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「ハイアット セントリック 銀座 東京」が銀座・並木通りに1月22日開業。パーティも開けるスイートルームなど公開

レストランでは東京の食材にこだわったオーブン料理を提供

2018年1月22日 開業

東京・銀座に「ハイアット セントリック 銀座 東京」が1月22日開業するのにあたり、内覧会が開かれた

 ハイアット ホテルズ アンド リゾーツは、1月22日に東京・銀座に「ハイアット セントリック 銀座 東京」を開業するにあたり、内覧会を実施した。

 セントリックはハイアットの新しい「ライフスタイル ブランド」ホテルであり、アジアでは最初のオープンとなる。

銀座・並木通りに面した「ハイアット セントリック 銀座 東京」の入口
「ハイアット セントリック 銀座 東京」概要

開業日:2018年1月22日
フロア構成:1階エントランス、3階ダイニング&バー「NAMIKI667」、4階レセプション/ライブラリー/フィットネスジム、5~12階客室、地下駐車場(機械式)
チェックイン/チェックアウト:15時/11時
客室数:164室(スタンダード キング82室、スタンダード ツイン55室、デラックス キング11室、デラックス ツイン7室、スイート キング3室、スイート ツイン1室、シティビュー スイート キング2室、シティビュー スイート ツイン2室、ナミキ スイート1室)
1泊の料金の目安:スタンダード キング/ツイン4万円前後、デラックス キング/ツイン6万円前後、スイート キング/ツイン11万円前後、シティビュー スイート キング/ツイン12万円前後、ナミキ スイート34万円前後 ※時期により前後
所在地:東京都中央区銀座6-6-7
TEL:03-6837-1234
Webサイト:ハイアット セントリック 銀座 東京

 ハイアット セントリック 銀座 東京は、東京メトロの銀座駅から徒歩3分、JRの有楽町駅や新橋駅からは徒歩7分という立地。入口は並木通りに面している。ちなみに建物は2017年10月に竣工したばかりの「東京銀座朝日ビルディング」で、朝日新聞社の東京での創業の地でもある。

 1階のホテル部分はエントランスのみで、宿泊者はエレベータで4階のレセプションに上がる。レセプションはいわゆるカウンター越しのチェックインではなく、白黒の市松模様が印象的なテーブルで、スタッフと隣りあって話しながらチェックインを行なう。食事を提供するダイニング&バー「NAMIKI667」は1フロア下の3階に、客室は5階~12階となっている。

4階でエレベータを降りると3階からの吹き抜けのスペースが広がる
4階レセプション前のライブラリー(ラウンジ)
白黒の市松模様のテーブルでスタッフが対応してチェックインとなる

「ハイアット セントリック 銀座 東京」をゲストの旅の中心に

 内覧会ではホテル総支配人 内山渡教(ただのり)氏が挨拶し、開業を迎えられることの感謝と喜びを述べ、ホテルについて紹介した。

 ハイアットが展開するホテルは、「ラグジュアリー」「プレミアム」「ライフスタイル」「セレクトサービス」「オールインクルーシブ」「レジデンス・タイムシェア」の6カテゴリー、13のブランドで構成。フルサービスホテルは「ラグジュアリー」「プレミアム」「ライフスタイル」の3カテゴリーとなる。セントリックはフルサービスホテルの「ライフスタイル」に入る。

「セントリック」は「常にゲストの旅の中心(センター)であること」という意味付けで、「いつでもどの街でもあらゆることの中心にいて、さまざまな情報が集まるポータル、拠点を目指している」という。

 セントリックブランドは2015年1月に北米で誕生し、現在はシカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルス、マイアミなどの主要都市やリゾート地を中心に18軒を展開。2020年6月開業予定の「ハイアット セントリック 金沢」など進行中のプロジェクトもあるが、アジアではハイアット セントリック 銀座 東京が初めての開業となる。

 ADR(Average Daily Rate:平均客室単価)は4万円で、1年目の稼働率は60~70%を見込んでいるとのこと。インバウンドの割合は70~75%を想定しており、開業前の予約状況は「アメリカやアジアからのお客さまが多いようです」と説明した。

ハイアット セントリック 銀座 東京 ホテル総支配人 内山渡教(ただのり)氏

スタンダードタイプからパーティも開ける「ナミキ スイート」まで164室

 客室タイプは、スタンダード キング/ツイン、デラックス キング/ツイン、スイート キング/ツイン、シティビュー スイート キング/ツイン12万円前後、ナミキ スイートの計164室。

 すべての客室に、ネスプレッソのコーヒーメーカー、電気ケトル、アイロンとアイロン台、セーフティボックス、50インチ以上の4K液晶テレビなどを完備。館内ではWi-Fiインターネット接続を利用できる。また、すべての客室のベッドサイドには、AC100Vのコンセントと3.0AのUSBポートが用意されている。

 スタンダードタイプの客室は広さが約35m2で、スタンダードを含めたすべてのタイプがバスとトイレが別になっている。スタンダードとデラックスでは、部屋の中央に設けられたマルチファンクションテーブルが大きな特徴で、テーブルの上面を開くと洗面台が現われる。通常は食事や仕事に、開けばメイクアップなどにと多用途に用いることができ、限られたスペースを有効に使える。

 デラックスタイプの客室は広さが約47m2。デラックスではマルチファンクションテーブルとは別に、デスクも用意されている。

 スイートタイプの客室は広さが約77m2。十分な広さのワードローブや2つの洗面台などが、ゆとりある空間に配置されている。8階以下が「スイート」で、9階以上が窓からの景色に抜け感があるため「シティビュー スイート」となり、宿泊料金も少し上になる。

 最上階にあるのが約127m2という広さの「ナミキ スイート」。さらに並木通り側には約45m2のテラスも設けられている。キッチンにはシンク、IHクッキングヒーター、冷蔵庫などの設備が整っていて、広いリビングと長いダイニングテーブルでパーティを楽しむこともできる。内山支配人も「広いスペースとこれらの設備を使い、宿泊はもちろんイベントなどにもご活用いただけたら」と語る。実際、ホテル周辺の企業からの問い合わせもあるそうだ。

内覧会では12階と11階が公開された。各フロアごとにデザインテーマが異なっている

スタンダード キング/ツイン

スタンダード キング
部屋の中央に設けられた「マルチファンクションテーブル」が大きな特徴。普段は閉じてテーブルに、開けば洗面台として利用できる
マルチファンクションテーブルの下にはミニ冷蔵庫が。ミネラルウォーターは無料だ
スタンダードタイプでもバスルームは十分な広さがあり、バスタブでリラックスできる
トイレがバスルームと分かれているのもうれしい。もちろん全室温水洗浄便座

デラックス キング/ツイン

デラックス キング
デラックス キングではマルチファンクションテーブルのほかにデスクもある
入口の脇にワードローブ

スイート キング/ツイン、シティビュー スイート キング/ツイン

シティビュー スイート キング
すべての客室でベッドサイドには、AC100Vのコンセントと3.0AのUSBポートが用意されている
スイートタイプから上のクラスはマルチファンクションテーブルがなくなり、洗面台も2つに
ワードローブもぐっと広くなる

ナミキ スイート

ナミキ スイートのリビングダイニングキッチン
キッチンにはシンク、IHクッキングヒーター、冷蔵庫などの設備が整っている
リビングの外には約45m2のテラスも設けられている
ベッドルームにはスーパーキングサイズのベッド。奥に見える円柱の中にはバスルームがある
収納スペースも各所に
洗面台も広い
ベッドルームから見えた円柱の中にある丸いバスタブ

東京の食材にこだわったオーブン料理を提供

 ハイアット セントリック 銀座 東京の3階にあるダイニング&バー「NAMIKI667」では、東京の旬の食材を取り入れたオーブン料理をメインに提供する。アラカルトメニューのほかに、ランチは4800円と6000円、ディナーは8800円と1万2000円のコースが設定されている(いずれも税・サービス料別)。

ダイニング&バー「NAMIKI667」
ダイニング&バー「NAMIKI667」

営業時間:朝食7時~11時(10時30分にビュッフェ提供終了)、ランチ11時30分~14時30分(ラストオーダー14時)、ディナー18時~22時(ラストオーダー21時)、バー11時~24時(木・金曜は25時まで)
総面積:約630m2
席数:一般席100席、プライベードダイニングルーム24席(12席×2室:コネクティング)、テラス席16席、バーカウンター44席、バーラウンジシーティング22席、バーテラス席12席
TEL:03-6837-1300(レストラン予約、10時~22時)
Webサイト:ダイニング&バー「NAMIKI667」

総面積約630m2というスペースにバーも含めたさまざまな意匠の席が用意されている
プライベードダイニングルームは2部屋あり、接続して広くも使える
プライベードダイニングルームの壁には古きよき銀座を物語る写真が飾られている

 ハイアット セントリック 銀座 東京 料理長の早坂心吾氏は、東京を象徴する銀座のホテルということで「東京の食材をここから発信していきたい」という。東京で収穫される野菜や、柚子胡椒、江戸甘味噌といった東京で作られる調味料を駆使し、オーブン料理がウリのレストランのため、「ココットに我々の思い、生産者さまの思いを閉じ込めて、ゲストの皆さまに味わっていただきたい」と話してくれた。

ハイアット セントリック 銀座 東京 料理長 早坂心吾氏
東京で収穫される野菜や、柚子胡椒、江戸甘味噌といった東京で作られる調味料をメニューに取り入れている
「東京しゃもと東京野菜のパイ包みスープ」(3200円、税別)
「築地鮮魚のプレゼ アサリ チェリートマト 新じゃがいも バジル」(4300円、税別)
「築地鮮魚の洋風釜飯 ごぼう 椎茸 水菜」(4300円、税別)
「東京都産黒毛和牛 秋川牛と東京野菜のロースト 藁のスモーク 奥多摩わさび」(1万2500円、税別)
「国産牛ほほ肉の赤ワイン煮込み 東京甘味噌 ベーコン マッシュポテト 季節野菜」(4800円、税別)
「ホットアップルパイ トンカ豆風味のカスタードクリーム グラニースミス バニラアイスクリーム」(1600円、税別)
「博多あまおう ストロベリーパフェ」(1900円、税別)