旅レポ

ジェットスターのビジネスクラスでオーストラリア北東部へ! ケアンズのオーシャンビュー独り占めのホテルに泊まりました

ケアンズとゴールドコーストに行ってきました

 オーストラリア政府観光局、クイーンズランド州政府観光局、ジェットスターが共同主催のプレスツアーに参加してきました。訪れたのはオーストラリア北東部の観光都市ケアンズとゴールドコースト。

 夏から秋へ変わる3月中旬、現地は雨季特有の蒸し暑さもあって、服装はもっぱらTシャツにビーチサンダルというカジュアルさ。心身ともにリラックスしてオーストラリアの魅力を堪能できた旅の様子を数回にわたってお伝えします!

オーストラリアのクイーンズランド州には魅力的なコンテンツが盛りだくさん!

オーストラリアはもちろん、日本の水際対策も終了! ついに海外旅行が完全復活

家族や仲間と日曜日のブランチを楽しむオージーたち。ゴールドコーストの超人気ベーカリーカフェにて

 オーストラリアはすでに(2022年7月)に新型コロナウイルス関連の入国制限は撤廃されており、日本の現行の水際対策(入国制限)についても5月8日に終了しました。いよいよ海外旅行の完全復活です。待ってました~!とばかりに旅行計画を立てようとしている人も多いのではないでしょうか。

 ということで、まずは現在のオーストラリアの渡航情報を。観光や出張などの渡航では「ETA」と呼ばれる電子ビザが必要です。申請手続きは特に難しいものではなく、「Australian ETA」というアプリをスマートフォンにダウンロードしたら、案内(英語)に従って氏名や生年月日、パスポート番号などを入力し、いくつかの質問事項に答えるだけ。パスポートとメールアドレス、クレジットカード(申請料は20オーストラリアドル)があればOKです。オーストラリアでの連絡先には最初に泊まるホテルを入力しましょう。

ETA申請を忘れていると、そもそも飛行機に乗れないことがあるそうなのでご注意を

日本とオーストラリアを2都市3路線で結ぶジェットスター

今回はジェットスターのビジネスクラス!

 利用したジェットスターは、オーストラリアのメルボルンに本社を置く格安航空会社(LCC)。日本国内でおなじみのジェットスター・ジャパンの親会社ですね。そのジェットスターは現在、成田~ケアンズ、成田~ゴールドコースト、関西~ケアンズの3路線を運航していて、今回は成田からケアンズに飛び、帰りはゴールドコーストから成田へ戻るという行程。もちろんケアンズ~ゴールドコースト間もジェットスターの国内線を利用しました。

成田~ケアンズはデイリーで運航中。機材は長距離用のボーイング 787型機
機体前方に21席あるビジネスクラスは2-3-2の配列(画像提供:ジェットスター)

 搭乗したJQ26便は成田空港第3ターミナルを20時05分に出発し、翌朝4時25分にケアンズ国際空港に到着しました。所要時間は約7時間半で時差は+1時間。夜のフライトなので機内食を食べ終わるとほとんどの人がアイマスクをして就寝。私も映画を1本観たあとは寝ていました。ビジネスクラスでは食事や軽食、飲み物はすべて無料で提供され、機内持込手荷物は14kgまで、受託手荷物は30kgまで無料で預けることができます。

無料のアメニティ。黒いエコバッグのなかにはハンドクリーム、リップ、ボールペン、耳栓、靴下、ネックピローなど
ビジネスクラスのシート。フルフラットにはなりませんがゆったりした革張りシートで快適でした(画像提供:ジェットスター)
一番前の席だったのでミネラルウォーターやヘッドフォンなどが入ったシートポケットは目の前の壁に
アームレストの前側にはUSBやコンセントが内蔵

 機材はボーイング 787型機で、ビジネスクラス21席とエコノミークラス314席の計335席。日本国内を飛んでいるジェットスター・ジャパンは計180席のエアバス A320型機なので、だいぶ大きさが違います。私は初めてのジェットスターのビジネスクラスでしたが、前の座席との間隔が広いうえ、折り畳み式のフットレストのおかげで両脚を思いっきり伸ばせるので身体がとっても楽でした。

こちらはエコノミークラス。LCCとはいえ全席モニター付き!(画像提供:ジェットスター)
旅のお供はもちろん、ジェットスター公式キャラクターのジェッ太くん
オーストラリアの入国カードが配られます
機内食は夕食と朝食の2回。夕食はチキン、魚、ヌードルの3種類からチョイスできます
朝食。といっても深夜2時頃に食べることになるので寝ていたい人はパスしてもいいかも

 参考までに成田~ケアンズの運賃はエコノミークラス「Starter」で片道3万8000円~、ビジネスクラスで片道8万7000円~(※2023年4月時点)。「荷物は最小限で食事も要らない、なるべくコストを抑えたい」という人はエコノミークラスを。一方で、「久しぶりの海外旅行なのでリラックスしたフライトにしたい」という人はビジネスクラスがお勧め。ちなみにどちらも燃油サーチャージは不要ですよ(※諸条件が適用されます)。

もうすぐケアンズ到着。着いたら時計を1時間進めます

ケアンズで宿泊したのは5ツ星ホテル「クリスタルブルックライリー」

「クリスタルブルックライリー」のシービュールーム。お部屋にヨガマットがあったのでYouTubeを観ながら朝ヨガをしました

 オーストラリアの北の玄関口であるケアンズは、大自然を満喫できるアクティビティが人気のリゾートシティ。長年日本人観光客にも人気で、実は私も大昔に訪れたことがあって、街なかの海辺にペリカンがいてびっくりしたのを覚えています。そんなケアンズのよいところは、年中温暖で治安がよくてコンパクトで街歩きしやすいところ。あとは空港と街が近いこと! 市内までは約5km、タクシーで10分ほどで着いちゃいます。

ロビーは白とウッド調を基調とした明るくてくつろげる雰囲気。館内は高速無料Wi-Fi完備です

 ケアンズで体験したアクティビティなどは次稿以降でレポートするとして、本稿では宿泊したホテル「クリスタルブルック ライリー」をご紹介しましょう。ケアンズで2018年以降に相次いでオープンした、オーストラリアで一番新しいホテルブランド「クリスタルブルック コレクション」の1つで、ほかにも「クリスタルブルック ベイリー」と「クリスタルブルック フリン」という2つのホテルが市内中心部のアクセス便利な場所に建っています。

1000m2超えのケアンズで一番大きなホテルラグーン・プール完備。実はケアンズは泳げるビーチがないため、泊まっているホテルにこれだけ大きなプールがあるというのはうれしい!

 泊まったのはライリー本館5階のシービュールーム。その名のとおり正面に海を見渡せて、右側の山から上がる朝日が印象的なお部屋でした。最後にご紹介する最上階のスイート以外、本館はすべて同じお部屋の作りなので、客室からのビューによってカテゴライズされています。アーバン、リゾート、シービューの順に値段が高くなるそうですよ。

なんとこの木のチップみたいなのがルームキー!
約32m2と広々。モダンだけれど温かみのある雰囲気で居心地よし
モダンでセンス抜群のインテリア
バスローブの代わりにある薄手のルームガウンが素敵でした
電源を備えたワークスペースも
もちろんベッドまわりにも電源。タブレットも完備
水はペットボトルでは置かずガラスボトルで

 日本人としては気になるバスタブの有無ですが、スイートルームは全室バスタブ完備で、ほかのすべてのカテゴリーでも計41ルームでバスタブを備えています。確約はできませんが、予約時にバスタブ希望を伝えれば空室があれば対応してくれるそうですよ。

広いバスルーム。私はバスタブなしのお部屋でしたが、使いやすいハンドシャワーで快適でした
ベランダからの景色。昔ペリカンを見たのはきっとこの浜辺のはず
本館1Fの「paper crane」は朝食会場でもあります
緑いっぱいのテラス席も
1階にあるウォーターサーバー。オーストラリアはサステナビリティの意識がとても高いですね
本館とプールを挟んで建つタワー棟には全46室
見学したタワー棟11階の「パノラミック シービュー ルーム」。ベランダはありませんが床から天井までの全面ガラス張り(しかもこの角度)は大迫力! ケアンズの景色独り占めといった感じ
本館最上階には7室のスイートが。お部屋の広さ69m2~とゆったりです。ハネムーンにぴったりなのでは?
タワー棟の最上階にはルーフトップバー「Rocco」

早朝のケアンズ空港に到着、アーリーチェックインしてお部屋でゆっくりする? そのままアクティブに行動する?

2日目に朝食を食べに行ったオークス・ケアンズ・ホテル内のカフェ「Oak&Vine」

 ところで早朝にケアンズに到着する初日はどう行動する? チェックインや朝食はどうしてる?と気になったので、現地でお世話になったクリスタルブルック ライリーのアカウントディレクターの上田廣作さんに伺うと、こんなお返事が。

「ご年配のお客さまやお子さま連れ、日程に余裕のあるお客さまは、アーリーチェックインにて前泊よりお部屋を確保。到着後は、お部屋でシャワーを浴びてお寛ぎになり、ゆっくりご朝食をお召し上がりになったりとフライト後の体調を整える余裕を持ったスケジュールを組まれているように思います。

 ホテルフロントデスクは無料でお荷物をお預かりいたしますので、アクティブなお客さまはそのままツアーにお出掛けされて、ツアー終了後の夕方にチェックインされるパターンが多いです。ツアーに行かれないお客さまはのんびり市内観光やお買い物をされてチェックインまでお時間を過ごしておられます」

 それぞれ旅のスタイルによって行動パターンは違いそうですね。ちなみにチェックインは14時ですが、清掃が終了して早めに部屋が用意できたらケータイに電話をもらえるそうですよ。

アボカドが乗ったトーストやオープンサンドは定番カフェメニューのようでした
お客さんは早起きのおじさん(おじいちゃん?)が多かったような……

 ケアンズはスーパーも朝6時からオープンしていて、朝から営業しているカフェも多いので、着いた日の朝食からオージー風にこだわってみてはいかがでしょうか。ということで次稿は、ケアンズ到着後に向かったリゾートタウン「パーム・コーブ」での素敵な朝食や、キュランダ観光などをご紹介します。

ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。