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日本トランスオーシャン航空が就航50周年。記念式典で南西航空時代からの歴代制服披露

2017年7月1日 実施

日本トランスオーシャン航空が7月1日に就航50周年

 JTA(日本トランスオーシャン航空)は、1967年7月1日に南西航空として就航してから、2017年7月1日で50周年を迎えた。当日、那覇~石垣便(JTA601便、7時20分発)の出発に先立ち、那覇空港の搭乗口前で記念セレモニーが行なわれた。

 同社は1967年に南西航空株式会社として誕生。那覇~久米島・宮古・石垣・南大東、宮古~石垣、石垣~与那国の6路線で運航を開始した。この6路線は一部RACに移管し、現在も運航している。

 1993年7月1日に日本トランスオーシャン航空に社名変更。2012年にはジンベエザメをあしらったジンベエジェットを就航させるなど、沖縄らしさを活かした企画を積極的に展開している。

 JTA代表取締役社長の丸川潔氏は「就航当時はプロペラ機で年間3万人にご利用いただき、今ではRAC(琉球エアーコミューター)便を合わせて年間60万人にご利用いただいている。50年間の累計は2600万人以上であり、生活路線としてはもちろん日本を代表する観光路線に成長した。那覇~石垣便は就航当初から運航している記念すべき路線であり、八重山は星空保護区として期待されている地域。インバウンド客からの期待も高まる路線。50周年を迎え、創業当初の気持ちに立ち返り、地域の発展、離島の発展に寄与していけるよう努力・精進していきたい」と挨拶した。

日本トランスオーシャン航空株式会社 代表取締役社長 丸川潔氏。50周年を迎え、気持ちを新たに代表挨拶

 セレモニーには、CA(客室乗務員)が歴代制服を着用して参列。就航当初のコバルトブルーのミニスカートや、SWALジェットのシンボルカラーに合わせたオレンジのスーツ、かりゆしウェアの夏服など、一堂に並んだ様子は華やかであり、懐かしさを感じた人も多かったようだ。

 実際に那覇~石垣のJTA601便と石垣~那覇のJTA600便、那覇~宮古のJTA551便および宮古~那覇のJTA552便ではそれぞれ5名のCAが歴代制服を着用して乗務した。

歴代制服が一堂に集まった。デザインには時代ごとの流行なども反映されている
左のコバルトブルーの制服が第1号。時代を反映してミニスカートだ。右は1978年のSWALジェット就航に合わせたオレンジ色の制服
左は1987年の社名変更に合わせて採用されたエメラルドグリーンの制服。中央は1999年より採用されたかりゆしウェアの夏服
中央は2007年から採用された制服。ヨシエイナバによるデザイン。右端は丸山敬太氏がデザインを手掛けたJALグループ共通の現行制服で、スカーフがJTAデザイン

 JTA601便の使用機材は、南西航空時代のデザインを復刻させた「SWALジェット」(登録記号:JA8999)。乗務員の制服とともに懐かしさを感じさせる演出だ。

 また50周年を記念して、機内座席のヘッドレストには50周年記念ロゴ入りの紅型デザインカバーを装着。搭乗客には記念ロゴ入りの「フリクション」ペンもプレゼントされた。

JTA601便の使用機材「SWALジェット」
搭乗客には記念品が贈呈された
JTA601便をお見送り
続いて出発したJTA552便(那覇~宮古)をお見送り。機材はサクラジンベエ