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富士急のアウトドアリゾート「PICA初島」、シーフードBBQやアジア料理のレストラン開業。オープンしたばかりのコテージも見てきた
2020年10月20日 09:00
- 2020年10月17日 オープン
富士急行は、静岡県熱海市初島で展開するアウトドアリゾート施設「PICA初島」において、シーフードバーベキューやアジアンフードが楽しめるテラスレストラン「ENAK」(エナ)を10月17日にオープン。このオープンに先立ち、報道関係者向けに内覧会を開催した。本稿ではこのレストランのほか、トレーラーハウスやコテージなどの宿泊施設についても紹介する。
初島は伊豆半島東方沖の相模灘に浮かぶ、静岡県熱海市にある離島だ。熱海駅からバスで10分ほどの場所にある熱海港から、初島へと向かう定期船に乗ることができる。熱海港から初島への所要時間はおよそ30分だ。
PICA初島は、宿泊施設「アイランドヴィラ」や、海泉浴「島の湯」、専用ハーネスを着用して木の上を渡る空中アスレチックの「SARUTOBI」など、数多くの施設で楽しむことができるアウトドアリゾートだ。3歳から楽しめるアスレチックパーク「VOTAN」や海水をくみ上げた「海のプール」(夏季限定)などもあり、大人から子供まで楽しめる空間になっている。
ENAKは亜熱帯の植物が生い茂るアジアンガーデンの「R-Asia」内にある(R-Asiaへの入園料は大人950円、子供550円)。ENAKの内外装はアジアンテイストでまとめられているほか、天井高が9mもあるため開放感のある空間だ。テラスデッキやパラソル席もあり、アウトドア気分で食事を楽しめるのも大きな魅力だろう。なお席数は店内が44席、テラスデッキが54席、パラソルが46席の計144席である。
メインとなるシーフードバーベキューのメニューは、3000円コースの「PLAU」や4000円コースの「LAUT」、2500円の「Kidsコース」などがあり、伊勢海老(3400円/尾)やロブスター(1800円/尾)、国産牛ロース100g(1800円)などの追加メニューもある。
ナシゴレン(1400円)やパッタイ(1400円)、ルーローハン(1400円)といったアジアンフードがあり、ドリンクやデザートも充実している。テイクアウトも可能で、R-Asia内に点在するイスとテーブルで食事を楽しむといったこともできる。
なおENAKは予約制で、営業時間は9時から16時(ラストオーダーはバーベキューが14時30分、レストランが15時)。1卓の利用人数は最大6名までとなっている。
トレーラーハウスやコテージに泊まって離島リゾートを堪能
前述したとおりPICA初島には宿泊施設がある。これまでは「アジアンリゾート ヴィラ」だけだったが、3月に「アイランドヴィラ テラス6」と「同テラス8」、7月には「アイランドヴィラ プレミア」が新たにオープンしている。
アイランドヴィラ プラス6はPICAオリジナルのトレーラーを使った宿泊施設で、約8畳の空間に最大6名が宿泊できる。
グループや3世代など、大勢で楽しみたい場合に最適なのがアイランドヴィラ テラス8だ。こちらはトレーラーを2棟並べた間取りで、8名まで宿泊することができる。
一方、アイランドヴィラ プレミアは海と風をテーマにしたアジアンテイストのコテージである。2つのシングルベッドと3つのソファベッド(移動式ベッドも1つあり、最大6人で宿泊可能)が配置された室内は天井高が5m確保されていることもあり、まったく圧迫感はない。バスルームやキッチンもあり、快適に過ごせそうだ。
いずれの宿泊施設にも広々とした屋外デッキがあり、テーブルとチェア、ハンモックなどが用意されていて、島の風を感じつつのんびりと過ごせる。宿泊プランは「BBQプラン」のみで、屋外デッキにあるバーベキューグリルを使ってさまざまな食材を堪能できる。
これらの宿泊施設に泊まってアウトドアリゾートを満喫するのもよいが、今回ENAKがオープンしたことにより日帰りでも十分に楽しめるスポットになったと言えるだろう。また都心から約2時間で行ける、アクセスのよさもPICA初島の魅力だ。