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JR西日本と南海電鉄、関西国際空港へのアクセス鉄道線を9月18日始発から再開
9月21日目途での運転再開を前倒し
2018年9月15日 17:16
- 2018年9月15日 発表
JR西日本(西日本旅客鉄道)と南海電気鉄道は9月15日、台風21号の影響で普通となっていた関西国際空港へのアクセスを担う鉄道線(りんくうタウン駅~関西空港駅間)を18日始発から再開すると発表した。
9月13日に新関西国際空港株式会社から「9月21日目途での運転再開を目指す」との発表があったが、その後鉄道桁等に問題がないことが確認され、復旧工事も予定していた以上に順調に進捗できる見通しとなった」ことから、予定を前倒しした。
関西国際空港を運営する関西エアポートは、代表取締役社長 CEO 山谷佳之氏、代表取締役副社長 Co-CEO エマヌエル・ムノント氏が、鉄道復旧の前倒しについてコメントを発表した。
関西エアポート株式会社 代表取締役社長 CEO 山谷佳之氏
この度、国土交通省様及び関係省庁の皆様、新関西国際空港株式会社様、鉄道会社様をはじめ多くの関係の皆様の多大なご努力により、9月18日に鉄道が再開されることとなりました。再開が見込みより早まったことは大変喜ばしいことであり、関係者のご尽力に厚く感謝申し上げます。
鉄道再開により、関西国際空港へのアクセスに大幅な改善が見込まれますことを、たいへん嬉しく思っております。現在弊社では21日に目指している第1ターミナル北側部分を含む空港全体の本格供用にむけて全力で復旧作業を進めております。
本格供用時には、空港で従事する職員の数も増加が見込まれ、また、貨物輸送トラックの運行数の増加も見込まれます。連絡橋道路部分についても早期に復旧することを願っています。
関西エアポート株式会社 代表取締役副社長 Co-CEO エマヌエル・ムノント氏
台風21号の大きな影響を受けた鉄道が、18日に全面再開することについて、関係の皆様のご努力に深い敬意を表しますとともに、心より感謝申し上げます。
既に再開している第1ターミナルビル南側部分及び第2ターミナルビルと合わせ、関西国際空港全体の本格供用が再開された暁には、お客様の地上アクセス需要も大幅に増えることが見込まれます。
鉄道は、関西国際空港ご利用者の地上輸送の約50%を占める、大変重要な交通アクセス機関であり、空港機能の回復に大きく貢献いただきました。
関西エアポートは、お客様、また関係の皆様に、一日も早く通常どおり関西国際空港をご利用いただくことができますよう、引き続き全社一丸となり、精一杯努力してまいります。