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関空本格運用再開に伴い、伊丹空港、神戸空港への代替受け入れを終了。JALの伊丹~香港チャーターは関空発着に

関西エアポートが代替受け入れに感謝のコメント

2018年10月10日 発表

関西国際空港の旅客施設が10月11日に本格復旧することから、伊丹空港と神戸空港への代替受け入れを終了する

 国土交通省は10月10日、関西国際空港の旅客施設が10月11日に本格運用に復帰する見込みとなったことから、同日付で伊丹空港(大阪国際空港)と神戸空港への国際線、国内線の代替受け入れを終了することを発表した。

 台風21号の被害で関西国際空港連絡橋、滑走路、ターミナルビルなどに甚大な被害を受けた関空発着の便について、1日当たり伊丹空港40便、神戸空港30便の代替受け入れを行なっていた。関空では、9月21日の第1ターミナル全面再開後も復旧作業を引き続き進めており、10月11日に本格運用に復帰する見込みとなったことから、同日付けで伊丹空港、神戸空港への代替受け入れを終了。代替受け入れは伊丹空港が計20便(9月14日~17日)、神戸空港が計2便(9月16日~17日)の実績となった。

 なお、「ウェルカム・関西・ジャパンキャンペーン」の一環として香港発10月17日、伊丹発10月21日の日程で運航を予定していたJAL(日本航空)の伊丹~香港線チャータ便(関連記事「JAL、北海道と関西の観光復興で割引運賃を設定。『オールジャパン体制で支援したい』と赤坂社長」)については、日本側発着地を関空に変更して運航する。

 関西エアポートは代替受け入れ終了を受け、代表取締役社長 CEO 山谷佳之氏と代表取締役副社長 Co-CEO エマヌエル・ムノント氏のコメントを発表した。内容は以下のとおり。

「9月4日に台風21号の被害を受けて以来、関係各位のご協力を賜り関西国際空港の早期復旧を行い、漸く旅客ターミナルビルの本格運用の見込みが立ちましたことを、大変喜ばしく思っております。

 これまでご尽力をいただきました皆様に厚く御礼申し上げます。関西国際空港が今般本格運用に至るまで、大阪国際(伊丹)・神戸両空港での代替便の受入れをご検討、ご了解いただきました関係者の方々に、改めて御礼申し上げます。心よりのご配慮の
数々、誠にありがとうございました」。

伊丹空港(大阪国際空港)