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伊丹空港の先行リニューアルオープン。4月18日から始まるキャンペーンや、伊丹空港限定品が盛りだくさん
4月14日に約7.5倍の応募があった一般向け内覧会実施
2018年4月16日 16:43
- 2018年4月14日 一般内覧会実施
- 2018年4月18日 先行オープン
関西エアポートは4月14日、4月18日に先行リニューアルオープンする伊丹空港(大阪国際空港)の中央エリアや展望デッキの一般向け内覧会を実施した。
4月18日に先行オープンするエリアの様子については、11日に掲載した「伊丹空港、南北到着口を集約。新店舗多数の中央エリアや展望デッキを4月18日先行オープン」でお伝えしているとおり。これまで南北ターミナルに分かれていた到着口を中央エリアに集約。展望デッキ拡張や、新規出店30店を含む34店舗のショップの大幅入れ替えなどを行なっている。
その一般向け内覧会は、2月に同社WebサイトやFacebookなどで応募を受け付けたもので、約1万5000名の応募があったという。約7.5倍という難関をくぐり抜けた約2000名が、11時からと14時からの2回に分けて参加。関西初出店などを多数含むショップでのグルメや買い物、リニューアルされた展望デッキを一足早く体験できるイベントとなった。
会場ではアンケートに答えることで、もれなくトートバッグをプレゼント。関西エアポートが、伊丹空港、関西国際空港、神戸空港の3空港一体運営開始を記念したデザイン。さっそくぶら下げて歩く参加者も多かった。オープン日の18日から20日までは伊丹空港内店舗レシートの合計2000円ごとに参加できる「そらやん抽選会」も行なわれる。
11時から始まった1回目の内覧会で、群を抜いて多くの人が集まったのが、国内空港初出店となる「大阪黒門市場まぐろのエン時」。通路に行列ができるほどで、本マグロを使用した「エン時丼」などが人気を集めた。
また、会場には不定期に関西エアポートのマスコットキャラクターの「そらやん」の姿も。2018年3月に旅に出た関空の元マスコットキャラクター「カンクン」から送られたピンクのスカーフ(関連記事参照「『もっと海外を知る世界の旅に出発するため』。関空マスコットキャラクター卒業イベント『カンクン出発式』開催」)を身に着けて登場したそらやんのまわりでは、多くの人が記念撮影をしていた。また、記念撮影をした人を中心に、そらやんの近くではそらやんステッカーとメモ用紙も配布した。
ちなみに、後述する限定品も含め、そらやんグッズのスカーフはまだ伊丹空港だけのマスコットキャラクターを務めていた当時の赤いスカーフのまま。今後登場するであろう新しいスカーフ姿のグッズも、生まれ変わった関西3空港の楽しみの一つになりそうだ。
先行オープンエリアのショップと商品を紹介。限定商品も多数
今回の一般向け内覧会は、基本的にすべてのショップがオープンし、実際に商品を提供。一足早く、食事を楽しんだり、お土産物を購入できたりする場となった。ここからは、伊丹空港の店舗限定商品や、4月18日のオープンに合わせてキャンペーンを行なう店舗を中心に、新しくなる伊丹空港のショップを紹介していく。
1階
南北ターミナルを屋外で結ぶ1階エリア。横浜に続く2店舗目で、関西初出店となる「WOLFGANG PUCK PIZZA」は、店内の石窯で焼くピッツァなどを提供。京野菜を使った「ピッツァベジタブル」(1100円)は伊丹空港限定で、季節によって野菜を変えるという。
モノレール駅から南ターミナル側へエスカレータを降りたすぐのところにある「バル・カフェ Massa」は、“ALL DAY MENU”が特徴。ワインやビールなどのアルコール類から、お腹を満たす軽食まで、一貫したメニューを終日提供する。
2階北
物販のお店が並ぶ2階北(JAL側)エリアは、関西のお土産物を購入するのにピッタリのエリア。伊丹空港限定品なども多く並んでいる。
関西地方の銘菓が集まるお土産物屋「関西旅日記」。ここに出店する「叶 匠寿庵」は、伊丹空港限定の「うわのそら」(5個入り1080円、8個入り1728円)を販売。もちもちふわふわの生地でたっぷりの餡子を包んだお菓子で、大阪のコーヒー企業であるHAMAYAとコラボレーションし、オリジナルブレンドのコーヒーを生地に使った「うわのそら(珈琲)」もラインアップ。定番の「あも」(1296円)も、伊丹空港限定サックに入れた限定版を販売する。
関西旅日記ではほかに、飛行機が描かれた伊丹空港限定パッケージのケーニヒスクローネ「ミニパイクッキーギフト9本入り」(1080円)や、そらやんパッケージの「チョコレートクランチ」と「プリントクッキー」(ともに14個入り648円、40個入り1080円)といった伊丹空港限定商品が並んでいる。
和菓子では、「黒船(QUOLOFUNE)」の「古今東西 黒糖どらやき」(5個入り1080円)空港限定商品。同店の定番品である「黒糖どら焼き」は消費期限が3日間となっているが、古今東西 黒糖どら焼きは日持ちが31日間となっているのが特徴だ。4月18日のオープン日には、1080円以上の買い物をした先着250名に、古今東西 黒糖どら焼き1個をプレゼントするキャンペーンも行なう。
国内空港への出店は初めてとなる、“おこし”を主力に創業213年の歴史を持つ「あみだ池大黒」のコンセプトショップ「pon pon×Chris.P」。昔ながらの「大阪おこし」はもちろんだが、カラフルなパッケージにさまざまなフレーバーで味付けした「pon pon Ja pon」や、マシュマロを使った独特の柔らかい食感のおこし「マシュー&クリスピー」といった新スタイルの商品が売り。お店の雰囲気も、“おこし”のイメージを変えるポップな雰囲気だ。
18日のオープンに合わせて、「pon pon Ja pon」シリーズの「pon pon coco」(1個453円)を好きなフレーバーよりどり3個で1000円で販売する数量限定キャンペーンを行なう。
関西初出店となるネスレ日本の「キットカット ショコラトリー」では、ショコラトリー限定商品はもちろん、ショコラトリースペシャル4種各3枚の詰め合わせセットを、「恵比寿様」「おおきに」という2つの伊丹空港限定パッケージで提供(1458円)。
また、4月18日~5月6日の期間、3240円以上購入の毎日先着30名に、特製の「お寿司キットカット」をプレゼント。お寿司キットカットは、ライスパフをしゃり、キットカットを寿司ネタに見立てたもので、ラスベリー味の「まぐろ」、バナナ味の「たまご」、マスカルポーネチーズ入り北海道メロン味の「ウニ」の“3貫”がセットになっている。
雑貨店の「SORAMISE(そらみせ)」は、他空港での店舗同様に空の旅をイメージした商品が多数。伊丹空港では、ビジネスマンの利用者に向けた商品を充実させるようにしているという。また、「ITM」レター入りのラゲッジタグや、「そらやん」グッズなど、伊丹空港限定商品も並んでいる。
関空に続いての出店となる「ポケモンストア」。「パイロットピカチュウ」「CAピカチュウ」はともに胸元のマークが「ITM」になった限定バージョン。パイロットピカチュウは関空のKIXバージョンと違って口がほころんでいるのも特徴だ。価格はぬいぐるみが1728円、ホルダーが付いたマスコットが972円。
メンズ/レディースファッションを取り扱う「MARUSHO」は、オープニング記念として購入者先着でのノベルティプレゼントなどを実施。また、空港への出店にあたり、飛行機の刺繍を入れたワイシャツ(6372円)とネクタイ(4212円)を発売。このほかの飛行機刺繍入り商品も検討しているという。
各地の空港へ出店している「コクミンドラッグ」では、伊丹空港店のオープン記念として、4月18日~7月20日に4空港(伊丹、成田、新千歳、福岡)のコクミンドラッグでスタンプラリー企画を実施。1000円以上購入すると押してもらえるスタンプを集めると先着20名に賞品をプレゼントする。また、伊丹空港店では、購入者に伊丹空港店のオープンを記念したピンバッジも配布する。ピンバッジの配布はなくなり次第、終了となる。
このほかのオープニングキャンペーンとしては、リラクゼーションサロン「Queensway Light/ Q’s」では、4月18日~30日の期間に、5400円以上の施術を受けた利用者全員に、「足裏反射区インソール」を全員にプレゼント。アクセサリーショップの「スワロフスキー」では、1万5000円以上の購入者に、「クリスタル付きキーリング」(なくなり次第終了)をプレゼントする。
2階南
レストランなどが並ぶ2階南(ANA側)エリア。最も南側に位置する「NICK STOCK」は、空港での出店に合わせて、むくみ防止や疲労回復に効く「アップルジンジャー」を用意。また、伊丹空港店では、大阪らしいメニューとして「串カツカレー」も提供する。
ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドが運営するベーカリー「ル・パン神戸北野」は、前回記事でも写真で紹介したイートインスペースでのアフタヌーンティーやスイーツを楽しめるほか、楽天トラベル主催の「朝ごはんフェスティバル」で日本一を獲得したオリジナルベーカーのセットなどのパンなどを販売。伊丹空港店限定商品として、「灘五郷」の酒粕を使った「酒粕ベイクドチーズケーキ」(810円)も1日80個限定で提供する。
通常のカレーライスだけでなく、“まぜカレー”“カレースパゲティ”“あんかけスパゲティ”などの新しいスタイルを提案する「ダイヤモンドカリー」。カレーに合うクラフトビールなども提供する。4月18日~20日はオープン記念として通常880円の「ジューシーカツカレー」を830円で提供する。
昭和9年創業の歴史あるコーヒー店「丸福珈琲店」は、空港としては羽田空港に次ぐ出店で、こだわりのドリップコーヒーが特徴。オープン記念として4月18日から飲食利用者先着500名に、ドリップコーヒー1袋をプレゼントする。
3階
新形態のお店など、空港初、日本初のお店が並ぶ3階。先述した「大阪黒門市場まぐろのエン時」のほか、世界の空港でも初めてという醸造施設を備えた「大阪エアポートワイナリー」や、クラフトビールなども味わえる城崎温泉の老舗旅館が運営する「海キッチン KINOSAKI」など、ほかでは味わえないグルメを堪能できるとあって、一般向け内覧会でも人が多く集まる注目のエリアとなっていた。
3階中央の休憩に便利な立地にある「DEAN&DELUCA CAFE」は、独自ブレンドのコーヒー豆やグッズも販売。夏は「コールドブリューブレンド」を水出ししたアイスコーヒーを提供。さっぱりとした風味が魅力だ。オープンを記念して数量限定でコーヒーチケットを配布する。
大阪エアポートワイナリーは、前回記事でもお伝えしたとおり、オープン後は全国の醸造所から仕入れたワインを提供。同店で醸造したワインは6月ごろに提供を開始する予定で、その際には持ち帰りが可能な瓶詰めの商品も販売する計画だ。
4階
展望デッキがある4階は、前回の記事でもお伝えした「NORTHSHORE」の5階の窓側席が人気を集めていた。飛行機を見ながら食事を楽しめるのが魅力だ。
同エリアに新たに出店する「よしもとエンタメショップ」では、「吉本新喜劇/プリントクッキー」(16枚入り972円)と、「ショッピングバッグ」(2色、各色1000円)が伊丹空港限定で新発売。
さらに、オフィシャルグッズショップ以外では初めてとなるNMB48とのコラボレーションコーナーも常設。“MNB”“ITM”の文字が飛行機イラストとともに描かれる「大阪国際空港×NMB48限定デザインTシャツ」(S~XL、3100円)も伊丹空港店限定で販売される。
従来から出店している家具やインテリア雑貨のお店「アクタス」はリニューアルして引き続きお店を構える。これを記念して数量限定商品を用意した。
「OPEN BAG」は8000円分の商品が入った福袋で、“Re-DEPATURE”の文字があしらわれたオリジナルのトートバッグに入って3240円。このほか、限定カラーの「ロープトートバッグ」(4212円)、電子レンジにもそのまま使える「オリジナルマグ」(734円)を販売する。