旅レポ

ケアンズで食べたい・飲みたいディナー4選、クラフトビールからステーキ、シーフード。日本語メニュー&スタッフ在籍のお店も

Hemingway's Brewery Cairns Wharf。トリニティ・インレットを望むウォーターフロントのクラフトブリュワリー

 ケアンズシティは食も多種多様だ。マリーナ沿い、エスプラネード沿い、街なかのレストランなど、おおむね徒歩圏内にまとまっている。きっとその日食べたい好みの味に出会えるはずだ。

 ここでは、今回筆者が実際に訪れた、ケアンズシティで夕食の候補として使いやすい4店を紹介しよう。海辺でビールを飲む店、港を眺めながらシーフードを食べる店、エスプラネード沿いの少し落ち着いた雰囲気の店、街なかで地元民にも愛される本格イタリアンが食べられる店。いずれも徒歩で動きやすい範囲にあり、初めてのケアンズでも選びやすいレストランばかりだ。

 なお、価格はメニュー確認時点のオーストラリアドル(AUD)表記。メニューや料金、営業時間は変更される場合があるので、来店前に確認しておきたい。

港町らしい夜。クラフトビールで乾杯するなら「Hemingway's Brewery Cairns Wharf」

 ケアンズ・ワーフにある「Hemingway's Brewery Cairns Wharf」(4 Wharf St, Cairns City QLD)は、トリニティ・インレットを臨むクラフトブリュワリーだ。ヘリテージ指定を受けた建物を使った海辺のブリュワリーパブで、店内には醸造設備も備える。屋内席と屋外席があり、夕方から夜にかけて港町らしい空気感満載のなかでビールが飲める、ビール好きにはたまらない店だ。

店内は高い天井の開放的な空間にテーブル席が並ぶ。にぎやかなブリュワリーパブらしい雰囲気が広がる

 店のコンセプトは、現地で醸造するクラフトビールとカジュアルダイニング。気取らずカジュアルに楽しめる。メニューも豊富で、みんなでシェアしながらワイワイとやるならぜひ訪れたい。もちろんカップルにもお勧めできる。無類のビール好きの筆者一押しの店だ。

店内に設けられた醸造設備。木を多用した店内に、金属製のタンクが並ぶ

 クラフトブリュワリーだけあって、ビールの種類は豊富。好みのビールを見つけ出すのも一苦労だが、そこはご安心を。複数のビールを少しずつ試せる「Tasting Paddles」を用意している。いわゆるクラフトビールの飲み比べだ。ラガー、ピルスナー、ペールエール、IPA系などが試せる。

ビールタワーと「Tasting Paddles」。複数のクラフトビールを少しずつ試しながら、好みの1杯を探せる

 店員がテーブルでオーダーを取りにくるスタイルではなく、自分でカウンターに注文しにいくスタイルなので、毎回カウンターに行くのがめんどうならば、まずはTasting Paddlesで飲み比べて、好みのビールを見つけたら2LのHemingway's Beer Towerでたっぷり楽しむのもいい。テーブルにビールタワーが立つだけで、一気に場が盛り上がる。港町の空気のなかで飲むクラフトビールは、ケアンズの夜の始まりにぴったりだ。

 ここまでの流れで次は料理の説明なのだが、ここで1つお詫びをしなくてはならない。自他ともに認める無類のビール好きの筆者。あまりの豊富なビールと最高の雰囲気で、取材を忘れてビールをしこたま飲んでしまったせいで、料理の撮影を失念してしまった。とんだ大失態だ。

Hemingway's Brewery Cairns Wharfのドリンクメニュー。クラフトビールの飲み比べのほか、カクテルやワインも用意している

 ただ、料理も本当に素晴らしかった。ビール好きのことを知り尽くしているとしか思えない、どれもビールとの相性抜群の料理だった。つまみ系からしっかりした食事まで幅広い。軽く頼むなら、フライドポテトなどの定番ものから、ガーリックフラットブレッド、クリスピーカラマリなど。チキンケサディーヤ、ラムチョップ、スティッキーウイング、ブリスケットナチョスあたりも選びやすい。

こちらはフードメニュー。ピザ、バーガー、軽食、メイン料理まで幅広くとり揃えている。腹具合に合わせて選べるのがうれしい

 しっかり食べるなら、フィッシュ&チップス、ブリトーボウル、チキンペストパスタ、ポーターハウスステーキなどもある。バーガー系は、アンガスビーフの「the hero」、バラマンディを使った「the bronco」など。ピザも終日注文でき、マルゲリータ、ペパロニ、BBQチキンなどシェアしやすいメニューも揃う。

 価格帯は、フライドポテトが12AUD、クリスピーカラマリが20AUD、チキンケサディーヤがA$21など。バーガー類は26~27AUD。ポーターハウスステーキが45AUD。ピザは20~26AUDくらいが目安となる。

 海辺でクラフトビールを飲むだけでなく、夕食まで済ませられるのがこの店の使いやすさ。ビールを中心に軽くつまむ夜にも、しっかり食べる夜にも合う。ビール好きなら連日通って、あらゆるビールを試すのもわるくない。

オープンエアの店内に迷い込んできた?オーストラリアイシチドリ。人慣れしているところを見ると、ここは餌場なのかもしれない

 ただ、現在の為替で日本人の感覚からすると少々高め。世界中が物価高なので、こればかりはいたしかたない。この店に限らず総じて物価は高めなので、最高の夜を過ごすために、ここは出費を覚悟せざるを得ない。

ウォーターフロントでシーフードなら「Dundee's On The Waterfront」

「Dundee's On The Waterfront」(1 Marlin Parade, Cairns City QLD)は、Reef Fleet Terminal近くのウォーターフロントにあるレストランだ。グレートバリアリーフ方面のクルーズ船が発着するエリアに近く、港を眺めながら食事ができる。

 今年、創業40周年を迎える同店は、ケアンズの老舗オーストラリアンレストランでもある。創業当初から、新鮮な地元産シーフード、上質なオーストラリア産ステーキ、オーストラリアならではのブッシュタッカーを、ウォーターフロントの景色とともに提供してきた。現在では地元客だけではなく、世界中から訪れる旅行者にも人気で、日本人旅行者の姿も多い。

ワインやビール、トロピカルドリンクなど、ドリンクメニューも豊富

 英語が苦手な旅行者にとって心強いのが、日本語メニューが用意されていること。さらに日本人スタッフも多数在籍しているため、細かな注文や料理の内容を確認しやすいのもうれしい。営業時間はブランチが9時30分~11時30分。ランチが11時30分~15時。ディナーは16時~21時30分ラストオーダーとなっている。

Dundee'sの名物料理、「Dundee's Seafood Tower」。マッドクラブ、海老、ムール貝、生牡蠣、バラマンディ、ホタテ、カラマリなど豊富な魚介類を盛り込んだメニュー

 Dundee'sでまず目を引くのは、やはりシーフードだ。なかでも「Dundee's Seafood Tower」は、店を代表する人気メニュー。マッドクラブや淡水ロブスター、海老、ムール貝、生牡蠣、バラマンディのフライ、ホタテ、イカフライなどを盛り込んだ一皿で、テーブルに運ばれてくると見た目のインパクトもかなり大きい。港を眺めながら、オーストラリアらしい魚介をまとめて楽しめる、いかにもウォーターフロントの店らしい一皿だ。

 シーフードをもう少し落ち着いた一皿で食べたいなら、魚介を使ったリングイネがいい。海老、ムール貝、ホタテ、イカ、タコなどを使ったパスタで、ソースはガーリッククリーム系またはトマト系から選べる。魚介の旨みがソースに溶け込んでいて、シーフードの店らしい満足感がある。

海老、ムール貝、ホタテ、カラマリ、タコなどの魚介類をつかった「Seafood Linguine」

 一方で、Dundee'sはシーフードだけの店ではない。肉料理もしっかり用意されている。「Beef Rock」は、120日間穀物肥育されたアンガスビーフのアイフィレを、熱々のホットロックで好みの焼き加減に仕上げながら食べる石焼きステーキだ。自分で火入れを調整しながら食べる楽しさもあり、肉を食べたい夜にもちゃんと応えてくれる。

グレインフェッドのアイフィレを、熱々のホットロックで好みの焼き加減に仕上げる「Beef Rock」

 さらに、仔牛の骨付きすね肉をじっくり煮込んだ料理もかなりの迫力だ。アプリコットと赤ワインのソースを合わせた一皿で、長時間調理された肉は骨から外れやすい。見た目は豪快だが、クリーミーなマッシュポテトと一緒に食べると、味わいは意外なほどやさしい。

仔牛の骨付きすね肉をじっくり煮込み、マッシュポテトとブロッコリーを添えた「Veal Shank」

 オーストラリアらしい食材を一皿で試すなら、「Australian Sampler Plate」。アンガス牛、ワニ肉のソーセージ、カンガルーの串焼き、バラマンディ、淡水ロブスター、ラムチョップ、タイガー海老などを盛り合わせた一皿で、シーフードも肉もブッシュ・タッカーも少しずつ楽しめる。旅先らしい一皿としても印象に残る。カンガルーの肉が思いのほか美味しくてびっくりした。

「Australian Sampler Plate」はアイフィレ、ワニ肉ソーセージ、カンガルー、バラマンディ、淡水ロブスター、ラム、海老などが一皿になったブッシュ・タッカー

 デザートには、日替わりの自家製チーズケーキ、ココナッツとマリブを使ったパフェ、マンゴーのクリームブリュレなど、トロピカルな雰囲気の一皿も揃う。記念日向けの対応もしてくれるので、誕生日や結婚記念日など、旅先で少し特別な夕食を楽しみたいときにも使いやすい。

あらかじめ知らせておけば記念日などの特別な日にも対応してくれる

 Dundee'sは、ウォーターフロントでシーフードを食べる店でありながら、ステーキ、ブッシュタッカー、パスタ、デザートまで幅広い。日本語メニューと日本人スタッフの存在もあり、初めてのケアンズでも安心感がある。港町らしい夕食を、少ししっかり楽しみたい夜にお勧めしたい一軒だ。

エスプラネード沿いで少し落ち着いて食べるなら「The Vine Room」

 エスプラネード沿いにある「The Vine Room」(121-123 Esplanade, Cairns City QLD)は、地中海料理を軸にしたウォーターフロントのレストランだ。ケアンズ中心部の海沿いにあり、ラグーン周辺からも歩いて行きやすい。

 水辺のカジュアルさはありつつ、店内は少し落ち着いた雰囲気だ。白を基調にした外観に夜の照明が加わると、海沿いのレストランらしい空気感が出る。にぎやかに飲むというより、少しゆっくり食事をしたいときに使いやすい一軒だ。

エスプラネード沿いにある、地中海料理を軸にしたレストラン「The Vine Room」

 日本語メニューに対応しているのも、旅行者にはありがたい。地中海料理は食材やソースの名前だけでは内容を想像しづらいこともあるので、日本語で確認しながら選べるのは安心感がある。営業時間は毎日12時~20時30分。ランチからディナーまで通して使いやすい。

 料理は地中海料理をベースにしており、前菜をシェアしながら始めやすい。自家製ブレッドやディップ、オイスター、魚介を使った小皿などが揃い、ワインやカクテルと合わせながら少しずつ楽しめる。

Seared Scallops with 'nduja。ホタテにンドゥイヤバター、サフランポテトクリーム、魚卵などを合わせた前菜

 前菜で目を引いたのが、ホタテを使った一皿。殻にのせたホタテに、スパイスの効いたバターやサフラン風味のポテトクリーム、魚卵などを合わせている。海沿いのレストランらしい魚介の一皿で、最初にテーブルへ置かれると食事の流れが一気に華やぐ。

「The Vine Room Dips」は、ペスト、ロメスコ、地中海風ブレッド、オリーブ、サンドライトマト、ケイパーなどを盛り合わせた前菜

 もう1つシェアしやすいのが、ディップの盛り合わせだ。ペストやロメスコ、地中海風ブレッド、オリーブ、サンドライトマトなどを合わせた一皿で、軽くつまみながら飲むのにちょうどいい。少しずつ味を変えながら食べられるので、会話しながら始める前菜として使いやすい。

 主菜は、魚介、肉、パスタ、ベジタリアン系まで幅広い。海老のリゾット、魚介のフェットチーネ、チキン、ラム、リブアイ、魚料理などがあり、同行者と食べたいものが分かれても選びやすい。

「Tablelands Rib Eye with Bone 400g」テーブルランド産の骨付きリブアイに、マッシュポテトとソースを添える。見た目のゴツさとは裏腹に柔らかくジューシーな肉質

 肉をしっかり食べたい人には、テーブルランド産リブアイがいい。骨付きのリブアイにサラダを添えた一皿で、地中海料理の店ながら、ステーキとしての満足感もしっかりある。付け合わせはフライ、マッシュポテト、クスクスから選べ、ソースも好みに合わせられる。

レモンとローズマリーをきかせたリゾットに海老を合わせた一皿、「Herby Prawn Risotto」

 魚介を選ぶなら、海老を使ったリゾットがいい。レモンとローズマリーの香りに、海老の旨みが重なる一皿で、シーフードの盛り合わせとは違う落ち着いた満足感がある。ケアンズらしく魚介を食べたいけれど、少しゆっくりした皿で楽しみたいときにちょうどいい。

ローカルチーズにフルーツペースト、ラヴォッシュ、ナッツを添えた食後の一皿「Cheese Plate」

 食後までゆっくり過ごせるのも、この店のよさだ。デザートのほか、チーズ好きならチーズプレートもいい。ローカルチーズにフルーツペースト、薄焼きクラッカー、ナッツを合わせたもので、食後にもう少し飲みながら過ごすにはちょうどよかった。

 価格帯は、前菜や小皿が11~28AUD前後、シェア用の前菜プレートが85AUD、主菜が38~65AUD前後。サイドは16~18AUD前後、デザートは14~26AUD前後が目安となる。メニューには、ベジタリアン、グルテンフリー、乳製品不使用、ナッツ使用、ヴィーガンなどの表記もあり、食事制限がある場合にも確認しやすい。リゾート気分で少しおしゃれして、ゆったりと大人時間を楽しみたい人にお勧めだ。

街なかで本格イタリアンを食べるなら「La Fettuccina」

「La Fettuccina」(41 Shields St, Cairns City QLD)は、観光客の多い水辺から少し内陸に入った場所にあるイタリアンレストランだ。街歩きの途中でも立ち寄りやすい。ケアンズ中心部で長く親しまれてきた店で、地元民にも愛される本格イタリアンが食べられる。

街なかの老舗イタリアン「La Fettuccina」。古くから地元民に愛される正統派トラットリア

 店の始まりは1986年。当初はエスプラネードで開業し、1989年に現在のShields Streetへ移転した。ケアンズで最も長く続くイタリアンレストランとして知られ、観光客向けの店というより、街のなかで長く続いてきたトラットリアという雰囲気がある。

オーナーのJohnさん。気さくな人柄で客をもてなす。地元民に愛されるのもうなずける

 現在の店を支えるのが、JohnさんとAndreaさんだ。Johnさんは1998年にLa Fettuccinaに加わり、厨房で経験を積んだあと、2006年にAndreaさんとともに店を引き継いだ。いまも手打ちパスタを日々仕込み、地元の食材や昔ながらのイタリア料理の技法を大切にしているという。

 この日はAndreaさんの姿はなかったが、Johnさんが迎えてくれた。気さくな人柄そのままに、店内には肩肘張らない空気が流れている。観光客向けに派手さを作り込んだ店というより、地元の人たちが普段使いしてきた店なのだと、自然に伝わってくる雰囲気だ。

バーカウンターで迎えてくれたホールスタッフ。地元に根付いたレストランらしい温かい雰囲気

 店内は、街なかの老舗イタリアンらしい落ち着いた雰囲気。木の床、テーブル、壁に並ぶポスター、奥へ続く細長い空間。水辺の大型レストランとは違い、少し内側に入った店でゆっくり食事をする感覚がある。

 店の中心は、昔ながらのイタリア料理とハウスメイドのパスタだが、前菜から組み立てる楽しさもある。軽く始めるなら、トマトをのせたブルスケッタやガーリックブレッド、カプレーゼなどが選びやすい。どれもそのあとに続く料理に期待を膨らませてくれる。

トーストしたチャバタにトマト、玉ねぎ、バジル、ガーリック、オリーブオイルを乗せた前菜のBruschetta
海老とモッツァレラを入れたアランチーニに、スパイシーパプリカソースとパルメザンを合わせた前菜「Arancini with prawns and mozzarella」

 肉やチーズを使った前菜もある。ハムやサラミ、チーズ、オリーブなどを盛り合わせた前菜や、薄切りの生牛肉にオリーブオイル、レモン、ルッコラ、パルメザンを合わせたカルパッチョなど、ワインと合わせて少しずつ食べるのにもいい。

「Carpaccio di Manzo」は薄切りの生牛肉にオリーブオイル、レモン、ルッコラ、パルメザンを合わせた前菜

 魚介系の前菜も目立つ。ホタテ、エビ、魚、カラマリ、地元産イカなどを使った料理があり、ケアンズらしい魚介をイタリアンとして食べられる。前菜をいくつか頼んでシェアするだけでも、かなり満足感がある。

自家製パスタの“漁師風”のスパゲティ「Spaghetti alla Pescatora」。海老や魚をガーリック、チリ、オリーブオイルで合わせる
日本からきた我々にオーナーのJohnさんが振る舞ってくれたスペシャルメニュー。ローストしたバターナッツパンプキンを合わせたショートパスタ。ハーブと削ったチーズを散らした一皿

 パスタはハウスメイドで、スパゲティ、フェットチーネ、ペンネ、ラビオリ、ニョッキ、リゾットなどが並ぶ。魚介のパスタ、ボロネーゼ、バジルのパスタ、カルボナーラ、クリーム系のフェットチーネなど、分かりやすい料理が多い。形やソースで選べるのもイタリアンらしい。

 魚介を使ったフェットチーネは、トマト、クリーム、またはローザソースから選べる一皿。海の街ケアンズらしさとイタリアンの両方を感じられる。しっかり食べたい夜にも、軽くワインと合わせたい夜にも使いやすい。

アルボリオ米に、クリーミーに炒めたマッシュルームを合わせたリゾット「Risotto ai Funghi」

 リゾットもよかった。米の食感を残しつつ、チーズの香りとソースの旨みがまとまり、パスタとはまた違う満足感がある。シーフードやステーキが続いた旅程のなかで、こういう落ち着いたイタリアンを挟むと、食事のリズムが変わる。

モスカートで煮た洋梨に、ハニーマスカルポーネを添えたデザート「Moscato Poached Pears」

 デザートには、ティラミス、チョコレートムース、クレームブリュレ、フルーツソルベ、アフォガートなどが並ぶ。食後に少し甘いものを頼めるのも、イタリアンらしい楽しさだ。街なかで落ち着いて夕食を食べ、最後にデザートまで進めると、旅先の夜としての満足感も高い。

オーナーのJohnさん(右)と厨房スタッフの皆さん。長く地元オージーの舌を喜ばせてきた

 価格帯は、前菜が9~26AUD前後、パスタが25~36AUD前後、メイン料理が36~48AUD前後、デザートが8~16AUD前後。水辺の華やかなレストランとは少し違う、街に根付いた店で夕食を食べたい夜にお勧めしたい。Johnさんの人柄も含めて、ケアンズの“地元に愛される店”を感じられる一軒だ。

ケアンズの夕食は、少し早めに動くと楽

 ケアンズ中心部の夕食は、徒歩で動きやすいのが大きな利点だ。マリーナ、エスプラネード、街なかの距離が近く、夕方に海沿いを歩いてから食事へ向かう流れも作りやすい。

 人気店は夕食時間帯に混みやすいので、ウォーターフロントの店や週末は早めに予約しておくと安心だ。服装はリゾートカジュアルで十分だが、少し落ち着いた店に行くなら、襟付きのシャツやきれいめの靴があると使いやすい。

 水辺でクラフトビールを飲む、ウォーターフロントでシーフードやステーキを食べる、エスプラネード沿いで少しおしゃれに過ごす、街なかで地元に愛されるイタリアンを楽しむ。ケアンズの夜ごはんは、ムリに遠くへ出なくても十分に楽しめる。

竹信大悟