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ボーイング、ドリームライナー最新派生機「ボーイング 787-10」型機の初飛行に成功

サウスカロライナ工場の隣接飛行場で4時間58分のフライト

2017年3月31日(現地時間) 発表

ボーイング 787-10型機(ドリームライナー)

 ボーイング(Boeing)は、サウスカロライナ工場に隣接する飛行場でボーイング 787-10型機(ドリームライナー)の初飛行を行なったと発表した。同機は787-9型機の胴体を5.5m延長しており、787型機でもっとも長い胴体を持つ最新モデル。

 787-10型機は、787型機の3機目にあたる派生機で、95%の共通性を備えたまま、胴体の延長によって座席数と貨物積載量を増やしている。また、1座席あたりの燃焼効率性とCO2排出量では、置き換えになる航空機と比べて25%、競合機種とでは10%優れるとしている。

 なお、787-10型機は、ローンチカスタマーであるシンガポール航空をはじめ、エア・リース・コーポレーション(ALC)、全日本空輸(ANA)、ブリティッシュ・エアウェイズ、エティハド航空、エバー航空、GEキャピタル・アビエーション・サービス(GECAS)、KLMオランダ航空、ユナイテッド航空の9社から計149機を受注しており、2018年上半期に初納入が予定されているという。

ボーイング 787-9型機の胴体を5.5m延長した787-10型機