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旅行予約サイト「Vトリップ」登場。Vポイントが貯まる/使える、6月末まで+10%還元

2025年3月31日 開始
「Vトリップ」発表会にゲスト出演した筧美和子さん

 三井住友カードとHopper(ホッパー)は3月31日、三井住友カード会員・V会員向け旅行予約サイト「Vトリップ」のサービスを開始した。

 Vトリップは、最大10%のVポイントが貯まる旅行予約サイト。Vpassアプリから国内外のホテル・航空券・レンタカーを予約できる。掲載施設数は、国内2万軒超、海外50万軒超(3月31日時点)。

 本事業は、SMBCグループ(三井住友カード)の個人向け総合金融サービス「Olive(オリーブ)」における非金融サービス第1弾として展開する。

 三井住友カード 代表取締役社長の大西幸彦氏は、「キャッシュレス化が進んでいる海外の地域では、金融アプリ経由で非金融サービスへと送客する手法が確立されつつある。ホッパーが日本で旅行予約サービスを展開するにあたり、OliveをはじめとするSMBCの取り組みを評価いただいた」と説明。

 続けて「2024年の国内キャッシュレス決済比率は40%を超えて、生活の一部になってきた。Oliveのアカウント数はサービス開始から2年間で500万を突破し、これからも進化を続けていく。そのなかでも大きな取り組みが非金融サービスで、Vトリップはその第1弾となる。

 決済を利用するお客さまと事業者のみなさまの双方の視点に立ち、健全なキャッシュレス社会に向けて、さらに新しい取り組みを進めていきたい」と意気込みを語った。

ホッパー 代表取締役社長 兼 共同創業者 ダコタ・スミス氏(左)、三井住友カード株式会社 代表取締役社長 大西幸彦氏(右)
Vトリップの概要
日本のキャッシュレス決済比率の推移
ホッパーと共同開発
海外では金融アプリ経由で旅行予約サイト(非金融サービス)へ誘導する事例が増えている
HTSが提携している企業・サービス

 Vトリップの運営は、ホッパーのBtoB部門「Hopper Technology Solutions」(HTS)が担当。サービスの特徴として、HTSが世界各国で提供している「トラベル・フィンテック」を備えている。

HTS「トラベル・フィンテック」の特徴

・価格予測
・価格変動通知
・価格据え置きプラン(有料)
・ベストプライス保証
・キャンセル安心オプション(有料)
・フライトトラブル安心オプション(有料)
・予約変更安心オプション(有料プラン、準備中)

 価格予測は、航空券の予約時に価格変動の予測を表示するもの。いますぐ買うのが最適か、それとも1~2週間待ってから購入するべきかを案内する。なお「価格変動通知」をオンにすると、より安くなったタイミングでメールを受け取れるとのこと。

 また、予約前に仕事の予定や同行者への確認が必要な場合、直前までスケジュールが分からないとき、家族の急な体調不良などに備えて「価格据え置きプラン」(12時間~21日間)、「キャンセル安心オプション」(予約直後~出発当日)も用意している。

 上記のサービスに加えて、日本の旅行者が重視するカスタマーサポートを充実させているほか、会員限定の特別優待プランも今秋以降に提供予定。

HTS「トラベル・フィンテック」の特徴
Vポイント(Olive)のサービスとHTSのテクノロジーを組み合わせたのが「Vトリップ」
Vトリップの利用方法
Vトリップの特徴
Vポイントの還元率はクレジットカードの種類や予約サービスによって異なる
Vポイントは旅行代金の支払いにも利用できる
4月30日までの予約(6月30日までの旅行)で+10%ポイント還元
会員限定の特別優待プランも提供予定

 発表会の後半には、ゲストの筧美和子さんと航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏がデモンストレーションを実施した。

 筧さんは「Vトリップを使ってみて、ホテルの宿泊プランや航空券を調べるというより、任せるという感じ。今の時代にもすごく合っていると思う。自分で旅行するときも活用したい」とコメント。

 鳥海氏は、「海外ではVisaのタッチ決済でニューヨークの地下鉄に乗車できたり、買い物に使えたりと、Oliveのサービスをシームレスに利用できるので、ぜひVトリップを旅行のきっかけにしてほしい」とアピールした。

Vトリップを利用する筧美和子さん
航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏
旅行好きの筧さん。Vトリップを利用してみて「航空券って予約が早いほど安いわけじゃないんだ。待ったほうがよいと言われるのは初めてかも」と感心していた
発表会前後には展示やサービス体験会も実施した