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関西国際空港、第1ターミナル南側を9月14日から暫定供用。国内線、国際線ともに一部便運航再開

北側エリアは9月21日に再開予定

2018年9月13日 発表

関西国際空港は第1ターミナルの南側を中心とした一部エリアの供用を再開する

 関西国際空港を運営する関西エアポートは、台風21号の影響で閉鎖されていた関空第1ターミナルについて、9月14日より暫定供用という形で南側エリアの供用を再開する。北側のエリアについては9月21日に再開予定としている。

 同社の資料によると第1ターミナルの北エリアの一部を除き照明機能は回復。A滑走路エリアの水没によりダメージを受けたPBB(旅客搭乗橋)については、本館から南ウイングにかけて26スポット(全41スポット中)が供用可能となっている。水没により国際線エリアで使用不可となったBHS(手荷物取扱設備)についても国際線南エリアを復旧。これらを受け、第1ターミナル北寄りの第1~15スポットを除くエリアで供用を再開する。レストラン、ショップなどの施設は第1ターミナル内の130店舗中、60店舗が営業を予定している。

 なお、関西空港連絡橋については通行制限が続いており、関空のアクセスは「りんくうタウン」駅からのシャトルバスや、一部運行が再開しているリムジンバス、神戸空港からのベイシャトルなどを利用する必要がある。

関空第1ターミナルのPBB(旅客搭乗橋)
関西エアポートが発表したスポットの復旧状況
関西エアポートが発表した第1ターミナルの復旧状況

 9月13日20時時点で明らかになっている第1ターミナルを使用する運航便は、国内線が出発20便、到着19便。ANA(全日本空輸)、JAL(日本航空)、JTA(日本トランスオーシャン航空)、スターフライヤー、ジェットスター・ジャパンの5社が運航する。

 国際線は出発41便、到着42便で、下記航空会社(出発24社、到着25社)の一部便が再開。別記事でお伝えしているとおり、JAL(日本航空)も15日から国際線運航を再開する。

・アシアナ航空
・イースター航空
・エアアジアX
・エアソウル
・エアプサン
・エバー航空
・キャセイパシフィック航空
・ジンエアー
・シンガポール航空
・スクート
・タイ・エアアジアX
・タイガーエア台湾
・タイ国際航空
・チェジュ航空
・チャイナ エアライン
・ティーウェイ
・フィリピン航空
・ルフトハンザ ドイツ航空
・香港エクスプレス航空
・深セン航空
・ANA
・大韓航空
・中国国際航空(※到着便のみ)
・中国東方航空
・北京首都航空

 なお、第2ターミナルを使用する便については、すべてスケジュールどおりの運航へと回復している。