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スーパーアグリのF1マシンが! NEXCO中日本と中日本エクシス、3月17日開業の鈴鹿PA「PIT SUZUKA」事前公開
2019年3月15日 06:22
- 2019年3月14日 実施
NEXCO中日本(中日本高速道路)と中日本エクシスは、3月17日に開通する新名神高速道路 新四日市JCT(ジャンクション)~亀山西JCT間で、鈴鹿PA(パーキングエリア)を開業する。それに先立つ3月14日、内覧会を実施した。
鈴鹿PAはスマートICが併設された上下線共用型のPAで、愛称は「PIT SUZUKA(ピットスズカ)」。フードコートやショッピングコーナーなどを備えた商業施設、約1250m 2 のドッグラン、イベントでの利用を想定した多目的広場などがある。一般道から入ることができる駐車スペース「ぷらっとパーク」もあり、近隣に住む住人も施設を利用できるようにしている。
中日本エクシス 代表取締役社長の青山忠司氏は、PIT SUZUKAという愛称について、「鈴鹿の魅力に“ピッと”気付く、そしてピットインのようにクイックなサービスをスムーズに行なうという思いを込めた」と説明する。そして、鈴鹿PA内の各施設について説明したあと、「鈴鹿PAを地域の皆さまに、末永く愛していただき、交流の場としてご愛顧いただけるように一所懸命努めていきたい」と締めくくった。
鈴鹿PAの商業施設内には「定食・丼 すず食堂」と「うどんとそば 伊のいち」「鈴鹿らーめん 啜乱会(すすらんかい)」があるフードコートのほか、「プロント」のベーカリーカフェやテイクアウト専門店、コンビニエンスストアの「セブン-イレブン」などがある。
フードコートでは、地元の有名店である「焼肉のみさき屋」と共同開発した「ぼつ焼丼」や、地元東海醸造の味噌を使った「鈴鹿 墨味噌らーめん」、地元産の海苔を使った「鈴鹿産海苔とアオサのうどん」といったご当地メニューも楽しめる。
PAには地域の魅力を伝えることを目的とした地域連携スペースも設けられ、同地の名産品である鈴鹿墨や、着物の模様や図柄を彫った伊勢型紙を活かした工芸品などが展示されている。また、同市が「モータースポーツ都市」を宣言し、市内には鈴鹿サーキットもあることから、実際にレースを走ったF1マシンである「スーパーアグリ ホンダ SA07」と、鈴鹿サーキットで行なわれた2018年の日本グランプリの上位3名の手形をかたどったモノリスも展示される。その除幕式では、NEXCO中日本 名古屋支社 副支社長の村上俊輔氏が登壇した。
村上氏は新名神で新たに新四日市JCTから御殿場JCTまでが開通したことに触れ、「草津JCTから御殿場JCTにいたるまで、約330kmに渡る高速道路のダブルネットワークが形成される。これにより、東名阪自動車道における渋滞の大幅な緩和、交通事故の減少と定時性の向上、地域産業の活性化、観光の振興などの効果が期待される」と語った。
さらに鈴鹿PAについて、「ETC専用のスマートICも併設されており、鈴鹿市西部地域の新たな玄関口となる。スマートICを利用される際にもPAの施設を利用することができるので、多くの皆さまにご利用いただきたい」と述べた。
続いて、鈴鹿市長の末松則子氏は、「中部圏や関西圏につながる新しい西の玄関口として、また情報発信施設として活用し、豊かな自然に育まれた食材、鈴鹿墨や伊勢型紙などの伝統産業、世界的にも有名なモータースポーツといった本市の魅力を最大限に発信していきたい」と話した。