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川崎市、川崎と羽田空港を結ぶ羽田連絡道路の開通時期を先送り。2020年内から2020年度内へ

2019年8月23日 発表

川崎市は、「羽田連絡道路」の開通時期を2020年内から2020年度内へと先送りする

 神奈川県川崎市は8月23日、川崎市の殿町地区キングスカイフロントと羽田空港国際線ターミナル近隣の羽田空港跡地地区(東京都大田区)とを橋梁で結ぶ「羽田連絡道路」の事業進捗について発表し、当初予定していた2020年内の開通を、2020年度内開通へと計画を変更した。

 本道路は川崎市側では「川崎都市計画道路3・4・29号殿町羽田空港線」、東京都側では「東京都市計画道路補助第333号線」として整備が進められているもので、川崎市の殿町地区と、羽田空港跡地地区の環状8号線とを接続する延長約840mの都市計画道路。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでの開通を目指していたが、河口部における土砂の堆積があったことや、台風襲来などによる作業の中断、地盤の影響による橋脚基礎打設の施工効率低下などにより工事に遅れが生じ、2020年度内開通へ計画を変更した。また、この工事進捗に伴い、約29億7200万円の工事費増額も見込まれている。

 現在は橋台1基、橋脚5基の下部工を完成し、上部工の橋桁の架設に着手。作業船の増加や高性能な建設機械の活用、早出/夜間作業の実施により工程短縮の取り組みも進める。

事業概要
工事の進捗
工費などについて