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羽田空港、国際線エリアでAIコンシェルジュ「羽田あすか」の公開実証実験。3月29日から半年間

2020年3月25日 発表

2020年3月29日~9月30日 実施

羽田空港は国際線エリアでAIコンシェルジュの公開実証実験を行なう

 TIAT(東京国際空港ターミナル)とインディ・アソシエイツ、Nextremerの3社は3月25日、羽田空港の国際線エリアでAIによる多言語案内ツールの公開実証実験を開始することを発表した。期間は3月29日~9月30日。

 首都圏空港の機能強化に対応する案内サービス拡充を目的としており、第3ターミナル(旧国際線ターミナル)1階エントランスプラザと、3月29日に供用を開始する第2ターミナル2階の国際線出発保安エリアに設置する。

 設置するAIコンシェルジュは、タッチパネルディスプレイを利用し、AIエンジンを利用したアニメーションのコンシェルジュ「羽田あすか」が音声認識機能、対話機能を使って24時間、多言語(4言語)で対応。施設に関することや、レストラン・ショップ情報などを案内する。アニメーションの柵がは、羽田空港を題材としたマンガ「ビッグウィング」を作画した漫画家のひきの真二氏が担った。

 AIコンシェルジュは、利用者のプライバシーを保つため、マイク+スピーカー形式のほかに、受話器形式も搭載したハイブリッド形式を採用。ディスプレイには文字情報も表示されるほか、指向性スピーカーにより聴覚障害者でも利用できるようにした。また、筐体の高さも1.5mとすることで車いすや子供も利用しやすいよう設定している。

AIコンシェルジュ「羽田あすか」利用方法