旅レポ

ケアンズ直行便が想像以上にラク~。到着当日はカフェ朝食にマーケット、本気の朝活で決まりでしょ!

ヴァージン・オーストラリア航空の羽田~ケアンズ線に乗ってみた

 年末年始が近づくと、そろそろ来年の旅行スケジュールを練り始める時期ですよね。2024年は、久しぶりの旅行だしフレンドリーな街の雰囲気のなか、近場でアクティビティともりもり遊びたいなら、オーストラリア・ケアンズはいかがでしょう!

 これから数回にわたって、ケアンズの行き方から遊び方まで最新情報をお届けします。1つでも気になったら、ケアンズの青い海と空が呼んでいる証拠です!

ヴァージン・オーストラリアの737-8はピッカピカ。シートも広めでフライトが超快適

 ケアンズへ向かうために搭乗したのは、ヴァージン・オーストラリア航空。7月22日に新機材ボーイング 737-8型機を投入したばかり、真新しい機体で飛べるのはなんだかワクワクします。

ボーイング 737-8型機。行きも帰りも同機体でした!

 羽田からは21時55分発のVA78便。夜出発でぐっすり眠って、到着1日目の朝イチからアクティブに動ける、そんな理想の便です。利用したのはエコノミークラス。シートは人間工学に基づき背もたれ部分にリブ入り。エコノミークラスは3-3配列です。

足元広めの「エコノミーX」
通常の「エコノミー」。3-3配列です
タブレット/デバイスホルダーを採用
自前のスマホやタブレットで機内エンタメを鑑賞
PCで仕事をしつつ、エンタメ鑑賞。ギークに使えますよ
全座席にUSBの電源装備

 長旅は否が応でも手荷物が増えるもの。そんなときでもご安心を。頭上ロッカーが拡大したことで、しっかりと近くに収めることができました。ゆえに足元スッキリ&足もグーンと伸ばせます。

737-8型機は頭上ロッカーが拡大。余裕で荷物が入ります
機内も広々とした印象
足元の荷物も上げれたのでスッキリ
リクライニングボタンは肘掛けに

 テーブルは広めで、13.6インチのノートPCを置いても問題なし。機内食は適宜購入するスタイルでクレカ決済のみ対応します。食事のほか、アメニティ類も購入する形なので、持参するのもアリ。

テーブルは13.6インチのノートPCを置けるサイズ
機内食は購入するタイプ。和風メニューもありますよ
ヘッドレストはフレキシブルに動きます
乗務員呼び出しボタンなどは上部に集約

 ドリンクは水またはコーヒー・紅茶のいずれかは無料で配布されるのでご安心を。ちなみにオーストラリアは食べ物の持ち込みに非常にシビア。私も含めて周囲の日本人のほぼ全員が、現地税関で荷物チェックが入ったので、何も持っていかないor機内で食べ切るのがいいですよ!

紅茶やコーヒーなどは無料でいただけます
眼下に広がるグレートバリアリーフは帰りの便で見れます

 ということで、約7時間半ほどでケアンズに到着! 時差もほぼなし、朝活がはかどるというもの。

6時過ぎにケアンズに到着!
現在ケアンズ国際空港は国際線が工事中でした

ケアンズ到着日になにする? カフェ朝食にマーケット、本気の朝活で決まりでしょ!

朝イチ到着なら時間はたっぷり、なら朝活でしょ!

 ヴァージン・オーストラリア航空のVA78便を利用してケアンズに朝6時過ぎに到着! 「朝早過ぎて、何をすればいいの?」と考えがちですが、ケアンズっ子の朝は早い! 朝イチからコーヒーショップやカフェなどが軒並みオープン。バリバリ行動ができるのをご存じでしょうか。

 その前にケアンズについて予習を。気候は、夏・夏・めっちゃ夏・めっちゃ夏。11月~12月はそろそろめっちゃ夏~めっちゃ夏に該当します。実はケアンズ1年中海でしっかり遊べる常夏エリア。しかも日本から一番近いオーストラリア&時差は約1時間、時差ぼけの心配もなしとイイコト尽くしなんです。

朝イチの「ESPLANADE」。ランやお散歩を楽しむ人たちも

 さらに羽田・成田・関空の3空港から直行便が出ていてアクセスが非常にラク~。到着後もケアンズ国際空港から市街までクルマなら約15分ほどで到着。そんなケアンズ最大のポイントは、陸と海、両方の世界遺産を有するところ。グレートバリアリーフと聞けば、「あのクマノミの!」とハッと気づく人も多いはず。

ケアンズはグレートバリアリーフへの玄関口

まずは腹ごしらえ! 地元素材を使ったカフェメニューを海を見ながらモグモグッ!

 そんなケアンズでの朝活は、海の見えるカフェで。実はケアンズっ子、オープンエアタイプのカフェが大好き! 今回訪れた「WHARF ONE CAFE」も、もちろん自然光や心地よい海風がしっかり抜ける作り。

「WHARF ONE CAFE」は海沿いの絶好のロケーション
お店の向こうにマングローブの林が広がります

 古い埠頭の建物の木材をアップサイクルした趣のあるカフェは、水面とマングローブの林が奥に見える絶好のロケーション。もちろん生産者から直接仕入れた地元産食材を使ったメニューはどれも味&見栄えが抜群なんです。

地元食材を使ったメニューを味わって!
2種のメニューが一皿に。「Broken Eggs」(19AUD)
地元産のアボカドを使った「The“Avo”」(19AUD)
マンゴーの産地ケアンズならでは!「Local Mango Smoothie」(10AUD)

主な通りは5本!と覚えるだけ。市街は碁盤の目だから、散策でも迷わない!

 続いてはケアンズ街歩きに出発! ここで覚えておきたいのが主な通りは“5本”ということ。海側から「ESPLANADE」「ABBOTT ST」「LAKE ST」「GRAFTON ST」「SHERIDAN ST」の順で徒歩約5分圏内にギュギュっと見どころが集まっています。「ESPLANADE」を起点にするとより分かりやすいですよ。

朝一はとっても静かな通り
横断歩道は、点滅したら渡り始めないこと
地図が至る所にあるので現在地の確認を!

 地図も点在、今いる地点が分かるような配慮も。今回はマップにも記載のある「Oceana Walk」へ行ってみることに。アーケードには、ヴィンテージ系の洋服に雑貨ショップ、LPにコーヒーショップやグルテンフリーカフェにバルクショップと小売店が連なります。

「Oceana Walk」は、人気のお店が連なるアーケードです
個性的なお店に地元の人たちが集うカフェもありますよ
おしゃれな雑貨店も
「Botanic Republic」で花を手に入れるのもおしゃれ

 近郊にコーヒーの名産地・マリーバもあり、上質な1杯を味わいたい!ということでオーストラリア第2位のカフェに選出された有名店「BLACKBIRD LANEWAY」へ。

「BLACKBIRD LANEWAY」
店内には大きな壁画が!
オーダーが仕上がる様子をじっくり観察
ペイストリーも豊富なんです
暑かったので「ICED LATTE」(6AUD)をオーダー
アーケードを抜けたすぐそばのカフェ「caffiend」も人気
パッケージもかわいいんです
自分だけの好みのコーヒーが手に入ります

金土日なら、絶対にマーケットへ!「Rusty's Markets」は美味しいケアンズの宝庫なんです!

 到着日や滞在中、金土日の週末にかかるなら、絶対に訪れてほしいのが「Rusty's Markets」。先ほど紹介した「Oceana Walk」を抜けた向かい側に看板が見えるのですぐに分かります。マーケットではフレッシュな野菜やフルーツなどを販売。自分の欲しい量だけ購入できます。

「Rusty's Markets」は朝活に訪れたい場所の1つ
地元産のフレッシュな野菜がたっぷり
生ライチはぜひ食べてほしい1品
フルーツは山のように盛られています。産地だからどれも美味しい!

 ハチミツやカットフルーツ。海を見ながらピクニックにぴったりなペイストリーなども。さらに石鹸をはじめ雑貨類も販売しているので、お土産探しにも重宝します。

 ちなみにお勧めはやっぱりフルーツ。ちょうど訪れた時期は地元産マンゴーやライチが出始めのころでした。お店の人に「食べごろはどれ?」と選び方をきくと、しっかりと熟れたものが手に入りますよ。

マンゴーの甘さと苺の酸味がベスト!な「SWEET STRAW BERRYS MANGO」(8AUD)
カットフルーツは「Rusty's Juice&Smoothie Bar」がお勧め
マリーバ産のハチミツも発見!
小腹が空いたとき用にペイストリーを買うのもいいですね
「The Grateful Coconut」では地元産の「Coconuts Bowl」(8AUD)が味わえます
モダンフレンチベーカリー「Frenchie's Patisserie」はシンプルなブレッド系も◎
パンと生ライチを追加で購入
オーストラリア産コスメを販売する「SCENTS for the SOUL」もぜひ立ち寄って
老舗石鹸メーカー・TILLEYのソープも1個3.50AUDで手に入れました
段ボールにたっぷり食材を入れた人を発見

朝活も終盤、海側に戻って公営プール「Cairns Esplanade Lagoon」での~んびり!

 朝活&まち歩きもラストスパート。海側の「ESPLANADE」に戻るまでに立ち寄ったスポットもご紹介。まずは、バルクでナッツやチョコなどが手に入る「the source BULK FOOD」へ。量り売りで気に入った食材が手に入るので、小腹対策にお勧めです。

「LAKE ST」の「the source BULK FOOD」
ずらりと食材が並んだ店内
ブッシュ・タッカーと呼ばれるアボリジナルピープルの食材(ハーブなど)も販売中
紙袋に番号を書いて、好みの量を入れてレジへ!

 ちなみに、手持ちのボトルがあるなら、利用してみてほしいのが「Filtered Water Refill Station」。ケアンズはそのまま水が飲めるのも1つのポイント。ステーションはあちこちにあるのでぜひ活用してみて! ちなみに常温です。

「ABBOTT ST」の「Filtered Water Refill Station」
水分補給はこまめに! 水がそのまま飲めるのもケアンズのいいところ

 途中、アサートン高原のマンガリに位置する牧場で絞られたミルクを使ったアイスが楽しめる「The Dairy Mungalli Biodynamic」も発見! スタッフさんに人気のフレーバーを聞いたところデイビッドソンズ プラムが隠し味の「Daintree Forest」と、地元産ハニーとマカダミアの「honey&macadamia」とのことでした。

「The Dairy Mungalli Biodynamic」らしい、ここだけのフレーバーも!
「Daintree Forest」と「honey&macadamia」をオーダー。1スクープ6.5AUD

 無事にスタート地点の「ESPLANADE」に到着。ここでもう1つのお楽しみを。朝活のラストには、公営プール「Cairns Esplanade Lagoon」で、ひと泳ぎしてみてはいかがでしょう。

「ESPLANADE」に戻ってきました。観覧車が目印
海岸線沿いを進むとその先に「Cairns Esplanade Lagoon」が見えてきます

 ロッカーは有料ながら、海水を活用したラグーンへの入場は無料。ライフガードも常時おり、とっても安全。しかも営業は朝6時から夜9時まで。朝なら利用者もまばらでゆったりと泳げますよ。もちろんシャワーとトイレも完備。なお、プール内は飲食は禁止ですが、まわりの芝生エリアやBBQエリアでは飲食OKです(アルコールは不可)。

オブジェや噴水から水飛沫が上がります
4800m2の大きさ!
さらに、フリーのアクティビティも「Esplanade」にて随時開催。この日はヨガ教室でした
相川真由美

ライフスタイル系雑誌の編集アシスタントを経て、IT系週刊誌・月刊誌で10年以上編集者として刊行にたずさわる。現在は、フリーの編集記者として国内外のテーマパークやエンタメ、ならびに観光、ファッション関連を中心に執筆中。