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ソラシドエア、沖縄県宜野座村とコラボした「Rio Park Ginoza号」を運航開始

空恋プロジェクト第23弾

2018年10月3日 運航開始

ソラシドエアは10月3日、宜野座村とコラボレーションした機体「Rio Park Ginoza号」の運航を開始した

 ソラシドエアは10月3日、地域振興・機体活用プロジェクト「空恋~空で街と恋をする~」の第23弾、沖縄県では、第4弾となる宜野座村とコラボレーションした機体「Rio Park Ginoza号」の運航を開始した。

「Rio Park Ginoza号」は、機体に宜野座村のロゴとご当地キャラクターの「ぎ~のくん」「Rioちゃん」のイラストをあしらった特別機で、機内ではCA(客室乗務員)が宜野座村のオリジナルエプロンを着用したり、シートポケットに宜野座村の情報誌を設置したりするなど、ソラシドエアと宜野座村が共同で宜野座村をPRする。

「Rio Park Ginoza号」全景
Rio Park Ginoza号ではCAが宜野座村オリジナルエプロンを着用

 沖縄県における「空恋」プロジェクトは、これまで美ら海財団との「春咲きへひとっ飛び!沖縄やんばる号」(2013年10月~2014年10月)、同「沖縄やんばる号」(2014年11月~2015年11月)、沖縄県との「プロ野球沖縄スプリングキャンプへGO!」(2015年12月~1016年4月)を実施。市町村とのコラボレーションは今回が初となる。

「Rio Park Ginoza」の名称は、スペイン語・ポルトガル語で川を意味する「Rio」およびスペイン語で「私は笑う」を意味する「yo me rio」からRioをとり、「笑顔あふれる宜野座」の意味を込めた。デザインは、沖縄県のデザイン専門学校であるインターナショナルデザインアカデミーの協力により明るく楽しい雰囲気に仕上がった。

 Rio Park Ginoza号の機材はボーイング 737-800型機(登録記号:JA810X)。10月3日より約1年間の運航を予定しており、ソラシドエアの全就航路線を運航する。

ラッピング部分。インターナショナルデザインアカデミーの学生がデザインを担当。星の船に乗って空を旅するイメージと、宜野座村の村花であるツツジ、沖縄らしいハイビスカスをあしらっている

 Rio Park Ginoza号の初便となったSNJ26便(那覇14時40分発~神戸16時35分着)の就航に合わせ、出発ゲート前では記念セレモニーが行なわれた。

 セレモニーには、ソラシドエア 代表取締役社長の高橋宏輔氏、宜野座村村長の當眞淳氏をはじめとする宜野座村関係者、インターナショナルデザインアカデミー関係者が参列。ぎ~のくんも応援に駆け付けセレモニーを盛り上げた。

ゲート前で就航記念セレモニーが行なわれた

 宜野座村村長の當眞淳氏は、「我が宜野座村の名前がラッピングされたソラシドエアの機体が、全国各地を飛び回る姿を想像してワクワクししている。宜野座村は、沖縄本島のほぼ中央の東海岸に位置する人口約6000名の村で、農業を中心とした村作りをしており、マンゴー、パイナップルといった南洋果実、また沖縄では栽培が難しいといわれるイチゴの産地でもある。そのほかにも海ぶどうやクルマエビ、もずくなどを生産している。

 観光については県内では遅れをとってきたが、近年は観光にも力を入れ始めており、今回ソラシドエアさんと一緒に村をPRしていくことになりとてもうれしく思っている。宜野座村は阪神タイガースのキャンプ地でもある。宜野座村と関西圏の皆さんとのご縁を深めたいと思い、今回の就航に沖縄~神戸便を選んだ」とあいさつした。

宜野座村長 當眞淳氏
株式会社ソラシドエア 代表取締役社長 高橋宏輔氏

 続いて、ソラシドエア 代表取締役社長の高橋宏輔氏があいさつ。「空恋プロジェクトではこれまでいろいろな地域とコラボしてきたが、村単位でのコラボは今回が初めて。機体の横に地域の名前やキャラクターを表示し、シートポケットに情報誌やパンプレットを配置、また客室乗務員のエプロンも宜野座村オリジナルのものを着用するなど機体内外を活用してPRをしていく。

 初めて宜野座村を訪れた際、それまで阪神タイガースのキャンプ地というイメージしかなかったが、今年4月にできた「道の駅ぎのざ」はすばらしい施設で、買い物はもちろん大型遊具があり子供たちも楽しめる。阪神タイガースブースがあることにも、徹底しているなぁと感心した。

 沖縄には美しい海に囲まれているが、特に宜野座村は漢那ダムをはじめ水が豊かで自然に恵まれた場所。これから1年間、精一杯宜野座をアピールしていきたい」と語った。また、10月28日から那覇~名古屋便が1便増便されることも発表した。

 続いてテープカットと記念撮影が行なわれた。出発時には関係者が「ぎのざ半被」を身にまとってお見送り。ぎ~のくんも手を振った。

高橋社長、當間村長、宜野座村関係者、インターナショナルデザインアカデミー関係者によるテープカット
ミセス・ツーリズムジャパン2018準優勝の古謝わかなさんも加わり記念撮影
手を振ってお見送り