となる。

暫定基準

1)異常気象時通行規制基準を暫定基準に変更
・時間雨量:30mm→15mm(5割運用)
・連続雨量:120mm→60mm(5割運用)
2)大型自動車(車両総重量11トン以上または最大積載量6.5トン以上の自動車、乗車定員30人以上の自動車)の通行禁止
3)震度4以上の地震発生時
4)夜間通行規制(18時~7時)
5)道路管理者が通行止めが必要と判断した場合

国道349号の再開区間図
現場の状況