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九州のグルメや地元産品のPRイベント「ソラシドエア Presents グリーンスカイフェスタ」。東京・二子玉川ライズで開催

11月11日~12日、無料試食&試飲コーナーには行列

2018年11月11日~12日 開催

東京・二子玉川ライズで11月11日~12日に開催されている「ソラシドエア Presents グリーンスカイフェスタ」。宮崎市の宮崎サンシャインレディやマスコットキャラクターも訪れ、九州自治体をPRしている

 ソラシドエアは11月11日と12日の2日間、東京・二子玉川ライズにおいて九州各地の魅力を伝える九州・沖縄プロモータープロジェクト「ソラシドエア Presents グリーンスカイフェスタ」を開催している。

 ソラシドエアでは同社の飛行機を活用して九州や沖縄の自治体をPRする「空恋~空で街と恋をする~」プロジェクトを実施しており、2018年度も熊本県水上村、鹿児島県いちき串木野市、沖縄県宜野座村、長崎県波佐見町とのコラボレーションを開始するなど、すでに20を超える県や市町村をPRする機体を運航してきた。約1年間のPR機運航後には包括的連携協定を締結するのが通例となっており、プロジェクト終了後も引き続き地域振興に関するパートナーとなっている。

 今回の「ソラシドエア Presents グリーンスカイフェスタ」は、そうした空恋プロジェクトの現役または以前のパートナー自治体が集まって、自治体や産品の魅力をアピールするもの。2017年は羽田空港で「ソラシドマルシェ」(関連記事「『ソラシドマルシェ in 羽田空港』9月9日~10日開催中」)を開催したが、2018年は空港から離れて、鉄道駅至近の場所で開催。マルシェでの特産品販売や、キッチンカーでの自治体産品の無料試食&試飲コーナー、自治体のPRステージ、ワークショップ、制服試着撮影会やゲームコーナーなど、内容もバラエティに富んでいる。

ソラシドエア Presents グリーンスカイフェスタ

日時:2018年11月11日11時~19時/12日12時~20時
場所:東京・二子玉川ライズ

自治体PRが行なわれるステージ。マスコットキャラクターも多数登場する。写真左に写るのは日本一背が高いと言われる長崎県南島原市のキャラクター「ベイガ船長」
ステージ脇には「がんばろう!九州号」の大型モデルプレーン
各自治体が産品を販売するマルシェ
ブースマップ

 この「ソラシドエア Presents グリーンスカイフェスタ」に参加している自治体は以下の15自治体。括弧内は、それぞれの空恋プロジェクトで運航した機体名だ。

宮崎県(「日本のひなた宮崎号」、2016年2月1日就航)
宮崎県宮崎市(「九州の楽園 宮崎市号」、2014年6月1日就航)
宮崎県綾町(「綾ユネスコ エコパーク」、2012年10月18日就航)
宮崎県高原町(「霧島山のふもと たかはる号」、2014年9月27日就航)
熊本県(「くまモンGO!」、2013年3月26日就航)
熊本県水上村(「水上スカイヴィレッジ号」、2018年8月1日就航)
熊本県天草広域本部(「VISITあまくさ号」、2015年4月28日就航)
長崎県波佐見町(「陶器のまちHASAMI号」、2018年11月9日就航)
長崎県南島原市(「手延そうめんのまち おいしい南島原号」、2017年9月29日就航)
長崎県大村市(「おむらんちゃん号」、2013年11月21日就航)
鹿児島県いちき串木野市(「うんまか!つけあげ いちき串木野号」、2018年9月1日就航)
鹿児島県錦江町(「元気ファクトリー錦江町号」、2013年7月1日就航)
鹿児島県さつま町(「ひっ翔べ!さつま号」、2016年3月19日就航)
鹿児島県曽於市(「ギリギリ鹿児島 そお市号」、2018年9月3日就航)
大分県国東市(「世界農業遺産の里 国東号」、2013年12月3日就航)

 会場には無料で立ち入りでき、物販ブースやステージ、試食試飲コーナーなどを自由に見てまわることができる。

 ステージで行なわれる自治体PRには、各自治体のマスコットキャラクターも多数登場。ステージ出演時間の前後には気軽に撮影にも応じる姿も見られた。また、ステージ前には椅子とテーブルも用意され、フードコーナーでの食事や飲み物を楽しみながら、自治体の魅力を知ることができる。

行列ができるフードコーナー「グリーンスカイカフェ」。各自治体のグルメを無料で試食&試飲できる

 訪問時に行列ができていたのはフードコーナー「グリーンスカイカフェ」。熊本県水上村の無農薬米「ひとしずく」、宮崎市の「宮崎魚うどん」、宮崎県高原町の「たかはる紅茶ゆるり」や「いりこもち」、ソラシドエアの機内販売で人気の「アゴユズスープ」、鹿児島県いちき串木野市の「温州ミカン」、鹿児島県曽於市の「芋かりんとう」を、無料で試食・試飲できる。

 ちなみに、上記のメニューは11日は15時まで、12日は16時まで提供する「昼の部」のもので、夜は焼酎なども振る舞われるという。平日となる12日は終了時刻が20時と、日曜日よりも遅くまで開催しているので、仕事帰りに立ち寄るのもよさそうだ。

ソラシドエアは制服試着撮影コーナーやガチャコーナーを展開
試着撮影コーナー。CA(客室乗務員)やパイロット、整備士の制服が用意された
ダーツコーナーでは矢(の代わりの磁石)が当たった県の産品をプレゼント
ソラシドエアのLINE公式アカウントを友達登録することで参加できるガチャコーナー
植物標本「ハーバリウム」を作るワークショップも
宮崎県は、日南市にある鵜戸神社の霊石「亀石」のレプリカを展示。男性は左手、女性は右手で「運玉」を投げて、窪みに入ると願いが叶うという言い伝えを体験でき、成功した人にグッズをプレゼント
東京・新宿にあるアンテナショップ「新宿みやざき館KONNE」も出展。「ヨーグルッペ」やゴボウのスナック「ゴボチ」などの人気商品を販売
宮崎市からは株式会社器の「宮崎魚うどん」の販売。魚のすり身による麺で、小麦粉を一切使っていないことから、出汁とともにパッケージングしてレトルト商品として販売している
ユネスコエコパークに登録されている宮崎県綾町はマスコットキャラクター「もりりん」のぬいぐるみも売り子さんに。綾川で獲れた鮎や、若鶏のささみ、日向夏のジュースなどを販売
宮崎県高原町のブースでは、フードコーナーにも提供している「たかはる紅茶ゆるり」や「いりこもち」などを販売。「たかはる紅茶ゆるり」は2011年の新燃岳噴火で茶葉が被害を受けたことをきっかけに生まれたもの。砂糖を入れなくても甘みがある独特の風味が特徴という
熊本県のワークショップ「しおりつくり体験」コーナー。参加は無料
熊本県水上村のブースでは、2018年の新米「ひとしずく」のキューブパッケージを販売。水上村在来種の「そばの実」はレシピも紹介
熊本県天草広域本部からは有限会社苓北真珠が出展。真珠製品を販売している。ちなみに天草では真珠アクセサリーの制作体験などもできる
長崎県波佐見町は「波佐見焼」の陶器販売コーナーのほか、波佐見焼のアクセサリーを作るワークショップを展開。ワークショップは有料(300~1500円)となるがネックレスやイヤリング、バッジなどを制作できる
長崎県南島原市のマルシェでは、潜伏キリシタン関連遺産として世界遺産登録された原城のお土産の一つ「須崎屋 五三焼カステラ」や、名物の「手延べそうめん」などを販売。カステラや南高みかんの試食なども
長崎県大村市は産品販売のほか、空港を持つ立地を活かした二拠点居住地としての魅力や移住を訴求
鹿児島県いちき串木野市のブースでは、森の蔵農園で作られるみかんを使った「みかんジャム」「ぽんかんジャム」を販売。ママレードとは違う独特の風味が特徴。地元高校生がデザインした市の明治維新150周年記念ロゴマークのステッカーやラムネも配布
鹿児島県錦江町は「まるぼうろ」「かるかん」「けせん団子」「げたんは」といった鹿児島で愛されるお菓子類などを販売
鹿児島県さつま町は、竹ひごを使った箸置きやキーホルダーの制作体験、和紙を使った缶バッジ作りなどのワークショップ(有料)を実施
同じく鹿児島県さつま町からは薩摩びーどろ工芸が「薩摩切り子」を販売
鹿児島県曽於市は、マスコットキャラクターの「そお星人」グッズや最近販売が始まったという「芋かりんとう」のそお星人パッケージのほか、柚子を使ったさまざまな商品を販売
大分県国東市は、高級畳の材料として使われる七島藺(七島イ)を使った工芸品の販売のほか、七島藺のミサンガ作りワークショップを実施。写真右下は七島藺の花だ