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ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施

ベトナムを新発見できる女子旅からビジネスユースで重宝するシートなど紹介

2017年10月23日 実施

ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 ベトナム航空の日本地区総支配人のブー・グェン・クォイ氏が挨拶
ベトナム航空の日本地区総支配人のブー・グェン・クォイ氏が挨拶

 ベトナム航空は10月23日、都内で「セールス&プロダクトセミナー」を実施。2017年下期の冬期スケジュールにおける新要素から、注目のベトナムリゾートエリア、2018年1月1日より本格導入のプレミアムエコノミークラスなどについて紹介した。

 セミナーの冒頭ではベトナム航空の日本地区総支配人ブー・グェン・クォイ氏が「1994年の週3便での就航から始まり、現在は週70便まで成長いたしました。日本市場はベトナム航空において重要であり、今まで以上のサービス向上、定時性、安全性に快適性を目指していきたいと考えています」と挨拶。

 さらに「この冬の新たなサービスとして、羽田~ハノイ線、成田~ハノイ線、成田~ホーチミン線で、2018年1月1日分よりプレミアムエコノミークラスの販売をスタートしました。日本からベトナムへの渡航が非常に好調な現在、ツーリズムだけではなく業務渡航での利用が増加しています。最新機材を導入するだけでなく、サービスの面でも快適に過ごせるようにと今回本格導入を決定しました。今回の羽田、成田線でのプレミアムエコノミークラスの販売を通じて、日本のお客さまにアピールし、弊社に注目していただけたら幸いです」と話した。

ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 市場動向などについて語るベトナム航空 旅客営業部の青木英雄氏
市場動向などについて語るベトナム航空 旅客営業部の青木英雄氏

 旅客営業部の青木英雄氏は、市場動向についてを解説。まずは、10月29日から2018年3月24日までの冬期スケジュールを取り上げ、成田~ホーチミン線のスケジュール改定により、成田発の午後便が14時55分出発となったことをアピール。深夜だった現地到着が早まり、体力的にも精神的にもより負担の少ない旅が楽しめるようになるほか、MICEグループや旅行パッケージにも取り入れやすい便となりマーケティング上でも価値が上がると説明した。さらにVN303便(成田~ホーチミン)については、2018年の夏に機材の大型化を検討中であることにも言及。

 ベトナム市場についてはハノイ、ホーチミン、ダナン、フエをはじめとするエリアとともにクイニョンが一律に成長していると話し、さらに次なるデスティネーションとしてフーコックを紹介。ベトナム航空としても、ダナン行きが高い搭乗率を維持していることを例に、次なるエリアのブランディング化を推し進めていきたいとのことだった。

プレミアムエコノミークラスを2018年1月より導入、ゆったりシートで快適にハノイ&ホーチミンへ

ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 ベトナム航空 旅客営業部の篠原昌志氏がプレミアムエコノミークラスについてを解説
ベトナム航空 旅客営業部の篠原昌志氏がプレミアムエコノミークラスについてを解説

 続いて旅客営業部の篠原昌志氏が、2018年1月1日よりプレミアムエコノミークラスを導入することを紹介。すでにパリ、ロンドン、フランクフルトのヨーロッパ路線で導入済みであり、確かなクオリティで日本路線でも安定したサービスを提供できると自信を見せた。羽田~ハノイ(VN385/384便)、成田~ハノイ(VN311/310便)、成田~ホーチミン(VN301/300便)で導入し、現在は上級会員向けのアップグレードとなっているが、1月分より正式に価格設定し提供する。

 エアバス A350-900型機(A350XWB)のプレミアムエコノミーは36席で2-4-2の配列で、エコノミークラスに比べると約10cmほど広い約91~96.5cmのシートピッチや、シート幅45.7cmが魅力。

 ボーイング 787型機のプレミアムエコノミーは35席で、2-3-2の配列。シートピッチ約106.7cm、シート幅約51cmとビジネスクラスと同等になっている。

ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 エコノミークラスとプレミアムエコノミークラス、そしてビジネスクラスの座席の違いを数字で説明
エコノミークラスとプレミアムエコノミークラス、そしてビジネスクラスの座席の違いを数字で説明
Vietnam Airlines - Premium Class Experience
ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 価格についてベトナム航空 マーケティング&プロダクトチームの森田義範氏が説明
価格についてベトナム航空 マーケティング&プロダクトチームの森田義範氏が説明

 また、価格に関してはマーケティング&プロダクトチームの森田義範氏が説明。すでに販売を開始した2018年1月1日以降の羽田~ハノイ線、成田~ハノイ線、成田~ホーチミン線は、プレミアムエコノミークラスフレックス(予約クラス:W)が往復で約30万円、プレミアムエコノミークラススタンダート(予約クラス:Z)が同約14万円、プレミアムエコノミークラススタンダート(予約クラス:U)が同約10万円となっており、直前でも比較的リーズナブルであることを例に、十分に利用者にアピールできると話した。

ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 マイレージプログラムについて話すベトナム航空 マーケティング&プロダクトチームの富倉聡氏
マイレージプログラムについて話すベトナム航空 マーケティング&プロダクトチームの富倉聡氏

 マーケティング&プロダクトチームの富倉聡氏は、マイレージの加算率について、予約クラスがW・Zの場合は125%、Uの場合は110%の予定であると言及。さらに2017年9月からANAとの提携を強化し、従来はANA(全日本空輸)とのコードシェア便のみがマイレージ加算対象だったが、コードシェア便のある区間すべてのフライトが加算対象になったことにも触れた。

ダナンを始めベトナムの7つのリゾートに注目。1年を通して各エリアのビーチでたっぷり楽しめる

ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 旅客営業部の渡辺将吾氏がオススメのビーチリゾートを提案
旅客営業部の渡辺将吾氏がオススメのビーチリゾートを提案

 続いては、旅客営業部の渡辺将吾氏によるビーチリゾートの紹介。ベトナムは、東側の多くが海に面しているため、ビーチリゾートが多数存在する。なかでも7つのお勧めビーチリゾートへの旅を提案。

 人気のダナンにフィーチャされることが多い昨今だが、実は年間を通じてビーチリゾートが楽しめるのがベトナム。ダナンが雨季に入り台風シーズンになると世界遺産や都市での観光がメインになりがちだが、まだまだパッケージツアーも少なく、ガイドブックに掲載されていないリゾートが豊富にあるという。

今回取り上げたのは、ランコー、ダナン、ホイアン、クイニョン、ニャチャン、フーコック、コンダオ島。

 ランコーはダナン国際空港からクルマで1時間ほどの漁村近郊の注目エリア。高級リゾートのバンヤンツリー・ランコー・リゾートがあり、自然豊かでのどかな時間が過ごせるエリアだ。日本が夏のときにベストシーズンのため夏休みなどの利用に最適だ。

 ダナンとホイアンは、人気の観光エリアで空港からのアクセスもよく、ホイアンは街全体が世界文化遺産としても有名。美しいランタンが名物で昼夜問わずフォトジェニックなエリアとなっている。ダナンは2017年にAPEC(アジア太平洋経済協力)が開催され、2018年には新規ホテルの開業などが目白押し。チャム島やタムハイ島など新しいリゾートエリアも注目どころ。

 クイニョンは、ダナンとニャチャンの中間でダイナミックな石柱群を見ることができる。冬便は乗り継ぎを考慮してホーチミン滞在後に訪れるのがよい。

 ニャチャンのディエップ・ソン島では干潮時に現われる砂浜を通り、その先の島に訪れることができる。周辺の島々へのアイランド・ホッピングも楽しめる。

 フーコック島は、MICEとFITのセグメントが伸びているエリア。ホーチミンから飛行機で1時間程度のエリアにあり、海鮮料理が自慢。また、夕日の美しさにも定評がある。

 コンダオ島はまさに隠れ家リゾートで、未開エリアが多いからこその魅力がたっぷり。10月からがまさにベストシーズンでフーコックとともに日本が冬の季節に訪れて楽しめるビーチリゾートとなっている。

 なお、ビーチリゾートへ空港から直接向かってもよいが、ダナンやホーチミンなどの都市部に宿泊後に、リゾートへ向かうのがお勧めとのことだった。

ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 ランコー
ランコー
ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 ダナン・ホイアン
ダナン・ホイアン
ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 クイニョン
クイニョン
ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 ニャチャン
ニャチャン
ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 フーコック島
フーコック島
ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 コンダオ島
コンダオ島
ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 1年を通してさまざまなエリアのビーチリゾートの滞在が楽しめると図で説明
1年を通してさまざまなエリアのビーチリゾートの滞在が楽しめると図で説明
ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 旅客営業部の舘野いずみ氏が女子旅向けの戦略についてを紹介
旅客営業部の舘野いずみ氏が女子旅向けの戦略についてを紹介

 プロモーションに関しては、旅客営業部の舘野いずみ氏が解説。女性層に向けてのアピールをさらに意識し、AKB48の入山杏奈氏と加藤玲奈氏がダナン・ホイアンを訪れるスペシャル動画などを製作。認知度のアップを図っている。実際に2名でのベトナム旅行者はとても多く、女性のトラベラーの割合が高いベトナム。世界情勢により人気のビーチリゾートへなかなか行きにくい状況のなかで、安心・安全な部分をアピールしながら、ベトナムのよさを知ってもらえるように基盤作りをしていきたいとのこと。今後は食事やホテルなどとともにマリンスポーツやゴルフ、ウェディングに関しても訴求していければと考えていると語った。

ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 AKB48の入山杏奈氏と加藤玲奈氏がダナン・ホイアンを訪れるスペシャル動画やベトナム航空に特化した動画なども配信中
ベトナム航空がオススメリゾートや新導入の快適シートをPR「セールス&プロダクトセミナー」実施 AKB48の入山杏奈氏と加藤玲奈氏がダナン・ホイアンを訪れるスペシャル動画やベトナム航空に特化した動画なども配信中
AKB48の入山杏奈氏と加藤玲奈氏がダナン・ホイアンを訪れるスペシャル動画やベトナム航空に特化した動画なども配信中

 ホーチミンなどの人気のシティエリアに年間を通して楽しめるビーチリゾートなど見どころが盛りだくさんのベトナム。その魅力とともに、プレミアムエコノミークラスの本格導入で旅行はもちろん、ビジネスユースでもさらに移動の快適さがプラスされる羽田・成田の路線。比較的リーズナブルな価格で新しいユーザーの確保を狙うベトナム航空の次の一手に期待できるセミナーであった。