旅レポ
4月に開業したばかりの「THE GLAMPING 箱根十国峠」へ。究極ラグジュアリーなサウナ付きスイートヴィラがすごかった!
2023年5月2日 06:00
富士急グループのピカが運営する「THE GLAMPING 箱根十国峠」(静岡県田方郡函南町桑原)に行ってきました。ここは、4月1日にオープンしたばかりのアウトドア体験型宿泊施設。箱根と熱海のちょうど中間に位置し、富士山を望む大パノラマを眺められる十国峠の山頂エリアにあります。
サウナ付きのスイートヴィラに泊まって、大自然×サウナ×ラグジュアリーを堪能してきました。写真多めでたっぷりとご紹介します!
「森の駅 箱根十国峠」の2階にあるフロントでチェックイン
「十国峠」とは、伊豆、駿河、遠江、甲斐、信濃、相模、武蔵、上総、下総、安房という昔の呼び名の“十の国”が見渡せたことから名付けられています。そんな唯一無二と言っていいほどの景勝地に誕生した「THE GLAMPING 箱根十国峠」は、PICA富士吉田やPICA初島などを展開しているPICAリゾートが新たに提案する高級路線のグランピング施設です。
今回私は東京方面からクルマで向かいました。東名高速道路から小田原厚木道路を経て箱根新道へ。右手に芦ノ湖をちらっと見たあとは熱海箱根峠線を熱海方面へ下ります。小田原西ICからは約40分で到着しました。
まずは「森の駅 箱根十国峠」(静岡県田方郡函南町桑原1400-20)の2階にあるフロントに立ち寄ってチェックイン。お部屋のキーとVIP PASS、コテージエリアまでのアクセス案内を受け取ります。
VIP PASSはケーブルカーの料金や山頂駅にあるカフェのドリンクが無料になったりするうれしい特典付きです。
コテージエリアのぐるり360度の大パノラマは圧巻
森の駅 箱根十国峠からコテージエリアへは山道を走ること3~4分。道順は受け取った案内マップに写真付きで載っているので迷うことはありませんが、途中から道幅が狭くなり急勾配を行くので運転は慎重に!
ちなみに熱海駅から路線バスを利用するという手もあって、十国峠登り口停留所まで約40分、片道720円です。バスで行った場合はチェックイン後に十国峠パノラマケーブルカーに乗車することに。公共交通機関だけで天空の絶景グランピングまで行けちゃうってスゴいですよね。
1日1組限定、サウナ付きスイートヴィラの全貌をご覧あれ!
コテージの数は全部で15棟。サウナ付きスイートヴィラ×1、スイートヴィラ×2、サウナ付きスカイデッキヴィラ×1、スカイデッキヴィラ×11という構成です。今回利用させてもらったのは1棟のみのサウナ付きスイートヴィラ! 正面にほかの建物が視界に入らない一番西側に位置するコテージです。
ご覧のようにデッキスペース、ととのいルーム、サウナですでにため息モノなのですが、室内設備はさらにすごいのです。
広さは約46m2あって、ダブルベッド2つにダイニングテーブル、ソファー&ローテブル、キッチン、そしてバスタブ付きバスルーム。もちろんエアコン完備です。
フロントで言えば化粧水や乳液、クレンジングなどのスキンケアセットもいただけるので、必要な物はほぼ揃っている感じですが、ナイトウェアはないのでご持参を。あとWi-FiとTVもありません。
食材の持ち込みは衛生上NGですが、お菓子やドリンク、アルコールは持ち込みOK。お酒を飲むときにロックアイスがほしい人は、到着してすぐに冷凍庫の製氷皿で作れば夕食時には間に合いますよ。
ほかのコテージも見てみました
特別にほかのカテゴリーのお部屋も見せてもらうことができました。まずは2棟あるスイートヴィラ。こちらは今回私が泊まったサウナ付きスイートヴィラの「サウナ&ととのいルーム」部分がないだけで室内設備は同じ。ベッドスローやクッションのカラーがブルー系だと雰囲気が違いますね。
続いてスカイデッキヴィラ。こちらは11棟あって、一番リーズナブルな価格帯のお部屋。定員はほかと同じく4名ですが、ダブルベッド1つと2段ベッドという組み合わせなのでお子さん連れにもいいのでは? 約33m2ある室内は横長で、電車のキャビンのような雰囲気でした。
スカイデッキに上がってみると、思っていた以上の展望でびっくり! 間違いなくここは十国峠の一番高い場所。晴れた日の夜は椅子を運んで星空観察を楽しむのもいいですね。
コテージエリアは標高の高い場所にあるので日が落ちるとぐっと冷え込みます。今の時期はさっと羽織れるアウターは必須。また年間をとおして風が強い場所なので防風対策も万全にしていきましょう。
贅沢プライベートサウナでととのってからの夕食まで。“10の国”の厳然食材を使ったBBQフルコースに舌鼓
夕食の食材は17時から順次コテージに届けられますが、食べるのは自分たちの好きな時間でOKです。その夕食前にぜひとも体験したいのがサウナ! ということで、さっとシャワーを浴びたら水着に着替えてサウナルームへ。
ちなみにサウナ利用時は水着着用となっていて、貸し出し用などはありません。サウナ付きヴィラを利用の際はくれぐれもお忘れなく!
今回一番楽しみにしていたサウナでしたが、窓の外の景色を眺めながらたっぷり汗をかくことができて大大大満足でした。時々セルフロウリュしながら発汗を促して、限界がきたらデッキスペースへ。ととのいチェアーで足を伸ばして外気浴をすると最高に気持ちいいのです。
十国峠という昔からの景勝地でプライベートサウナが楽しめるって、とんでもない贅沢なのでは?! 心身ともにリラックスできた素晴らしい体験でした。
さて、お次は夕食。この日は風が強かったので、アワビやステーキを焼くのはBBQグリルを使用しつつも、外のデッキスペース食べるのは諦めて室内のダイニングテーブルでいただきました。
ソースや出汁などは用意されているので、基本的に「焼く」とか「火にかける」という工程だけでOK。前菜からデザートまで“10の国”の厳選食材をフルコース仕立てで美味しくいただき、お腹いっぱいになりました。
朝です! 起きたら朝食が届いていました
朝食は朝8時ごろに届きます。メニューはエッグベネディクトとサラダ、スープ、コーヒーというラインアップ。ということで作り方を見ながらエッグベネディクトに初挑戦! 温泉卵のできが決め手です。
せっかくなのでケーブルカーに乗ってみた
チェックアウトは11時なので、朝食を食べ終えたら十国峠パノラマケーブルカーに乗りにいってみました。
コテージエリアから展望台のある「十国峠 山頂駅」までは歩いで3~4分。宿泊者に渡されるVIP PASSがあればチェックイン~チェックアウト日までケーブルカーはなんと乗り放題! そして「TENGOKU CAFE(テンゴクカフェ)」ではドリンクが無料になります。
実朝が思わず和歌を詠んだほどの絶景
スタイル・人数としては、カップル、女子旅がターゲットだという「THE GLAMPING 箱根十国峠」。すべてのヴィラは定員4名ですが、前述のとおりスカイデッキヴィラはダブルベッドのほかに2段ベッドがあるのでファミリー向きともいえます。
とはいえ、どちらかというと日々の喧騒から離れて大自然と向き合いながら、静かに十国峠というロケーションを楽しむ大人のアウトドア宿泊施設だと感じました。
最後に耳寄り情報を。5月7日~7月13日は日曜~木曜限定で50%オフになる特別プランを実施しているようです。源実朝が思わず和歌を詠んだほどの景勝地・十国峠でのグランピング、気になる人はぜひ!