旅レポ
タイ・チェンマイの絶景を巡る(その1)
標高800mで空中散歩。ボタニック・ガーデンの「キャノピー・ウォークウェイ」
2018年1月30日 00:00
タイ北部の都市チェンマイ。常夏のタイにあるとはいえ、南方の首都バンコクに比べると気候は穏やかで、年間を通じて過ごしやすいことで知られる。ミャンマーやラオスとの国境に近いこともあって、かつてそれら地域の文化が流入したことによる特有の伝統や郷土料理も魅力だ。
そんなチェンマイの新たなアクティビティスポットとして注目を集めているのが、広大な植物園「クイーン・シリキット・ボタニック・ガーデン」と、そこで2015年末にオープンした「キャノピー・ウォークウェイ」と呼ばれる空中歩道。
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クイーン・シリキット・ボタニック・ガーデンの場所
チェンマイ中心部からクルマでおよそ1時間前後で到着するクイーン・シリキット・ボタニック・ガーデンは、チェンマイの有名な観光名所の1つであるドイ・ステープ寺院があるステープ山の麓に位置している。2600ヘクタールの敷地に、タイや東南アジア、そのほかの熱帯地域で見ることができる多数の植物が集められたヒーリングスポットとなっている。
そのなかで、山の斜面から張り出すように鉄の足場で建造されたキャノピー・ウォークウェイは、ヒーリングとはまったく正反対の、ちょっとした恐怖を味わえるアトラクションだ。地面からの高さは20~25mと驚くほどではないが、標高約800mの山の斜面から眺めることになるため、実際の数字以上に高さを感じる。
金網の上を歩いて、全長369mを往復するルートになっており、視線を落とすとはるか下に地面が見える。さらに途中には透明の足場も用意されていて、適度なゾワゾワ感を堪能できるだろう。高いところが苦手な人は、その分植物園で楽しみたい。
クイーン・シリキット・ボタニック・ガーデンの入場料は100バーツ(約350円、1バーツ=約3.5円換算)。敷地入口からキャノピー・ウォークウェイをはじめ園内の主要施設までの移動手段となるトラムは30バーツ(約105円)。営業時間は8時30分から17時まで。