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ボーイングの787-10型機(ドリームライナー)、米当局より商用運航の認証取得

納入は2018年前半のシンガポール航空から

2018年1月22日(現地時間) 認証取得

2017年のパリ航空ショーで展示されたボーイング 787-10型機(ドリームライナー)

 米ボーイングは1月22日(現地時間)、最新の旅客機であるボーイング 787-10型機(ドリームライナー)のATC(Amended Type Certificate:型式設計変更)の承認をFAA(米連邦航空局)から受け、商用運航が承認されたと発表した。

 787-10型機は世界の航空会社9社から170機以上を受注しており、2018年前半にシンガポール航空への初納入を予定。日本ではANA(全日本空輸)が発注している。

 ボーイング 787-9型機の胴体を約5.5m延長した派生機である787-10型機は、95%以上の共通性を持ちながら、標準的な2クラス構成で約40席多い約330席を実現。航続距離は1万1910kmで、1座席あたりの燃焼効率性とCO2排出量では、置き換えになる航空機と比べて25%優れているという。