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ベトナム航空、東京発着便にプレミアムエコノミー導入。787-9型機ではビジネスクラスと同じシート幅/ピッチ
2018年6月から成田~ホーチミン線の午後便をA321型機からA350-900型機に置き換え
2017年12月13日 16:44
- 2017年12月13日 発表
- 2018年1月1日 サービス開始
ベトナム航空は12月13日、都内で会見を開き、2018年1月1日日本発便からプレミアムエコノミークラスを日本路線に導入すると発表した。対象は、羽田/成田~ハノイ線(VN385/384便、VN311/310便)と成田~ホーチミン線の午前便(VN301/300便)。
現在、羽田~ハノイ線はエアバス A350-900型機、成田~ハノイ線および成田~ホーチミン線にはボーイング 787-9型機が就航しているが、それぞれやや仕様の異なるプレミアムエコノミークラスを設定し、ビジネスクラスとエコノミークラスを合わせて3クラス制になる。
ベトナム航空のプレミアムエコノミークラス導入便
・羽田~ハノイ線(VN385/384便)、2018年1月1日から
・成田~ハノイ線(VN311/310便)、2018年1月2日から
・成田~ホーチミン線(VN301/300便)、2018年1月2日から
ベトナム航空のプレミアムエコノミークラスの仕様
・エアバス A350-900型機(羽田~ハノイ線)
座席数:36席
配列:2-4-2
シートピッチ:91~96.5cm
シート幅:45.7cm
リクライニング角:非公開
機内エンタテイメント:11インチ
・ボーイング 787-9型機(成田~ハノイ/ホーチミン線)
座席数:35席
配列:2-3-2
シートピッチ:106.7cm
シート幅:51cm
リクライニング角:非公開
機内エンタテイメント:10.6インチ
会見では、ベトナム航空 日本支社 日本地区総支配人のヴー・グェン・クォイ氏が「日本は重要なマーケットであり、最新機材を投入している。プレミアムエコノミークラスの日本路線導入によって、サービス面全般で質の向上を図っていきたい」と述べ、ビジネス利用のユーザーはもちろん、観光目的の利用者にも使ってほしいと話した。また、2018年6月(夏ダイヤ)から、成田~ホーチミン線の午後便(VN303/302便)で使用しているエアバス A321型機をA350-900型機に入れ換えると明かした。
続いて旅客営業部の森田順悟氏は、プレミアムエコノミークラス利用者は優先チェックイン、優先搭乗、バゲージクレームでも優先取り扱いなど、「ビジネスクラスに近いサービスを受けられる」と説明。特にボーイング 787-9型機に導入するプレミアムエコノミークラスのシートは、シートピッチが106.7cm、シート幅が51cmで、ともにビジネスクラスシートと同じ値になっていると強調した。
また、同社のCA(客室乗務員)が制服として着用しているアオザイや食、リゾート地についての最新事情を説明。ベトナムは南北に長いため、中部は4月以降に日本の夏型の気候になり、南部は10月以降にベストシーズンを迎える。なかでもダナンはリゾート地として注目を集めており、カップル、家族、友人同士など層を問わずに楽しめるという。こうしたリゾートには5つ星ホテルが多くあり、リゾート婚やハネムーン先としても人気が高まっているとのことだ。
最後に登壇したのは、アオザイの制服を着用した同社CAの中谷咲予(さよ)氏。アオザイの制服によって「機内に入ったときからベトナムを感じてほしい」という。また、今回のプレミアムエコノミークラス日本路線導入を記念して、会見会場になった「RAMO FRUTAS CAFE」(東京都中央区銀座)では、12月13日から19日まで、ベトナム航空とのタイアップを実施する。期間中はベトナムのスイーツ「チェー」をアレンジした「プレミアムフルーツチェー」(880円、税別)を提供するほか、店内ではベトナム雑貨などの販売を実施、ベトナム旅行の相談も受け付ける。