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高速道路各社、10連休の2019年ゴールデンウィーク渋滞予測。10km超渋滞が前年比大幅増。東名阪道 鈴鹿IC付近は渋滞ゼロ予測に

2019年4月26日~5月6日 対象

高速道路各社が2019年ゴールデンウィークの渋滞予測や回避方法などを発表した

 NEXCO東日本(東日本高速道路)、NEXCO中日本(中日本高速道路)、NEXCO西日本(西日本高速道路)、JB本四高速(本州四国連絡高速道路)、JARTIC(日本道路交通情報センター)は3月26日、2019年のゴールデンウィーク期間(4月26日~5月6日、11日間)の渋滞予測を発表した。同日、首都高(首都高速道路)や阪神高速道路も渋滞予測や回避方法などを発表している。

 地域により一部傾向は異なるものの、全国的には下り線は5月3日、上り線は5月4日~5日がピークと予測されている。2018年度のゴールデンウィーク期間(2018年4月27日~5月7日、11日間)の実績と比較し、30km以上の渋滞は減少傾向にあるが、10km以上の渋滞は上り/下りともに大幅に増加する予測となっている。

 一方で、3月17日に新名神高速道路(E1A)新四日市JCT(ジャンクション)~亀山西JCT間が開通し、それまで渋滞が多発していた東名阪自動車道(E23)の四日市JCT~亀山西JCT間の交通が分散されたことにより、2018年までは連休時期の渋滞予測でポイントとして挙げられるのが常であった“東名阪道 鈴鹿IC付近”がリストから消えたことが特筆される。

NEXCO各社/JB本四の特に長い渋滞

※IC:インターチェンジ、PA:パーキングエリア、TN:トンネル

NEXCO東日本管内
5月3日8時ごろ: 東北自動車道(E4)下り・羽生PA付近で40㎞
5月5日17時ごろ: 東北自動車道(E4)上り・加須IC付近で40㎞

NEXCO中日本管内
4月27日6時ごろ: 中央自動車道(E20)下り・相模湖IC付近で40㎞
4月28日6時ごろ: 中央自動車道(E20)下り・相模湖IC付近で40㎞
5月4日16時ごろ: 中央自動車道(E20)上り・小仏TN付近で30㎞
5月5日16時ごろ: 中央自動車道(E20)上り・小仏TN付近で30㎞
5月5日16時ごろ: 東名高速道路(E1)上り・大和TN付近で30㎞

NEXCO西日本/JB本四管内
4月27日11時ごろ: 山陽自動車道(E2)下り・美ノ郷TN付近で25㎞
4月28日11時ごろ: 山陽自動車道(E2)下り・美ノ郷TN付近で25㎞
5月3日9時ごろ: 名神高速道路(E1)上り・大津IC付近で30㎞
5月5日19時ごろ: 神戸淡路鳴門自動車道(E28)上り・舞子TN出口付近で30㎞

ピーク渋滞長30km以上の主な渋滞予測
2018年同期との比較

 各社はピーク日時を避けた高速道路の利用を呼びかけているほか、NEXCO各社/JB本四では、NEXCO東日本による「東京湾アクアラインのAI渋滞予知」や、NEXCO中日本の「渋滞スイスイNAVI」、渋滞予測を加味した所要時間算出や出発時刻による所要時間変化を見ることができるNEXCO西日本の「ルート・料金検索」機能の利用を呼びかけている。

NEXCO各社が提供する渋滞回避に役立つ情報