「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」が竣工。開業前に施設公開

リゾートホテル「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」が完成し、7月24日に竣工式を開いた

　東急不動産、NTT都市開発、ミリアルリゾートホテルズが共同で設立した瀬良垣ホテルマネジメントが、恩納村の瀬良垣島で建設を進めていたリゾートホテル「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」が完成し、7月24日に竣工式を開いた。

　開業日は8月21日を予定しており、現在宿泊予約を受け付けている。

沖縄本島から瀬良垣島へつながる村道を再整備した

ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄

開業日：2018年8月21日
所在地：沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1108番地
客室数：344室（「ザ・アイランド」320室、「ザ・ビーチハウス」24室）
料飲施設：セラーレ（オールデイダイニング、イタリアンダイニング）、スペシャリティレストラン シラカチ（炉端、鮨、鉄板焼、日本料理）、ラウンジ＆バー（ロビーラウンジ、ロビーバー、シラカチバー、プールサイドバー、ビーチバー）
付帯施設：スパ はなり、フィットネスセンター、屋外・屋内プール、ラグーン・瀬良垣ビーチ、宴会場、マーケット、マリンショップ、キャンプハイアット、リージェンシー クラブ ラウンジ、チャペル（瀬良垣島教会）、ウエディングサロン
TEL：098-966-2589
Webサイト：ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄

ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランドの瀬良垣島のホテル棟は320室

　島の自然の形を活かしながら島全体をリゾートとして楽しめるよう設計されたハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄は、瀬良垣島に320室、沖縄本島側に24室の計344室を擁する大型リゾートホテル。海水を利用したプールや、レストラン＆バー、アクティビティ、チャペルなど施設も充実している。

　2016年11月に地鎮祭が執り行われ工事がスタート（関連記事「『ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄』、2018年夏開業予定」）、2017年9月に開業準備室が設けられ総支配人として野口弘子氏が着任。そして開業の約1カ月前に竣工式を迎えることができた。

沖縄本島側のホテル棟は24室。長期滞在型を想定している

　筆者は地鎮祭を取材して以来1年半ぶりに瀬良垣島を訪れたが、景色の変化に驚きと感動をおぼえた。建物はデザインが洗練され、沖縄らしい赤瓦屋根や琉球石灰岩などが用いており、海や緑、空と調和している。沖縄本島から瀬良垣島へ渡る道路も整備され、「楽園への架け橋」といったおもむきだ。

　竣工式は、海を一望できる宴会場が会場となった。式典には東急不動産、NTT都市開発、ミリアルリゾートホテルズ、東急設計コンサルタント、竹中工務店、日本ハイアットなどから関係者らが参列。地元からは、瀬良垣区長、恩納村長、恩納村漁業協同組合、恩納村商工会、恩納村観光協会らが来賓として参列した。

ホテルの宴会場で竣工式が行なわれた

施工主や地元から多くの関係者が出席し、竣工式が行なわれた

竣工式の閉会後は、ビーチや車寄せなど各所で清祓いが行なわれた

　竣工式の閉会後は、主な施設の内覧会も行なわれた。ホテル棟を出ると、瀬良垣島の高低差を活かしたプールが目を引いた。上段には城壁をイメージした「グスクプール」、その下にはもともとあった海水プールを利用した「ラグーン」。そしてその先に海が広がるといった設計は、解放感や海との一体感を感じられる演出がなされている。デザインや設計、そして資材の一つ一つにもこだわりが見られ、丁寧な仕事がなされていることが伝わる。まるでテーマパークのような、非日常を味わえるリゾートだと感じた。

ホテルのロビーは2階までの吹き抜けで開放感があり、窓に沿って設置された木組みのオブジェが南国の日差しを和らげてくれる

ホテルのフロントには大きな鯨の絵が飾ってある

右に見えるのが城壁をイメージした「グスクプール」

グスクプールの下にある「ラグーン」。その先には海が広がる

ホテル棟上階からプールを見下ろしたところ。手前がグスクプール、奥がラグーン。海まで一望できる

プール側からホテル棟を見上げる

瀬良垣島側のビーチ