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ヒルトン、「旧軽井沢ホテル」をリブランド。「KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton」報道公開
ヒルトンと東急グループのノウハウを融合しておもてなし
2018年4月20日 19:38
- 2018年4月19日 開業
東急不動産、東急ステイサービス、ヒルトンは4月19日、長野・軽井沢に「KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton(キュウカルイザワ キキョウ, キュリオ・コレクション by ヒルトン)」を開業した。
東急不動産が2017年に取得した「旧軽井沢ホテル」を改装、ヒルトンとフランチャイズ契約を締結し、日本初進出となる「Curio Collection by Hilton」ブランドを冠してのスタートとなる。運営は東急ステイサービスが行なう。旅行業者・報道向けに説明会と内覧会を開いたのでレポートする。
KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton
開業日:2018年4月19日
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢491-5
アクセス:軽井沢駅北口から徒歩15分(送迎サービスあり)、碓氷軽井沢IC(インターチェンジ)からクルマで約15分
チェックイン/チェックアウト:15時/12時
延床面積:[ホテル]公簿6989.12m2、[教会]81.57m2
建物:[ホテル]鉄筋コンクリート造地下1階地上3階、[教会]木造平屋建
客室数:50室(いずれもツインタイプ)
[スーペリア]広さ34m2、定員1~2名、客室数4室
[デラックス]広さ48~54m2、定員1~2名、客室数16室
[コートヤード デラックス]広さ41~48m2、定員1~2名、客室数10室
[プレミアム]広さ56m2、定員1~4名、客室数11室
[プレミアム ウィズタタミ]広さ56m2、定員1~4名、客室数3室
[コートヤード スイート]広さ56m2、定員1~4名、客室数6室
客室料金の目安:
[スーペリア]6万2000円~10万7000円
[デラックス]6万5000円~11万円
[コートヤード デラックス]6万6000円~11万1000円
[プレミアム]6万7000円~11万2000円
[プレミアム ウィズタタミ]6万9000円~11万4000円
[コートヤード スイート]7万円~11万5000円
(1泊夕朝食付き。宿泊者数や宿泊日によって異なる。税別)
付帯施設:大浴場、レストラン、バンケット、チャペル、フィットネスジム
TEL:0267-41-6990(平日9時30分~17時30分)
Webサイト:KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton
東急不動産 ウェルネス事業ユニット ホテル・リゾート事業本部 執行役員本部長の田中辰明氏、Curio Collection by Hilton グローバルヘッドのマーク・ノガル氏、東急ステイサービス株式会社 代表取締役社長の小先文三氏、KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton 総支配人の杉木義章氏が、東急不動産ホールディングスグループのホテル事業や「KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton」の概要を説明した。
東急不動産ホールディングスグループのホテル事業は、会員制ホテル事業の「東急ハーヴェストクラブ」、都市型ホテル事業の「東急ステイ」、そしてパブリックホテル事業として「KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton」や、8月の開業を予定している「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」(関連記事「『ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄』2018年8月開業、2月予約受付」)などを展開している。
旧軽井沢ホテルは1986年の開業、2017年に東急不動産が物件を取得し、客室や大浴場を中心に大幅なリニューアル工事を行なった。2017年12月にヒルトンとフランチャイズ契約を締結し、ヒルトンと東急不動産ホールディングスグループが培ってきた「おもてなし」を融合し、ハード面・ソフト面で宿泊客へ表現していく。
リニューアル工事にあたっては、コンラッド大阪やヒルトン東京、ヒルトンニセコビレッジなども担当した橋本夕紀夫事務所がデザインを監修。
客室のコンセプトを「ELEGANT×RESORT」、大浴場のコンセプトを「SILENT SPA」と定め、ホテル全体のコンセプトである「Timeless ゲストが自分自身を取り戻す価値ある時空間」をホテルのいたるところで感じられるようにデザインしたという。
客室のタイプは「スーペリア」「デラックス」「コートヤード デラックス」「プレミアム」「プレミアム ウィズタタミ」「コートヤード スイート」の6種類。全50室のうち46部屋が40m2を超える広さ。客室のベッドはすべてサータ社製で「快適な寝心地をお約束できるかと」とのこと。
客室や館内には、ホテルのシンボルにも使用している桔梗の花をモチーフにした軽井沢彫をあしらっている。これらは1892年(明治25年)創業、旧軽井沢に本社がある大坂屋家具店が担当。ホテルは緑豊かな中庭(コートヤード)を中心にA/B/Cの3棟が囲むような配置で、「旧軽井沢の落ち着きと木々の温かみを感じていただける」と説明した。
コートヤード スイート(A棟306号室)
大浴場は「SILENT SPA」のコンセプトのもと、2つのタイプを用意。木の質感と朝日、夕日、月明かりと照明が時間とともに移り変わる演出が特徴のものと、岩の質感を押し出したものがあり、日ごとに男女を入れ替えるので、1泊すればどちらの大浴場も楽しめる。サウナはどちらの浴場にも備わっている。
コートヤードには挙式用のチャーチがあり、「LUCAS(ルーカス)」「EVELYN(エヴェリン)」「CHLOE(クロエ)」と大小3つの宴会場を備えており、さまざまな規模のウェディングや会合などに利用できる。
宴会場
LUCAS(A棟1階):広さ140m2、利用人数80人(正餐スタイル)/100人(立食スタイル)/50人(スクール形式)
EVELYN(A棟3階):広さ70m2、利用人数20人(正餐スタイル)/30人(立食スタイル)
CHLOE(B棟1階):広さ12m2、利用人数10人(正餐スタイル)
メインダイニングの「SONORITÉ(ソノリテ)」は、フランス語で「共鳴」の意味。「独創的なアイディアと繊細な味付けで、地元軽井沢の食材を中心にさまざまな産地の食材を共鳴させて料理を提供する」ことから名付けたという。料理長の中西隆氏は「世界一面白い、美味しい料理をいただいたと喜んでもらえるようがんばりたい」と一言意気込みを語ってくれた。