ニュース

赤坂見附駅から徒歩3分の「OMO3東京赤坂 by 星野リゾート」は観光&ビジネス拠点にぴったりだった!

2022年2月25日 グランドオープン

「OMO3東京赤坂 by 星野リゾート」がグランドオープン

 星野リゾートが運営する「OMO3東京赤坂 by 星野リゾート」が2月25日にグランドオープンした(「OMO3」は「おもすりー」と読む)。

 1月7日「OMO5小樽」、1月28日「OMO3札幌すすきの」と2022年に入りOMOブランドの開業ラッシュが続いており、ブランド全体では9拠点目となる。本稿ではOMO3東京赤坂館内やアクティビティなどについてレポートする。

OMO3東京赤坂 総支配人の山口美咲氏

客室はツインとダブルのシンプル構成。宿泊特典の裏メニュー&コラボ朝食もチェック

 OMOは「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市型観光ホテル」として全国展開。都市型観光ホテルとして、地域一帯と協力し利用者が滞在エリアを存分に楽しむためのサービスを提供してくれる。

ベーシックホテルタイプの「OMO3東京赤坂 by 星野リゾート」

 1(カプセルホテル)・3(ベーシックホテル)・5(ブティックホテル)・7(フルサービスホテル)と提供するサービスの幅によって現状4タイプあるが、OMO3東京赤坂はOMO3のベーシックホテルになる。気軽な滞在で使いやすく観光はもちろんビジネスユースにも嬉しい価格帯(1泊2名1室あたり4500円〜)だ。「OMO3東京赤坂」は地下鉄・赤坂見附駅から徒歩3分の好立地。都内では「OMO5 東京大塚」に続き2拠点目、東京ど真ん中だからこそ楽しめる滞在とディープな都市観光を楽しむにはベストな条件がそろっている。

OMO3東京赤坂
ロビーラウンジには大きめのソファー

 客室は全140室で2タイプを用意。定員1〜2名。「ツインルーム」は、23.6〜24.3m 2 。比較的ゆったりした印象で、友人同士やカップルでベッドの上やサイドのソファに座って話し込んだりするのにぴったり。

「ツインルーム」は120×190cmのベッド2台を完備
ベッド正面には、テレビや長めのデスクを配置
デスク代わりに使えるスペースの内側には冷蔵庫が入っている

 トイレとバスルームがセパレート式で洗面台も別に配置。バスルームは足がしっかりと伸ばせるサイズ感で、街歩きや仕事の後、もちろん皇居ランなどの運動のあとにも体をほぐすことが可能。

独立型のバスルームとバスタブは旅にありがたいサイズ感
足も伸ばせる大きさで疲れもしっかり取れる
トイレはリクシルの洗浄機能付きトイレ
ベッドルーム側に洗面台が配置されている

「ダブルルーム」は160cm幅のベッドを完備し、一人旅からビジネスユースまで幅広く対応。コーナー部分にはソファーを用意。ミニテーブルもあり、ちょっとくつろぎたいときに重宝する。客室のテレビの配置ならびにバスルームやトイレなど基本部分は「ツインルーム」と同じ。

「ダブルルーム」は19.6〜20.9m2
コーナー部分にはソファとミニテーブル
こちらも正面にテレビや長めのデスクが用意されている

 ホテル滞在といえば、現地で味わうグルメも楽しみのひとつ。「OMO3東京赤坂」ならではの宿泊特典として、ディナータイムにはクラフトビール専門店「YONA YONA BEER WORKS 赤坂店」にてウェルカムビールを1杯サービス。コラボ裏メニュー「赤YANA宴ボール」(3500円)もオーダーでき、ルームキー提示で10%オフのサービスも。

「YONA YONA BEER WORKS 赤坂店」
ウェルカムビールを1杯サービス

「赤YANA宴ボール」はお店の人気メニューを有田焼の専用ボールにギュッと詰め込んだ一品。一番人気の「YONA YONA ALE」に合うように考案され、特にメインの福島県の伊達鶏を使ったローストチキンと岩手県短角牛などを使った2種のソーセージとの相性は抜群。

「赤YANA宴ボール」は3段の有田焼の器に盛られて提供される。こちらは2人前
メインのローストチキンとソーセージ2種

 自家製ドレッシングとベーコンとキノコのガーリックソテーをかけて味わうグリーンサラダをベースにした「森のヤッホーサラダ」や、前菜はなますにタコわさび、ピクルスやいぶりがっことチーズを挟んだメニューなど季節によって変わる予定。

飲みの合間に味わいたい具沢山「森のヤッホーサラダ」もラインアップ
ピクルスやいぶりがっことチーズのハーモニーがたまらない前菜たち

 翌朝の朝食もホテルに併設する「上島珈琲店 赤坂一ツ木通り店」とのコラボメニューを提供。「真鯛出汁香るスクランブルエッグサンド」(セット900円、単品650円)は赤坂の料亭文化から発想し真鯛の出汁をスクランブルエッグに使った一品。頬張ると出汁の味わいがほんのり効いて、まさに和サンド。シャキッとした三つ葉やフレッシュなトマト入りで朝食にぴったり。

「真鯛出汁香るスクランブルエッグサンド」

OMOレンジャーと一緒に赤坂散歩。赤坂芸者や神社参拝、稲荷寿司に舌鼓

 OMOブランドの各ホテルの強みは地域と連携した「Go-KINJO」サービス。「ご近所マップ」とアクティビティ「OMOレンジャーツアー」(一部有料:1000円)では、地元に詳しいホテルスタッフが集めたとっておきの情報を教えてくれ、さらに友人感覚で街案内をしてくれる。初めて訪れる人はもちろん、何度も街を訪れている人でも驚きと発見があるため、一度参加すればヤミツキになること間違いなし。

 OMO3東京赤坂では「まさかの赤坂さんぽ」と題して、赤坂での初めてをサポート。まずは館内のラウンジのウォールに描かれた「ご近所マップ」をチェック。江戸時代からの流れを汲んだ古地図&筆タッチのマップには有益な情報がぎっしり。木札にはお店の情報とお得情報も。「木札取るとイイことあるよ!」のメッセージを目印にめくってみても面白い。

「Go-KINJO」サービスのひとつ「ご近所マップ」
木札の番号と照らし合わせながら、行きたい場所をチェック
お得情報が隠れているかも!?

 行き先に迷ったら近くの「OMOレンジャー」に相談してみるのもおすすめ。マップの前には無料の「著名人も愛する!? 赤坂の手土産ダーツ」が設置され、ダーツが刺さったスポットの説明を受けることができる。

「著名人も愛する!?赤坂の手土産ダーツ」
刺さった場所のおすすめポイントを「OMOレンジャー」が解説してくれる
人気店の予約をはじめ宿泊者だからこその特典情報も!?

 内覧会では「まさかの赤坂さんぽ」(1000円)の一部を体験。赤坂エリアにまつわる“ま・さ・か”なトークを交えて街歩きが約1時間ほど楽しめた。通常開催はチェックイン後の15時30分から1時間。定員は6名。ますは、赤坂には19もの名の付く坂がある基礎知識を学び、続いては「豊川稲荷」へ。お稲荷さんの好物飴をお供えし、参拝。敷地内の明治3年創業「家元屋」にてしっとり甘く味付けされたおあげが自慢の「いなりずし 3個入り」(330円)を購入と地元の美味しいもきっちり押さえた構成がうれしい。

有料アクティビティ「OMOレンジャーツアー まさかの赤坂さんぽ」へ出発
坂の説明を受けた後は「豊川稲荷」の敷地内へ
お稲荷さんの大好物飴をお賽銭とともに奉納
お稲荷さんがたくさん佇んでいた
敷地内には3店舗のいなりずし屋があり、今回は「家元屋」へ
お稲荷さんのもうひとつの好物「いなりずし」を購入

 続いては、赤坂ならではの格式高い“赤坂芸者”に会いに「サロン・BAR のらいぬ」へ。日中はティーサロンとして営業しており、赤坂さんぽのブレイクにぴったり。この日は、特別に白塗り・日本髪姿の“赤坂芸者”のさつき氏と「のらいぬ」を切り盛りする元芸者・倫代氏に赤坂の料亭文化と芸者の歴史について教えてもらうことができた。最盛期は道を歩くと頻繁に芸者同氏が挨拶するほどの人数がいたが、現在は20数名とのこと。料亭やイベントなど呼ぶこともできるという。また、路地を歩くと三味線の音が聞こえるなど、自家製・レモネードをいただきながら赤坂ならではの話が楽しめた。

ビル7階の「サロン・BAR のらいぬ」へ
“赤坂芸者”のさつき氏と「のらいぬ」を切り盛りする倫代氏に話を伺った
自家製・レモネードを味わいながらティーサロンで幸せの時を過ごそう

ホテル滞在中は赤坂の“イイとこ”と出会える! それが「OMO3東京赤坂」

 内覧会では、総支配人の山口美咲氏が同ホテルのコンセプト“イイトコみっけ”をまずは紹介。政治やビジネスで賑わい料亭文化が根付く“イイ街”赤坂だからこその知られざる魅力を全力で伝えるとともに、「日帰りではなく宿泊でこの街を楽しみ尽くしてほしい」と意気込む。

OMO3東京赤坂 総支配人の山口美咲氏
コンセプトは“イイトコみっけ”

 また、「赤坂はとにかく立地がいい」と太鼓判。「OMO5東京大塚」との棲み分けについては「街の雰囲気を含め、同じ東京でもそれぞれ異なる魅力が楽しめ、地元の方々との交流やご近所をぜひ楽しんでほしい」と話してくれた。また“赤坂芸者”をはじめとする、通常だとなかなか接点の少ない出会いや場所に関しては「人と人との繋がり、ご近所の皆様の縁がつないでくれた」とのこと。

 RUN&WALKで楽しめるOMO3東京赤坂独自の施策に関しても言及。山口氏が五輪代表であった経歴や、ホテルスタッフの得意分野を活用し生まれた「観光3コース」はぜひ体験を!とのこと。観光・ビジネスの合間に体をほぐしたり、気分転換にも使える「カラダすっきり5キロコース」「イツモしっかり8キロコース」「がっつりトライ10キロコース」を用意。スポーツウエア一式も500円でレンタルできるので手ぶらでも安心だ。

OMO3東京赤坂ならではの「観光3コース」を提供
ウェアの貸し出しも実施。500円でシューズやウェア、ポーチが借りられる

 なお、OMO3東京赤坂目指す方向性として「自分でどうしようかな!? やろうかな!? と思ったときの隙間をしっかり埋める観光体験を提案していきたい」と話す。さらに「自分自身が知らなかったことに出会ったときの驚きをひとつの軸として、土地の歴史を踏まえながら、地域との連携を大事にして前に進んでいきたい」と言う。「赤坂は平日はビジネスマンが多く、週末はお休みのお店も多いのですが、OMO3が来たことで“休日も頑張ろう!”と地域の方々がお話してくださっていて! 今後街の変化も楽しみ」と笑顔で話してくれた。

 また、内覧会には赤坂を代表する米菓専門店「赤坂柿山」代表取締役・川合寛妥氏と、手土産用の羊羹の大定番・赤坂の地に約140年お店を構え続ける「とらや」赤坂店店長・玉井峰子氏が応援に駆けつけ、それぞれの赤坂の街について、OMO3東京赤坂に期待する部分などを語ってくれた。

米菓専門店「赤坂柿山」代表取締役・川合寛妥氏
「とらや」赤坂店店長・玉井峰子氏

 川合氏は「赤坂は想像以上にフレンドリー。OMO3東京赤坂が街の情報ステーションとして情報発信をしてくれることに期待しています。また、ともに新たな何かをするきっかけになっていけば」とのこと。また玉井氏も「宿泊される方にこの街の魅力を届けていただけたら。赤坂にOMO3が入ることで、街を盛り上げる力がさらに前に進んでいくことを願っています」と期待を込めた。