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NEXCO西日本、12月10日開通の新名神 高槻JCT・IC~川西ICを公開。宝塚渋滞解消へ
川西IC~神戸JCTは2017年度末開通
2017年11月22日 16:46
- 2017年11月21日 公開
NEXCO西日本(西日本高速道路)関西支社は11月21日、12月10日15時に開通する新名神高速道路の高槻JCT(ジャンクション)・IC(インターチェンジ)~川西ICを報道関係者に公開した。
公開されたのは、高槻JCT・IC~川西ICの26.2㎞にある「川西IC」「川西トンネル」「箕面とどろみIC」「佐保川橋」「茨木千提寺PA(パーキングエリア)」「高槻JCT・IC」という6つのポイント。
取材陣を乗せたバスは、川西IC側から高槻JCT・ICへ移動したので、写真を中心に順番にお伝えしていく。
川西IC
川西ICの料金所では同施設に採用されている「平面監視カメラ」が紹介された。料金所のトールゲートと照明ポールに設置された複数台のカメラの映像を合成することで料金所全体を見渡せることが可能、トラブル発生時の状況をいち早く把握することが可能になるという。
ロボットカメラを設置する川西トンネル
川西トンネルでは最新のトンネル設備としてトンネル内の状況を映像で確認することができる自走式の「走行ロボットカメラ」が紹介された。ロボットカメラは照明設備とともに併設された走行レーンを20km/hで移動することができる。平常時は充電設備のある入り口付近で待機しており、トラブルが発生した現場に急行して映像を撮影、タブレット端末でトンネル内の状況を確認できる様子が示された。
新名神では、このような走行ロボットカメラを1500m程度未満のトンネルに設置するとともに、1500m程度以上のトンネルでは固定式の双眼監視カメラを50m間隔で設置して、トンネル内の安全を見守るとしている。
箕面とどろみIC
同区間の開通により沿線地域の開発も進むことが期待されており、箕面とどろみICでは大阪府から沿線の宅地開発状況が紹介されるとともに、続いて案内された佐保川橋においても、茨木市、物流事業者から沿線で進む物流施設の開発状況の紹介もされた。佐保川橋から見渡せる範囲には、すでに物流センターが建設されていることが確認できた。
茨木千提寺PA
茨木千提寺IC付近に建設された茨木千提寺PAは、男子トイレ、女子トイレ、多目的トイレ、ベビーコーナーなどを設置。トラックドライバーやビジネスユーザーに向けたPAとして、男子トイレには洗髪コーナーや着替えのコーナーなども用意、個室トイレにはスマートフォンやお財布など、忘れ物を防止するアイディアが取り入れられた。