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世界最強ラグビーチーム・オールブラックスが登場。スポーツ交流を通じて両国関係強化を目指す「オールブラックス・フライデー」を開催

ニュージーランド航空は2019年のワールドカップ開催に合わせて増便を検討

2018年11月2日 開催

イベントにはオールブラックス所属の6選手が登場

 ニュージーランド貿易経済促進庁とニュージーランド航空が「オールブラックス・フライデー」を11月2日に開催。応募抽選などで選ばれた参加者らが世界最強のラグビーチームであるニュージーランド代表のオールブラックスとともに、スポーツを通じて交流を深めた。

 イベントでは駐日ニュージーランド大使 スティーブン・ペイトン氏が冒頭であいさつ。「ニュージーランドと日本は100年以上にもわたり交流を行なっています。観光・交易などの強い基盤とともに、近年ではロボティックスや再生可能エネルギー技術など新しい分野においてもともに活躍しています。2019年のラグビーワールドカップや2020年の東京五輪を通じ両国のパートナーシップはより強化されるでしょう」と語った。

駐日ニュージーランド大使 スティーブン・ペイトン氏がスピーチ

 続いてニュージーランド航空のクロヴィス・ペリエ 日本・韓国地区支社長がステージに。日本の学生がニュージーランド航空を使い、現地の文化やオールブラックスの試合を間近で観戦する様子を追ったスペシャルムービーを紹介した。

ニュージーランド航空 日本・韓国地区支社長 クロヴィス・ペリエ氏
スペシャルムービーを披露
会場にはCA(客室乗務員)とスナップが撮れるフォトスポットも用意

 そして、ニュージーランド大使館 商務部 参事官 クレイグ・ペティグルー氏がオールブラックスの選手のコールを担当。「来年のラグビーワールドカップ2019に向けて、ビジネスとともにスポーツを通じて友好関係を深めていきたい」と話し、会場に選手6名を呼び込んだ。

ニュージーランド大使館 商務部 参事官 クレイグ・ペティグルー氏がコールを行なった

パスやトライを選手と一緒に! ニュージーランドの親しみやすさをアピール

 会場が暗くなると後方よりオールブラックスの選手が登場。今回会場を訪れたのはミッチェル・ドラモンド選手、ディロン・ハント選手、ナニ・ラウマペ選手。そしてマット・プロクター選手、アサフォ・アウムア選手、ティム・ペリー選手の6名。各2名の選手が3つのアクティビティを参加者とともに楽しむ構成となっていた。

会場に現われたオールブラックスのメンバー
写真左からミッチェル・ドラモンド選手、ディロン・ハント選手、ナニ・ラウマペ選手、マット・プロクター選手、アサフォ・アウムア選手、ティム・ペリー選手

 まずは選手2名を交えたディスカッションからスタート。ナニ・ラウマペ選手とディロン・ハント選手にキッズやファンらが質問。日々のトレーニングに関してはジムで約1時間半、フィールドで約2時間。多い時で4~5時間ほどの練習を行なうこと。そして体が細身でパワーが足りないと相談するキッズには「90%食事が重要。そして毎日一生懸命練習をすることが大切」とアドバイス。

ナニ・ラウマペ選手とディロン・ハント選手とのディスカッションが楽しめた
キッズからは体づくりの秘訣を教えて!の質問も飛び出した

 そしてファンからの「オールブラックスとはニュージーランド人にとってどのような存在か?」の質問に、「ラグビーはニュージーランドでとても人気のあるスポーツ。5歳からはじめ10歳ではオールブラックスのジャージを着ることが皆の夢に。その夢に向かい自分を信じて練習を積み重ねるため、チームの一員となることはとても光栄であり誇りです」と回答した。

 また、試合前に披露するマオリの伝統的なハカについて、「どこの出身か、どこでの試合かでカマテとカパ・オ・パンゴのどちらかが決まります。海外試合のときは新人に配慮しカマテが多いですね」とも。

 続いてはパス&トライ体験へ。こちらではミッチェル・ドラモンド選手とティム・ペリー選手がサポート。参加者の動きを見ながら的確にパスし、トライ後はアドバイスをする姿も。アドバイスをしっかり受け止め、即上達するキッズの姿に思わず笑顔になる一場面も。

パス&トライ体験で使用されたラグビーボール
ミッチェル・ドラモンド選手に指導してもらえるなど大充実の時間を過ごせた
パス&トライ体験のブース

 ラストは細かい作業がポイントのラテアート体験とアイシングクッキー作り。ブラックとホワイトにカラーリングされたアイシングを、ラグビーボールシェイプのクッキーにデコレーションしていく。

 シルバー・ファーンを丁寧に描いたり、ユニフォームを描いたりとそれぞれの個性が出る結果に。マット・プロクター選手とキッズが楽しそうに話しながら作業をしていたり、集中して完成へと近くアサフォ・アウムア選手の姿が間近で見ることができるなど、ファンにはたまらない空間となっていた。

 2019年のラグビーワールドカップに向けて、日本でのアピールが重要なタイミングでの今回のイベント。もともと、社会貢献や子供たちの育成に積極的&意識が高いオールブラックスの選手たちの親しみやすさで、ニュージーランドとオールブラックスがさらに好きになるあっという間の1時間だった。

アイシングを使ってラグビーシェイプのクッキーにデコレーションをしていく
参加者と会話を楽しみながらデコレーション中のマット・プロクター選手
アサフォ・アウムア選手はユニフォームを描いてくれた
パス&トライ体験後にラテアートに挑戦するティム・ペリー選手

 なお、イベントのラストにはニュージーランド航空のオリジナルキャラクター、キーウィの「ピート」が機内とニュージーランドの名所を紹介する動画も。プレミアム・エコノミーや、エコノミー「スカイカウチ」などを主にアピールしていた。

A better way to fly to New Zealand ~もっと楽しい、空の旅~

ワールドカップに合わせた増便も検討。クロヴィス・ペリエ 日本・韓国地区支社長に聞く

 1998年よりオールブラックスの公式パートナーであるニュージーランド航空。オールブラックスの魅力とともに日本市場への影響などをニュージーランド航空 クロヴィス・ペリエ 日本・韓国地区支社長に伺った。

「ラグビーワールドカップ2019に向け、とてもよいアピールのタイミングだと思っています。世界最強のラグビーニュージーランド代表・オールブラックスへの支援は長きに渡っており、ニュージーランドを語るうえでチームは欠かせない存在。私たちは彼らのファンの一員であるとともにラグビーの素晴らしさとニュージーランドの魅力をお届けする使命があると考えています。来年(2019年)は開催に合わせ増便したい考えもありますし、ニュージーランドから日本へ、日本からニュージーランドへと多くの方々にご利用いただけたらうれしいです」と企画意図を説明。

ニュージーランド航空 日本・韓国地区支社長 クロヴィス・ペリエ氏

 イベントでは、試合前日にも関わらずにこやかでフレンドリーな人柄が印象的だった選手たちについて、「ニュージーランド全体でも言えることですが、人々はとても謙虚です。オールブラックスの選手も、同じくとてもつつましやか。逆にそうでないとオールブラックスにはなれないという言葉もあるほどです。きっと彼らと交流すれば大好きな存在になるはずです」と話した。

 また、エコノミー「スカイカウチ」をはじめとするファミリーフレンドリーな施策に対しては「可能な限りファミリーにとって心地よい空間を目指しています。そしてニュージーランドに到着しましたら、キャンピングカーで、いつもとは異なる旅を家族で楽しんでみてはいかがでしょう?」と旅先でのファミリーでの過ごし方も指南してくれた。