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カンタス航空とニュージーランド航空、各国内線でコードシェア運航実施。ラウンジの相互利用も可能
乗り継ぎ可能な便数が増え、利便性が向上
2018年6月4日 18:35
- 2018年6月1日(現地時間)発表
カンタス航空とニュージーランド航空は6月1日(現地時間)、両社が運航する各国内線においてコードシェア契約を締結したほか、空港業務、貨物輸送、バイオ燃料などの分野での将来的な協力を模索していくことを発表した。
オーストラリア、ニュージーランドの両国を代表する航空会社同士で、カンタス航空はワンワールド・アライアンス、ニュージーランド航空はスターアライアンスに加盟。カンタス航空が持つオーストラリア国内線85路線、ニュージーランド航空が持つニュージーランド国内線30路線でコードシェアを実施。
それぞれの国内線へ乗り継げる便が増加し、空港でのチェックインやハンドリング業務を相互に請け負うことで利便性が高まり、最大で2時間の移動時間短縮が図れるとしている。また、両社合わせて36カ所の各国内ラウンジを利用できる。
コードシェアは10月28日以降の搭乗が対象。今回の提携ではオーストラリア~ニュージーランド間の国際線(タスマン路線)は含まれない。
今回のコードシェア契約について、カンタスグループ CEOのアラン・ジョイス氏は「カンタス航空とニュージーランド航空との関係は80年近くにも及びます。その間、私たちはあらゆるレベルで互いのパートナーであり続けましたし、ライバルとしても尊敬の念を抱く相手です」 「今回の国内ネットワークにおけるコードシェア契約は、両社の国内市場での強みを活かしており、お客さまにとって理にかなったものと言えます」と述べており、ニュージーランド航空 CEOのクリストファー・ラクソン氏は、「ニュージーランド航空とカンタス航空は、全ての市場において競合関係にあることは変わりませんが、共通して革新性、顧客サービスの卓越性、運航パフォーマンスと安全性へのコミットメントを持っています。私たちは、両社のお客さまが利益を享受できると確信しています」と、それぞれのコメントをニュースリリースに寄せている。
両社は今後、バイオ燃料、貨物や空港業務における提携の機会を調査し、相互に関心のある分野を探っていく可能性があるとしている。