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タイの隠れた名所12スポット「タイ12の秘宝」を紹介するセミナー「タイ・ローカルの魅力を訪ねて」実施
2017年10月2日 14:15
- 2017年9月29日 実施
タイ国政府観光庁は9月29日、東京都港区の日本アセアンセンターで「タイ・ローカルの魅力を訪ねて」と題したセミナーを実施した。
セミナーではまず、タイ国政府観光庁 東京事務所 所長のパッタラアノン・ナチェンマイ氏が「2016年は日本から約140万人の旅行者がタイを訪れました。2017年は1月~8月までの8カ月間ですでに100万人、前年度比6%増となっています。2017年は150万人の日本人旅行者を迎えることを目標にしているので、この数字は達成できると期待しています」と挨拶。
「しかしながら日本からタイへの旅行者は渡航歴2回目以上の方が8割を占めているのが現状。何度もタイを訪れているリピーター向けに、あまり馴染みのない小さな12の都市にスポットを当てた『タイ12の秘宝』というプロモーションを積極的にアピールしています」とのこと。
この「タイ12の秘宝」は、厳選した12の地方都市のユニークな歴史や文化、生活様式を、特にリピーターの旅行者に感じてもらったり見てもらったりしたいというキャンペーン。
12都市には、北部3県(ランパーン、ペッチャブーン、ナーン)、東北部2県(ブリーラム、ルーイ)、中央部2県(サムットソンクラーム、ラーチャブリー)、東部2県(トラート、チャンタブリー)、南部3県(トラン、チュンポーン、ナコーンシータンマラート)が挙げられており、これらはタイ人に人気の地方都市でもあるそうだ。
続いてタイ国政府観光庁 東京事務所 マーケティングマネージャー 藤村喜章氏より、12都市の特徴や行き方、お勧めポイントの説明があった。個人的に気になったところは、花馬車が走っているというランパーン、網焼きパンやオーガニック野菜が食べられるというナーン、線路の上に市場があって電車が通るときだけマーケットが閉まるというサムットソンクラーム、飲茶が美味しいことで有名だというトランなど。バンコクやチェンマイ、プーケットといったいわゆる“王道”の観光地ではなく、隠れた名所12スポットはとても魅力的に感じた。
ちなみに「タイ12の秘宝」パンフレットは、観光名所のほか、お勧めのホテルとダイニングレストランの紹介が掲載されていて読み応えある内容。写真も豊富で眺めているだけでも楽しい1冊なので、ぜひ手に入れることをお勧めしたい。
また今回のセミナーは、タイに駐在経験のある方々で作る「日タイ・ビジネスフォーラム(JTBF)」という有志組織との共同開催ということで、後半はJTBFメンバーによるタイ旅の紹介があった。
藤村氏によると、タイ観光の一般的なベストシーズンは乾季にあたる11月~3月上旬くらいまで。3月以降~5月頃はかなり暑くなり、体感で40℃くらいまで上がる。6月~10月は“グリーン・シーズン”とも呼ばれる雨季となるが、藤村氏としてはこのグリーン・シーズンの観光もオススメとのこと。ゴルフ場などこの時期は緑が青々としていてとても美しいのだそうだ。リピーターの人も、まだタイに行ったことがない人も、ぜひ「タイ12の秘宝」を参考に、次の旅行計画を練ってみてはいかがだろうか。