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【動画あり】開通した新名神の新四日市JCT~亀山西JCT間を走ってみた
新四日市JCT側からと亀山西JCT側からの夜間走行動画も
2019年3月19日 18:58
- 2019年3月17日16時 開通
新名神高速道路(E1A)の新四日市JCT(ジャンクション)~亀山西JCT間(延長約23km)が3月17日16時に開通した。これによって三重県内の新名神高速がすべて完成し、隣県の滋賀県大津市にある大津JCTまでが接続。名神高速道路(E1)の草津JCTにもつながり、一帯のダブルネットワーク化が実現している。
また、新名神高速は安全で快適に走れる道路になるよう、名神高速と比較してできる限り真っすぐ平坦になるよう設計段階から配慮され、カーブの最小半径は名神高速の300mから1800mになり、最大勾配も同5%から2%に低減。走りやすい高速道路となっている。
そんな新名神高速の開通区間で、新四日市JCT側と亀山西JCT側から走行して写真と動画を撮影したので、その様子をご紹介する。
新名神 新四日市JCT → 亀山西JCT
伊勢湾岸自動車道 みえ朝日IC(インターチェンジ)を過ぎて次に出てくる分岐が四日市JCT。従来はここから左側に進んで東名阪自動車道(E23)に行くクルマがほとんどだったが、ここを直進して新名神区間に入る。伊勢神宮や鈴鹿サーキットを目指す場合は、従来通り左側へ分岐して東名阪道を通るルートの方が近い。東名阪道を選ぶ時は左側車線をキープ、新名神に進む時は中央車線を走っていればそのままスムーズに分岐できる。開通後しばらくは分岐直前で迷うクルマがあるかもしれないので、注意していただきたい。
次の分岐は新四日市JCT。ここが東海環状自動車道(C3)への分岐となる。既存の新四日市JCT~東員ICから、同日に大安ICまで約6.4kmの区間も開通した。さらに北側の養老ICまで接続すると、将来的にここから名神高速 関ケ原IC方面や岐阜方面にもアクセス可能になる。
なお、現状では亀山西JCTと亀山JCT方向を接続する「名古屋・伊勢ランプウェイ」はまだ工事中で、「2019年度の完成予定」となっている。例えば、鈴鹿サーキットまで行く途中で鈴鹿PAに立ち寄り、そのまま亀山西JCT経由で東名阪道へ、といった走り方は今のところできないので注意が必要だ。この場合、鈴鹿PAのスマートICで一般道に下りるのが正解となる。また、行きたい方向を間違えてしまった場合は、土山SA(サービスエリア)にあるガソリンスタンドの手前で、反対側の上り方面に転回する暫定措置が行なわれている。
新名神 亀山西JCT → 新四日市JCT
折り返して新名神 上りの京都・草津方面から。亀山西JCTの分岐は土山SAの先。長い下り勾配で速度が出やすい区間なので、通り過ぎてしまわないように注意が必要。目安としては「鈴鹿トンネルを出てから1.5km先」が分岐点となる
位置関係としては、鈴鹿・伊勢方面は進行方向の「右側」になるが、亀山西JCTでは分岐を「左側」に進む形で、従来の新名神~東名阪道の接続ポイントになっていた亀山JCTとは左右が逆になっている。土地勘がある人や従来区間を走り慣れている人ほど混乱しやすい部分なので要注意だ。
亀山西JCTの分岐さえ間違えなければ、あとは往路と基本的に同様に進んでいく。新四日市JCTの分岐を示す案内板の近くには、「東海環状は大安までしか行けません」と書かれた案内板も設置されていた。
新名神の終点となる四日市JCTの通過手前からは片側3車線となり、伊勢湾岸道にも接続。終始見通しがよく、勾配の傾斜が少ない道が続くのでとても走らせやすいだけに、スピードが出過ぎないよう十分に気を付けていただきたい。