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全国420店の総本山! まもなく開業「はなまるうどんTKMT高松本店」を見てきた
2026年7月16日 14:30
- 2026年7月17日 開業
創業から四半世紀、いまや全国に240店舗を展開する「はなまるうどん」の総本山ともいえる「はなまるうどんTKMT高松本店」(香川県高松市上福岡町980)が、香川県高松市で7月17日にオープンする。
これまで「はなまるうどん」は、2000年5月に1号店として開業した木太店(高松市木太町)の入口に看板やモニュメントを設置するなど、本店に近い特別な店舗として扱ってきた。今回はその木太店を移転する形で、新店「TKMT本店」を開業する。
はなまるうどんは讃岐うどんの本場・香川県高松市で創業した企業として、地元に寄り添う「おいでまい!さぬきプロジェクト」を2025年1月から実施しており、都内から創業の街・香川県高松市への本社移転に続いて、「多肥店」「高松兵庫町店」の2店を独自のコンセプトに基づいて改装。今回はコンセプト店舗の3軒目だ。
オープンに先立って実施した「はなまるうどんTKMT高松本店」の報道公開で、はなまるうどんならではのこだわりが詰まった店内をチェックし、絶品メニューをいただいてきた。
「TKMT」って何? 高松本店に潜入!
新しく店名に入った「TKMT」は、高松市が公式に展開しているシティプロモーション内のキャッチフレーズであり、「T:とにかく、K:考えてみてください。M:まずは、T:たのしんでみてください。」といった意味があるという。
そんな「TKMT」が大きく描かれた入口を入ると、通常のはなまるうどんでは見かけないメニューの数々に、目を奪われる。
なかでも、「1号店のカレー」は、2000年の創業時から創業店・木太店で数々のメニューを開発されたレジェンド・武市信子さんのレシピを受け継いでおり、今でもファンが多い逸品だ。
また「一本豚の角煮定食」は、肉メニューにこだわって昨年オープンした「はなまるうどん肉店」(高松兵庫町)で提供している豚バラ角煮が丸々1本乗っており、インパクトがある逸品だ。
このほか定食メニューでは「黒胡椒かしわ天定食」などがある。なお、定食メニューではオプションとして「ミニうどん」か「だしスープ」が選べるようになっている。
「ミニ牛肉ごはん」「ミニ塩豚丼」などもあり、小腹を満たす選択肢もかなり豊富にありそうだ。
もちろん、通常のうどんメニューを注文することもできる。天ぷら・おにぎりなどのトッピングを自分で取って会計する「セルフうどん」スタイルに変わりはない。しかし、香川県内14店舗と一部地域でしか使用していない「新麺 さぬきの夢」をこの店でもいただけるので、旅行中にわざわざ立ち寄ってもよいだろう。
セルフうどん屋さんなのに? ボックスシート+キッズスペース設置
食事のあとで店内をゆったり見渡すと、「セルフうどん店とは思えないゆったりした店内」に驚く。
「速い、安い、うまい」を重要視するセルフうどん店は、食べたらサッと出るために、どうしても1人がけの簡素なカウンター席がメインになる。しかしTKMT高松本店では、ゆったりしたボックス席を中心に配置しており、シート座席でくつろげる仕様になっている。
営業時間も、セルフうどん店としては長い方だ(10時~21時30分、LO 21時)。うどんだけではない定食店、ファミレスとしても活用できそうだ。
また、店内には広々としたキッズルームを設置し、子供が心おきなく遊べるようになっている。子供から目を離せない親のために、キッズルームの一角だけはタブレット注文ができるようになっているという、ちょっとした気配りもうれしい。
入口ではオリジナルの「TKMT」Tシャツやはなまるうどんグッズ、香川県のお土産などを豊富に取り揃えている。県外からきて食べ歩く「うどんツアー」が多い香川県で、TKMT本店をツアーに取り込んでもらいたい考えだ。
なぜ創業店を移転した? 「はなまる」前田社長に聞く
記者会見では、はなまるうどんを運営する株式会社はなまる 代表取締役社長の前田良博氏に加えて、高松市からは副市長の蓮井博美氏、香川県内で活躍するマスコットキャラクター「ツルきゃら うどん脳」が登壇した。
前田社長によると、讃岐うどんの魅力は「個性と多様性」にあるとし、この「おいでまい!さぬきプロジェクト」を通じて伝統を守りつつ、夜も営業する定食メニューやキッズルームを設けるなどの“革新”を、このTKMT高松本店で進めるという。
香川県下には今、約600店のうどん屋が営業し、こういった店舗を食べ歩くうどんツアーが、観光様式として絶大な支持を得ている。しかし、個人経営の店舗の多くが昼過ぎに閉店する。前田社長いわく、TKMT本店を開設した理由として「15時以降の時間帯にも対応する」を目指すという。うどんツアー需要の3軒目、4軒目以降の需要を取り込みたい考えだ。
また、これまでのうどん店にないキッズルーム併設などの特色を持つこの店舗では、「家族で夜まで楽しめる」ことを目指すという。
なお、TKMT本店の開業にあたって、300mほど先にある創業店・木太店を閉店した。2000年の創業時には前田社長が店長を務めていた思い深い店舗であるとしながらも、店や駐車場が狭く、今回のような思い切った店舗改装には不向きだったところ、近隣で30年以上の長きにわたって営業していた中華系ファミレス「チャイナハウスすけろく」が閉店、物件が開いたところでTKMT本店を開設したという。
前田社長によると「木太店は狭くて駐車場などのインフラが不足し、いずれ対策をとる必要があった」。新しい物件は交差点沿いにあってクルマでアクセスしやすいうえに広く、前田社長によると「神の思し召し」とも言えるよい物件でもあり、移転という形でTKMT本店開設にいたったという。
はなまるうどんは、創業の地である香川県高松市と包括連携協定を結んでおり、高松市からは市長の大西秀人氏の代理として、副市長の蓮井博美氏が登壇した。
副市長によると、高松市は2025年2月に「高松市シティプロモーション推進ビジョン」を策定しており、同時に、高松を表わすロゴマーク「TKMT」を制作。高松のよさや魅力を市民や企業に発信してもらう目的で作成しているが、店舗名に「TKMT」が使用されるのは今回が初めての事例だという。
また、副市長は「TKMT」の文字を使ったあいうえお作文でスピーチを締めくくった。
T: 挑戦します創業の力
K: 心地よい日常空間と
M: メニューも豊富な味わいを
T: TKMT高松本店
定食などを提供する「TKMT本店」業態は、前田社長によると「今後の様子を見ながら、全国各地への展開も考えている」という。
はなまるうどんは親会社である「吉野家ホールディングス」中期計画で、現在の420店体制を2029年までに600店に拡張する構想を明らかにしている。その一歩として、「TKMT本店」がどのように顧客に愛される店舗になっていくか、期待しつつ見守りたい。








































