週末駅弁
博多駅「対馬の金穴子と長崎角煮めし」
2025年4月18日 12:00
対馬産の金穴子と長崎名物の角煮、2つの主役級名物が共存する贅沢な駅弁が「対馬の金穴子と長崎角煮めし」です。金穴子とは黒潮が流れ、深海イワシやエビ・カニなどの餌が豊富な韓国国境付近の対馬海域で獲れた穴子のことだそうで、しっかりと脂の乗った穴子の高級品です。
気をてらわない正統派煮穴子はふっくらとして食べ応えのあるものが3枚。ちょっぴり甘めの和風出汁で炊いたとりめしとよく合っています。もう一つの主役、黒豚角煮は甘味が強くコクのあるタレの味がガツンときます。厚みは1cm程度と駅弁としてはかなりボリュームがあります。脂身の甘味も加わり美味しくいただけました。
華やかな主役級の2トップに加え、お弁当の定番の厚焼き玉子も実はかなり強力。こちらも甘めの味付で、かなりギュッと締まって、その食感に密度を感じます。サイズも大きく主役に負けていません。駅弁の名前には入っていませんが、その存在感は第三の主役といえそうです。
自己主張強めの魚、肉、玉子の付け合わせとしてシャキシャキとしたごぼうと生姜の酢漬けが脇を固めます。特に生姜の酢漬けは酸味があまり強くないやさしい味付け。目立たない存在ですがこのお弁当には必要な箸休めです。
第15回九州駅弁グランプリにも長崎エリアの駅弁としてノミネートされていた「対馬の金穴子と長崎角煮めし」はサイズ以上に食べ応えのある満足度の高い駅弁でした。
「対馬の金穴子と長崎角煮めし」
価格: 1630円
販売駅: 博多駅
購入場所: 博多駅構内 駅弁当 筑紫口店
購入日: 2025年2月7日